ワイヤーフレームは、webページの作成や更新に重要で、webページのクオリティに大きな影響を与えます。ワイヤーフレームを作成するツールは、サービスによって機能が異なるので自社のニーズに沿ったツールを選ぶことがポイントです。この記事では、ワイヤーフレーム作成ツールの機能や導入メリット、おすすめのサービスを紹介するので、自社の目的を達成できるツールを導入しましょう。
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目次
ワイヤーフレームとは
ワイヤーフレームとはwebページの設計図のことで、ページ内のどこに、何の項目を、どのように配置するかをまとめたレイアウトのパターンのことです。たとえば「TOPページの上部にメインビジュアルとなる画像を配置する」「新着記事をページの中心に5記事配置する」「広告バナーはメインビジュアルの下に配置する」のような内容が図で表されているので、ワイヤーフレームを見るだけでどこに何を配置するのか把握できます。webページのテーマや目的に合わせてワイヤーフレームを作成するため、この設計図を用いれば、webページの作成や更新をスムーズかつハイクオリティに行うことが可能です。
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ワイヤーフレームツールの基本機能
テンプレート機能
初心者でも簡単に作成できるように、webページを構成するのに必要な項目が含まれたテンプレートが設けられています。TOPページや料金ページ、新規登録ページなど、ページの目的に応じてテンプレートを使い分けられるので、自由にカスタマイズが可能です。わかりやすくきれいに可視化できるため、構成を考えるのが苦手な人でも安心してワイヤーフレームを作成できます。
複数人での編集機能
リアルタイムで共同編集できる機能が備わっているので、遠く離れた人とも会話をしながら柔軟にワイヤーフレームを作成できます。webページは、さまざまな人の意見を参考に作成することが多いです。リアルタイムで他者の意見を反映できることで、作業効率が格段にアップするため、速やかにwebページ作成の段階に移行したいときに効果を発揮します。
コミュニケーション機能
ワイヤーフレームツールのチャット機能やコメント機能を活用すれば、ほかのコミュニケーションツールを利用する必要がありません。連絡をやり取りするためにわざわざツールを切り替えずに済むので、作業効率の向上が期待できます。特に、クライアントなど外部とワイヤーフレームを共有するときに、スムーズなコミュニケーションが実現可能です。
一元管理機能
チームなど複数人でwebサイトの作成に取り組む場合に、メンバーのアイデアをまとめて管理することができます。すべての情報が集中しているので、見たいデータをすぐに見つけることが可能です。データ更新も自動で反映されるため、メンバー間の情報共有にも役立つ機能と言えます。
ワイヤーフレームツール導入のメリット
簡単操作で素早くワイヤーフレームを作成できる
初心者でも簡単に使えるインターフェースになっているので、ドラッグ&ドロップをするだけでwebページのレイアウトを作成できます。ワイヤーフレームを作成するときに、webページに必要な情報を視覚化しながら設計を進められるため、レイアウトの構築が苦手な人や初めて設計図を作成する人でも、スムーズにストレスなく作業を進めることが可能です。
ワイヤーフレームのクオリティが上がる
マルチカラムやサイドバーなどが細かく設定できるようになっているので、素人が一から作成するよりもワイヤーフレームのクオリティが高くなります。実際のwebページの構成に近い形でワイヤーフレームが出来上がるため、ハイクオリティのwebサイトを作りたい企業ほど効果が大きいです。
関係者と簡単にデータを共有できる
ワイヤーフレームツールで作成したレイアウトはデータで保存するため、関係者と簡単に共有することができます。特に、オンライン上でデータを保管するクラウド型(オンライン上でデータを管理しブラウザ上で共有できるソフトウェア)サービスを利用することで、インターネット環境下にいれば、いつでも確認することが可能です。クライアントとのやりとりに効果的なので、外部と連携してwebページを作成する企業ほど恩恵を受けられます。
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ワイヤーフレームツールの選定ポイント
共有・共同編集しやすいもの
ワイヤーフレームツールを複数人で共有する場合は、共有・共同編集しやすいものにしなければなりません。導入形態にはインストール型(パソコンにインストールして使うソフトウェア)とオンライン上でデータを管理するクラウド型があるので、共同編集が必要な場合はクラウド型のサービスのほうが使い勝手が良いです。ただし、インストール型よりもクラウド型のほうが運用コストはかかるので、予算や使用ユーザー数に応じて好ましいほうを選びましょう。
操作性が簡単なもの
ワイヤーフレームツールを使うのは、専門的な知識を持っている人ばかりではないので、初心者やパソコンに疎い人でも使える操作性になっているほうが好ましいです。特に、人材配置が頻繁に行われる企業の場合は、引継ぎなど手間がかかります。ツールによっては、無料トライアルを利用できるものもあるため、シンプルな設計で直感的に使えるツールを選びましょう。
マルチデバイスに対応しているもの
パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットに対応しているツールのほうが利便性は高いです。作成したwebページのレイアウトを、スマートフォンやタブレットの専用アプリで共有・確認できれば、時間や場所に囚われずに活用できます。対応OSを確認して、WindowsだけでなくmacやiOS、Androidなどマルチデバイスに対応しているサービスを利用しましょう。
ワイヤーフレームツール おすすめ11選
Figma
Figma は、オンライン上で簡単にワイヤーフレームを作成できるツールで、時間や場所を選ばずに利用可能です。アカウントを取得すれば、事務所にいなくても作業を行えるので、自宅や離れたワークスペースでの作業が可能になり、業務効率アップに役立てられます。利便性が高くリモートワークを推奨している企業でも導入できるツールです。
Figmaの特徴
- プロトタイプ(デモンストレーション目的の設計)を作成することで、実際のwebページの完成形をイメージできる
- 場所にとらわれず、1つのファイルを複数人で編集できる
- 使用ユーザーが2人までなら、フリープランを利用できる
Figma
URL: https://www.figma.com/
Cacoo (カクー)
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Cacoo (カクー) は、日本シェアNo1のプロジェクト管理システム「Backlog (バックログ)」運営のヌーラボ社が提供する、ワイヤーフレームやフローチャート、マインドマップ、ネットワーク図、プレゼン資料などを作成できる「オンライン作図ツール」です。チームの共同作業が円滑に進められるような機能が豊富です。100種類以上のテンプレートが搭載されているため、かんたんに作図できます。
Cacooの特徴
- 豊富なジャンルのテンプレートがあり、かんたんに作成できる
- ビデオ通話やチャットでリアルタイム共同編集できる
- 個人で使えるフリープラン、無料トライアルあり
Adobe XD
Adobe XD は、デバイスごとにテンプレートが用意されており、スマートフォンやタブレットでもワイヤーフレームを作成できるツールです。余白表示やリピート機能など便利な機能が豊富で、パソコンに疎い人でも簡単かつハイクオリティにレイアウトを考えられます。作成したワイヤーフレームをURLで共有できるので、速やかな情報伝達が実現可能です。
Adobe XDの特徴
- 画面プレビューでデザインを確認しながら修正できる
- プロトタイプ機能で、webページの遷移や項目の動きを把握できる
- 基本的な機能を無料なので、使い勝手を試すことができる
Adobe XD
URL: https://www.adobe.com/jp/products/xd.html
Sketch
Sketch は、Bogemian Coding社が開発したmac用のワイヤーフレームツールで、直感的な操作性になっています。デフォルトのテンプレートやショートカット機能を使えば、作業時間を短縮できるため、使いやすさを求める人におすすめできるツールのひとつです。mac用のツールを探している企業は試しに無料トライアルを利用してみましょう。
Sketchの特徴
- webデザインに特化しているので、初心者でも使いやすい
- iOSアプリを通して、デバイス上のデザインを確認できる
- すべての機能を30日間無料で利用できる
Sketch
URL: https://www.sketch.com/
Mockingbird
Mockingbird は、ブラウザ上で編集作業ができるワイヤーフレームツールで、必要な項目(素材)をドラッグで配置するだけでレイアウトを作成できます。PDFやPNG形式での書き出しに対応しているので、データとして保存することも可能です。アカウントを作成しなくてもすぐに利用できるため、試しにワークフレームツールを導入してみたい企業に向いています。
Mockingbirdの特徴
- ショートカットキーが利用できるので、作業時間の短縮ができる
- プロフィール写真や動画など完成がイメージしやすい素材が多い
- 一部機能は制限されるが、無料版を試すことができる
Mockingbird
URL: https://gomockingbird.com/home
moqups
moqups は、直感的な操作性になっているワイヤーフレームツールで、ステンシルやフォント、アイコンなどが豊富に揃っているため、細かくレイアウトを設計できます。また、お気に入りの既存のデザインをアップロードすれば、イメージに近いワイヤーフレームを作成可能です。デザインにこだわって、クオリティの高いwebページを作りたい企業は、無料プランで使い勝手を確かめてみましょう。
moqupsの特徴
- ショートカットキーで作業時間を削減できる
- 画像のアップロード機能で、オリジナルのレイアウトにできる
- 1つのプロジェクトだけしか利用できないが無料プランもある
moqups
URL: https://moqups.com/
Prott
Prott は、素材をドラッグ&ドロップするだけで簡単にワイヤーフレームを作成できるツールです。画面遷移やアニメーションを設定した動くプロトタイプも作成可能で、完成形のイメージがしやすく作業プロセスをスムーズに進められます。iOSアプリの設計やワイヤーフレーム作成に必要な機能が揃っているので、初心者でも安心して利用できるサービスです。
Prottの特徴
- ワイヤーフレーム作りでよく使う素材を登録すれば、いつでもすぐに利用できる
- URLの発行により、Prottを利用していない人とも簡単に共有できる
- すべての機能を30日間無料で利用できる
Prott
URL: https://prottapp.com/ja/
Wireframe.cc
Wireframe.cc は、web上で自由にワイヤーフレームを描けるツールで、登録せずにサービスを利用できます。ドラッグするだけで簡単にワイヤーフレームを描くことができるので、絵が苦手な人でもストレスなく作業を進めることが可能です。時間をかけずにサッと必要最低限のレイアウトを作成したい企業向けのサービスと言えます。
Wireframe.ccの特徴
- ワイヤーフレームが個別に保存され、簡単にURLを発行できスムーズに共有できる
- 解説ムービーがあるので、初心者でも安心して利用できる
- 7日間の無料トライアルを利用できる
Wireframe.cc
URL: https://wireframe.cc/
marvel
marvel は、直感的な設計やプロトタイピングツールによって、速やかにワイヤーフレームを作ることができます。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットにも対応しており、どのデバイスからでもレイアウトの設計が可能です。リンク共有によってどこからでもアクセスできるので、チームでwebページ制作を行っている企業に適したツールと言えます。
marvelの特徴
- すべてのデバイス向けに数百種類のワイヤーフレームのテンプレートが設けられている
- アプリを使えば、手書きのワイヤーフレームをスマートフォン内でプロトタイプ化できる
- 無料プランでも無制限にプロジェクトを作成できる
marvel
URL: https://marvelapp.com/
Justinmind Prototyper
Justinmind Prototyper は、Webおよびモバイルアプリ用のオールインワンプロトタイピングツールで、ワイヤーフレームから高度なプロトタイプまで作成可能です。スタイルやサイズ、レイアウトの設計だけでなく、webインタラクションの設定も行えます。モバイルアプリのプロトタイプを回転やスワイプ、スクロールで確認できるので、完成形のイメージがしやすいツールです。
Justinmind Prototyperの特徴
- リキッドレイアウトによって、ページ上の要素がさまざまな画面サイズや向き、比率に適応できる
- 設計中にプロトタイプの動作を確認でき、シミュレーションできる
- 利用できる機能は制限されるが、無料版を利用できる
Justinmind Prototyper
URL: https://www.justinmind.com/
Invision
Invision は、複数人で共同編集できるワイヤーフレームツールで、作成したデザインに対してコメントやログを共有できるシステムになっています。LIVE SHARE機能によって、サービスに登録することなくコメントを書き込めるため、外部とも連携が取りやすいツールです。UserTesting.comと連携することにより、簡単にテストをすることも可能なので、リアルタイム編集に便利な機能が揃っています。
Invisionの特徴
- PNG、JPG、GIF、PDFなど、豊富な形式でファイルを保存できる
- DropBoxやGoogleドライブなどと連携している
- プロジェクトの作成は1つまでという制限はあるが、無料で利用できるプランがある
Invision
URL: https://www.invisionapp.com/
WEB上で簡単にドキュメント作成・管理ができるツール「NotePM」
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ワイヤーフレームツールを導入して業務効率をアップしよう
ワイヤーフレームツールを導入することで、専門的な知識がなくても素早くハイクオリティのワイヤーフレームを作成できます。サービスごとに機能や料金が異なるため、自社のニーズにマッチしたツールを選ぶことが重要です。今回紹介した3つの選定ポイントと11のおすすめサービスを参考に、自社の目的を達成できるツールを導入しましょう。
ワイヤーフレームの作成業務含め、マネージャーとしてチームの業務効率をアップさせるコツについて下記記事で解説しています。ぜひご覧ください。
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