こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
監視システムの導入は、さまざまな業種の企業で避けられないテーマの1つです。店舗や社屋のセキュリティを向上させながら、監視や防犯業務を効率化するには、クラウドカメラの活用が有効です。そこで本記事では、おすすめのクラウドカメラサービス10選と、機能やメリット・デメリット、選び方を詳しく解説します。
目次
クラウドカメラとは?
ここでは、クラウドカメラについて以下3つの点から解説します。
- クラウドカメラとは
- クラウドカメラの種類
- クラウドカメラの用途
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
クラウドカメラとは
クラウドカメラとは、カメラで取得した映像をインターネットを介してクラウド上に保存できるサービスのことを指します。クラウドカメラで保存した映像は、PCやスマートフォンを使用してどこからでもリアルタイムで閲覧できます。「クラウド対応防犯カメラ」や「クラウド接続監視カメラ」と呼ばれることもあります。
クラウドカメラの種類
クラウドカメラの種類は多岐にわたり、映像のみを録画するものから、音声も一緒に記録するものまであります。360度撮影が可能なカメラや、180度の広角レンズを持つカメラ、特定の方向に焦点を当てるカメラ、夜の環境でも映像を捉える赤外線カメラ、そして耐水・防塵機能を備えたアウトドア用のカメラ、熱感知カメラなどもあります。
クラウドカメラの用途
クラウドカメラは、主に犯罪の予防や顧客満足度の向上、宣伝活動の成果確認などに使われます。また、店内や駐車場の混雑具合の確認、建築作業現場の異常検知、施設の利用状態チェックといった用途で活用している企業も少なくありません。業種やビジネスの形態に応じて、さまざまな目的に使えるのがクラウドカメラの特徴です。
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クラウドカメラの導入メリット
クラウドカメラの導入メリットには、以下の4つがあります。
- 犯罪などのトラブル抑止ができる
- 監視業務の効率化が図れる
- データ紛失のリスクが少ない
- 顧客満足度の向上につながる
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
犯罪などのトラブル抑止ができる
クラウドカメラの導入メリットの1つ目は、犯罪などのトラブル抑止ができることです。クラウドカメラを導入することで、来客に「管理者が監視している」ことが分かり、防犯に役立ちます。また、店舗運営などではレジエリアやキッチンにカメラを設置することで、精算時の不正行為、備品や食材の盗難など、従業員の不適切な行動への警戒を高めることにもつながります。
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監視業務の効率化が図れる
クラウドカメラの導入メリットの2つ目は、監視業務の効率化が図れることです。クラウド防犯カメラを利用すると、どこからでも複数の店舗の様子を一度に確認できます。直接現場に行くことなく、カメラで映している場所の状態をリアルタイムで閲覧できるため、遠くの店舗でのトラブルにも対応しやすくなります。さらに、一画面で各店舗の映像を見ることができるので、監視にかかる業務を効率化し、人件費のコストも削減可能です。複数の店舗を運営している場合は、監視業務が効率的になるでしょう。
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データ紛失のリスクが少ない
クラウドカメラの導入メリットの3つ目は、データ紛失のリスクが少ないことです。クラウドカメラは映像を分析する機能を持つものもあるため、問題が発生したときに迅速な行動を取ることができます。例えば、異常な動きを感知するとアラートが出るように設定すれば、犯罪の発生を事前に防ぎ、被害を最低限にとどめることができるでしょう。
顧客満足度の向上につながる
クラウドカメラの導入メリットの4つ目は、顧客満足度の向上につながることです。近年、クラウドカメラの活用法として「販売促進の分析」が注目されています。クラウドカメラで顧客の動きを調査し、販売戦略に取り入れるという手法です。例えば、店内の特設コーナーにどれだけの人が訪れたかや、前回のイベントとの訪問者数の違いなどを分析できます。
映像情報をリアルタイムで見ることで、来店状況の把握や訪問者数の計測、さらに、顔認識といった販促専用の機能を持つサービスを利用すれば、来店者の性別や年代などの特性を分析できます。クラウドカメラから顧客情報を取得できれば、即座にキャンペーンなどの販促活動に反映させ、顧客の満足度を上げられるでしょう。
クラウドカメラの導入デメリット
クラウドカメラには、以下3つの導入デメリットがあります。
- 導入・運用コストがかかる
- 情報漏洩のリスクがある
- 通信回線の影響を受ける
それぞれについて、詳しく解説します。
導入・運用コストがかかる
クラウドカメラの導入デメリットの1つ目は、導入・運用コストがかかることです。低価格帯のクラウドカメラもありますが、高機能を求めると本体価格は高くなる傾向にあります。しかし、クラウドカメラの導入には、従来型の防犯カメラとは異なり、配線や工事の費用が必要ありません。全体的なコストを考慮すると、実質的にはリーズナブルに導入できるケースもあります。
また、クラウドカメラでは、映像をクラウドに保存するためのサーバー利用料が発生します。費用は月額数千円程度で大きな負担とは言えませんが、従来のカメラと比較すると、継続的な費用がかかるという面がデメリットです。サーバーの利用料は、録画する時間やカメラの数によって変わります。特に、多数のカメラを設置する場合や、一日中監視を行う状況では、継続的にコストがかかる可能性があるため、慎重に検討する必要があるでしょう。
情報漏洩のリスクがある
クラウドカメラの導入デメリットの2つ目は、情報漏洩のリスクがあることです。クラウドカメラは、常時インターネットにつながっているため、適切なセキュリティ対策を施していないと、サイバー攻撃や不正アクセスのリスクがあります。カメラが捉える人々の映像は個人情報として扱われるため、データの流出には注意が必要です。万が一、情報漏洩が起こると、企業の信頼性が損なわれる可能性があるため、セキュリティ対策がされているサービスを選ぶ必要があります。
通信回線の影響を受ける
クラウドカメラの導入デメリットの3つ目は、通信回線の影響を受けることです。クラウドカメラは、映像をインターネットを通じてクラウドにアップロードします。そのため、接続が不安定であったり災害などで中断したりすると、「映像の記録ができない」、「カメラの映像が確認できない」などの問題が起こる可能性があります。
さらに、通信が頻繁に途切れる、ネットワーク速度が遅いといった問題がある場合、映像の保存が止まってしまうことも考えられます。しかし、ネットワーク障害時に自動で代替の通信方法やSDカードへの保存に切り替わる機能を持つモデルも少なくありません。通信の安定性に不安がある場合は、バックアップ機能のある製品を選びましょう。
クラウドカメラの選び方
クラウドカメラを選ぶときには、以下の5つのポイントがあります。
- 撮影範囲と画像の精度
- レジの連携や画像解析などの追加機能
- コストパフォーマンス
- トラブル発生時のサポート対応
- セキュリティ性
それぞれについて、詳しく解説していきます。
撮影範囲と画像の精度
クラウドカメラの選び方の1つ目は、撮影範囲と画像の精度です。360°の撮影能力を持つカメラを使用すれば、広い範囲を一台のカメラでカバーでき、設備投資の削減が期待できます。また、施設や店舗で利用するときには、拡大撮影が可能なカメラを選ぶのも方法の1つです。売り場全体の録画ができれば、顧客の移動経路の分析に役立ち、マーケティングの質を高められます。自社の用途や目的に応じて、適切なカメラの種類を選ぶことが重要です。
レジの連携や画像解析などの追加機能
クラウドカメラの選び方の2つ目は、レジの連携や画像解析などの追加機能です。クラウド監視カメラは、単なる監視だけでなく、種類によってはPOSレジと連携することもできます。顧客の動線をデータ化できれば、売上向上のためのレイアウト提案ができるでしょう。業務の効率を上げるため、クレーム対応を強化するため、あるいは混雑状況をリアルタイムで配信する目的など、自社のニーズに合った機能を持つカメラサービスを選ぶことが大切です。
コストパフォーマンス
クラウドカメラの選び方の3つ目は、コストパフォーマンスです。多くのクラウドカメラは、カメラの初期費用と月額のデータ保存費用で料金が設定されています。初期費用に含まれるのは、カメラの購入費や設置費などです。また、月額のデータ保存費用は、映像の長さや保存期間、解像度などによって高くなる場合があります。初期費用・運用費用とサービス内容を照らし合わせ、納得のいく価格かを判断しましょう。
トラブル発生時のサポート対応
クラウドカメラの選び方の4つ目は、トラブル発生時のサポート対応です。どれだけ高性能なカメラでも、使用中にトラブルや疑問点が生じることは避けられません。トラブル時に、迅速かつ的確にサポートしてもらえるかは、使用者の安心感や運用の効率に直結します。24時間365日サポートが提供されているか、またはビジネス時間内のみかを確認し、使い方に応じて選びましょう。
また、緊急時の対応体制が整っているかも重要です。連絡手段は、電話・メール・チャットなど、従業員の可能な方法であるかを確認しましょう。また、カメラの故障や破損時の修理サービスの内容、保証期間や対応費用も事前に確認しておくことをおすすめします。安心して日常的にクラウドカメラを運用するためには、トラブル時のサポート体制を事前にしっかり確認しておきましょう。
セキュリティ性
クラウドカメラの選び方の5つ目は、セキュリティ性です。クラウドカメラは、撮影した映像データをインターネット上のクラウドサーバーに保存するため、セキュリティ対策が不十分な場合、第三者による不正アクセスやデータ漏洩のリスクが大きくなります。特に、カメラに映る映像は、プライバシーに関わる情報や施設や企業の機密情報を含む可能性があります。
カメラからクラウドまでの映像データの転送時に、限定されたユーザーのみが映像データにアクセスできるような認証・認可システムがあるか、ソフトウェアのセキュリティアップデートが定期的に行われるかを確認しましょう。なお、ベンダーが、業界のセキュリティスタンダードや認証を取得しているかを確認することも大切です。しっかりとセキュリティ対策が取られているクラウドカメラサービスを選びましょう。
クラウドカメラのおすすめ10選
ここからは、クラウドカメラのおすすめ10選の特徴を紹介します。
- CLOVA Vision
- safie
- SpotCam
- OPTAGE for Business
- mineo監視カメラサービス
- クラウド型カメラとれ~る
- ギガらくカメラ
- ELMO QBiC CLOUD
それぞれのサービスの特徴を詳しく見ていきましょう。
CLOVA Vision
CLOVA Visionは、動きを感知する能力に優れたクラウドベースの監視・セキュリティカメラです。高解像度映像は、HD及びフルHDと高品質で、人の顔の表情まで撮影可能です。動きを検知すると速やかにアラートを出す機能もあるため、深夜の不審者への迅速な対応も実現可能です。さらに、複数のカメラを一元管理できるため、広いエリアや複数店舗の映像を、一箇所で映像管理したい方にとっては便利に使えるでしょう。
CLOVA Visionの特徴
- フルHDの高画質録画により、詳細な映像を確認可能
- モーション検知機能とその通知機能により、異常を即座にキャッチ
- 複数のカメラをクラウド上で一括管理し、複数箇所の監視ができる
URL: https://clova.line.me/clova-vision
safie
safieは、映像のクオリティと使いやすさを兼ね備えた防犯カメラのクラウドサービスです。スマホやPCから場所や時間を問わずにカメラの映像を確認できるため、現場巡回コストの削減が期待できます。暗号化技術により録画データと通信経路が保護されているため、セキュリティ対策が備わっているサービスを選びたい人におすすめです。
safieの特徴
- HD画質で100万画素、最大30fpsのなめらかな映像を実現
- 暗号化技術により録画データと通信経路が保護
- カメラ本体とクラウド録画利用料のみが必要
URL: https://safie.jp/
SpotCam
SpotCamはクラウドベースの監視カメラサービスです。デバイスを問わず、リアルタイムの映像をいつでも確認できます。事業所の防犯を強化するなど、ビジネス用のクラウドカメラだけでなく、プライベート向けの製品もあります。特別な技術スキルを持たない人でも手軽に設置でき、追加のソフトウェアを導入する必要がないため、ITツールに不慣れな方にもおすすめです。
SpotCamの特徴
- 24時間録画が無料で使える
- 映像の保存に暗号化とSSL技術を利用
- オプションのAIサービスで顔感知や人体感知が行える
URL: https://m.myspotcam.com/jp/feature.html#business
OPTAGE for Business
OPTAGE for Businessは、遠隔地からの一括管理が可能なクラウド録画型サービスです。屋内・屋外・赤外線対応など幅広いラインナップから自社の環境にあった機種を選ぶことができます。また、映像の転送時とクラウドでのデータ管理時には暗号技術が採用されています。ローコストかつ高画質で、ニーズに合わせたカメラを選べるのが特徴です。
OPTAGE for Businessの特徴
- 一括遠隔管理
- 高セキュリティ対策
- 手軽でローコスト
URL: https://optage.co.jp/business/service/iot/cloud_camera/lp.html
mineo監視カメラサービス
mineo監視カメラサービスは、映像をクラウドに録画し、スマホやPCから確認可能なモニタリングサービスです。対応カメラは屋外と屋内の2種類から選べます。30fpsのHD画質による鮮明な映像と、高度なセキュリティ対策が特徴です。また、モバイル回線を利用して手軽に導入でき、固定回線にも対応しています。
mineo監視カメラサービスの特徴
- 30fpsのHD画質により鮮明な映像が確保され、夜間でも利用可能
- モバイル回線を活用し、場所を選ばず導入可能
- セキュア通信やカメラの管理、動体・音声検知の自動アラート、映像のシェアなどの機能が充実
URL: https://mineo.jp/business/m2m-iot/iot/camera//
クラウド型カメラとれ~る
クラウド型カメラとれ~るは、インターネット接続だけでさまざまな場所の映像を遠隔で確認可能な監視カメラサービスです。映像データは安全なクラウド環境に保存され、最大180日間保管。NTT西日本のサポートにより、カメラの設置から機器選定まで手厚いサポートが受けられます。また、トラブル時の原因調査から操作方法のアドバイスも受けられるため、はじめてクラウドカメラを使う企業にも向いています。
クラウド型カメラとれ~るの特徴
- カンタンなカメラ設置と豊富な機器選択
- クラウド保存での高セキュリティと長期保管
- 365日、9時~21時の充実したサポート体制
URL: https://www.ntt-west.co.jp/smb/plan/camera_toreru/
ギガらくカメラ
ギガらくカメラは、24時間いつでもどこからでも映像確認が可能なクラウド型防犯カメラです。レコーダー不要でクラウドに映像を保存でき、HD画質でクリアな映像をスマホやパソコンから確認できます。専任担当による365日サポートを受けられ、リーズナブルな価格で導入できる点も魅力です。1台で最大100人と映像共有が可能で、複数のカメラも一元管理できるため、規模の大きな企業の導入にも適しています。
ギガらくカメラの特徴
- HD画質の映像をクラウド保存するため、物理的なレコーダのトラブルリスクを削減
- 9時から21時までの専任サポートで、初心者も安心して使用可能
- 複数のカメラ映像を一つの画面で確認でき、管理が効率的
URL: https://business.ntt-east.co.jp/content/camera/gigarakucamera//
ELMO QBiC CLOUD
ELMO QBiC CLOUDは、株式会社エルモが提供する先進的なクラウドプラットフォームです。スマートフォンやPCでライブ映像や録画映像を確認できるため、従来型のカメラのようにハードディスクを設置する必要はありません。また、複数の防犯カメラを一括管理でき、HD録画、異常検知通知など、多彩な機能が装備されているのも特筆すべき点です。
ELMO QBiC CLOUDの特徴
- 異常検知の通知などセキュリティを強化するための豊富な機能を搭載
- 屋内用・屋外用・WiFiモデル・有線対応モデルなど、幅広いカメララインナップ
- 画質や録画日数に応じた複数のプランから選択可能
URL: https://elmo-qbiccloud.com/
キヅクモ
キヅクモは、中小企業向けのネットワークカメラサービスです。スマホやPCからどこからでも映像が確認できます。また、AIカメラ分析で「ヒト」「車」「動物」を識別し、重要な場面をクリップ動画として保存することも可能です。さらに、設定ルールに基づく通知機能もできるため、小売業や飲食業の店舗での導入に向いています。
キヅクモの特徴
- AIによる効率的な監視が行え、重要なシーンのみの閲覧が可能
- クリップ動画でのタイムリーな情報提供
- 暗号化通信を採用したセキュリティ
SECURE VS
SECURE VSは、複数店舗の監視カメラにも向くクラウドカメラサービスです。導入方法は、クラウド型とオンプレミス型の2種類から選択できます。初期コストやメンテナンスを抑えたい方向けのプランから、高度なシステム管理や大規模なカメラ運用を求める方向けのプランまで揃っているので、ニーズにあった契約ができるのもポイントです。上位プランでは、データ損失リスクの低減も可能です。
SECURE VSの特徴
- 多種多様なラインナップで、将来のシステム統合や拡張もシームレスに対応
- インストール・維持管理の簡単さと予測や複雑な計算の不要さで、効率的な運用が可能
- SDカードへの一時録画や冗長性を備えたストレージで災害時にも備えられる
URL: https://secureinc.co.jp/solution/eye.html
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まとめ
クラウドカメラを導入すると、監視業務とデータ管理の効率化が見込めます。クラウドカメラを選ぶときには、トラブル対応のサポート体制やセキュリティ性などに注目して選ぶことが大切です。多種多様な感知機能を持つものなどカメラの種類もいくつかあるため、自社にあった目的で、クラウドカメラの導入を検討してみてはいかがでしょうか。本記事を参考に、あなたの企業のニーズに合ったクラウドカメラサービスを選んでみてください。
NotePM(ノートピーエム) は、Webで簡単にマニュアル作成できて、強力な検索機能でほしい情報をすぐに見つけられるサービスです。さまざまな業界業種に導入されている人気サービスで、大手IT製品レビューサイトでは、とくに『使いやすいさ・導入しやすさ』を高く評価されています。
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