【2024年版】Webプッシュ通知サービス おすすめ7選を徹底解説!メリット・デメリット・具体的な機能を紹介

2024年01月04日(木) マーケティング

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

「なるべくコストを増やさずにコンバージョンを上げる方法がないか」「興味を持ってくれたユーザーがいるのになかなか再訪につながらない」というのが企業のWebサイト担当者共通の悩みではないでしょうか。オンラインビジネスを展開する上で、Webサイトへのアクセスを増やしコンバージョン率を上げる効果があるWebプッシュ通知サービスを活用する企業が増えています。

本記事ではWebプッシュ通知サービスの導入を検討するにあたって知っておきたい、Webプッシュ通知サービスの基本から導入に際してのメリット・デメリット・具体的な機能・おすすめのサービスまでを徹底解説します。

Webプッシュ通知サービスとは?

Webプッシュ通知サービスとは、Webサイト上で通知を許可したユーザーに対してブラウザに通知を送信するサービスです。ブラウザに対応した通知機能を利用し、Webサイトの更新情報やキャンペーン情報などを通知できます。

特定のアプリのインストールなどもなく、一度通知を許可すればメッセージが自動で表示されるため、ユーザーの負担や自発的なアクションがあまり必要ない点がアクセス数の自然な増加につながります。

関連記事:【2024年版】ポップアップツールのおすすめ7選!機能やメリット・デメリットと選び方を解説! – NotePM

Webプッシュ通知サービスとアプリプッシュ通知サービスの違い

「Webプッシュ通知サービス」と似たものが「アプリプッシュ通知サービス」です。両者の違いは、Webプッシュ通知はブラウザ上で、アプリプッシュ通知はアプリケーション上で利用される点です。

アプリプッシュ通知サービスはアプリのインストールが必要なため、既にある程度興味を持っている固定ユーザーに有効です。Webプッシュ通知サービスは、ブラウザ上での利用が可能なため、企業側にとってはアプリ開発のコストがかからない、ユーザー側にとってはアプリのインストールが不要で手軽に情報を受け取れる点が特徴です。

関連記事:【2024年版】Web接客ツール おすすめ10選を徹底比較!ポップアップ型とチャット型を紹介 – NotePM

Webプッシュ通知サービスのメリット

Webプッシュ通知サービスのメリットは以下の3つです。

  • 初回訪問者に対しても通知が可能
  • 広告を多くの人に見てもらえる
  • Webサイトの再訪率の向上

それでは、1つずつ解説します。

初回訪問者に対しても通知が可能

メリットの1つ目は、初回訪問者に対しても通知が可能なことです。Webプッシュ通知では、Webサイトに訪問したユーザーに対してアプリプッシュ通知サービスやメルマガのようにダウンロードや会員登録などを必要とせずにポップアップ通知を送信できます。

このため、固定ユーザーではない、まだ自社の商品やサービスに興味を持つ前の初回訪問者にも広くメッセージを届けられるためWebサイトの滞在時間やコンバージョン率の向上につながるというメリットがあります。

広告を多くの人に見てもらえる

メリットの2つ目は、広告を多くの人に見てもらえることです。普段仕事やプライベートにおいて、常時携帯しているであろうスマートフォンでインターネットを利用することは日常的です。ブラウザを立ち上げたときにプッシュ通知が届くことで、意識的にアクセスしようとしなくても多くの人に広告を見てもらう機会が増えます。

また、Webプッシュ通知では利用者が許可した場合にのみ通知を送信するため、広告を見たいという利用者に的確にアプローチできます。アプリインストールの手間がなく、多くの人に手軽に広告を見てもらえる点もメリットです。

Webサイトの再訪率の向上

Webプッシュ通知では利用者がブラウザを閉じてもブラウザ上に通知を表示でき、Webサイト内にいなくても通知が届くためリアルタイムな情報やキャンペーンの情報などを迅速にユーザーに届けられます。

そのため、情報収集などのために都度Webサイトを訪問する必要がなくなり、キャンペーンなど有益な情報が更新された時にアクセスできるためユーザーの利便性が向上する点も再訪率の向上につながります。

Webプッシュ通知サービスのデメリット

Webプッシュ通知サービスのデメリットは以下の2つです。

  • 配信回数が多いと不快
  • セキュリティリスク

Webプッシュ通知サービスの利用は認知度や再訪率につながる反面、使い方によってはWebサイトに対しての悪印象やトラブルにつながるデメリットも存在します。

それでは、1つずつ解説します。

配信回数が多いと不快

デメリットの1つ目は、配信回数が多いと不快なことです。皆様は、自身がユーザー側であるときに企業のメルマガ・プッシュ通知が毎日大量に届き、わずらわしいと感じたときがあるのではないでしょうか。

Webプッシュ通知の配信回数が多すぎると不快に感じて通知をオフにされてしまう可能性があります。そのため、情報の重要度に応じて配信したり、通知サービスの内容によってはセグメント(ユーザーの属性による区分け)によって通知を分けるといった機能を活用したりするとよいでしょう。

セキュリティリスク

デメリットの2つ目は、セキュリティリスクがあることです。Webプッシュ通知でのセキュリティ上のリスクも忘れてはいけません。悪意のある第三者が不正なリンクでプッシュ通知を配信した結果、クリックしたユーザーがフィッシング詐欺サイトに誘導されてしまったり、パソコンなどをウイルスに感染させたりする手口があります。

これらのリスクを軽減するためには、セキュリティ対策を講じている信頼できるWebプッシュ通知サービスの利用が重要です。

Webプッシュ通知サービスの具体的な機能

Webプッシュ通知サービスには、主に次のような3つの機能があります。

  • スケジュール・興味関心に合わせた指定配信
  • A/Bテスト
  • セグメント配信

ユーザーにWebサイトへのアクセスやコンバージョンにつながる効果的なプッシュ通知を届けるために、配信に関する設定や配信後の検証ができるようになっているのが特徴です。

それでは、1つずつ解説します。

スケジュール・興味関心に合わせた指定配信

1つ目の機能は、スケジュール・興味関心に合わせた指定配信です。スケジュール配信は、指定した日時に通知を配信する機能です。また、興味関心に合わせた指定配信は、ユーザーが関心を示すキーワードやカテゴリーに合わせて通知を配信する機能です。これらの機能の利用により、ユーザーが最もアクティブな時間帯や関心を持つ情報を受け取れるため、自社サイトへの再訪率の向上につながります。

A/Bテスト

2つ目の機能は、A/Bテストです。A/Bテストとは、2つあるいは複数のバリエーションを持たせた通知を作成しそれらをランダムに配信して比較する機能です。

通知のタイトル・本文・画像・ボタンの色といった要素を変更したプッシュ通知を送信し、それぞれの通知に対する反響の分析によりどちらの反応率がより高いかをテストできます。A/Bテストを行うことで、より効果的な通知の作成や改善が可能になるため、将来的な自社サイトへのアクセスの向上も期待できます。

セグメント配信

3つ目の機能は、セグメント配信です。セグメント配信は、ユーザーを属性や行動に基づいて分類し、その属性や行動に合わせた通知を配信する機能です。年齢・地域・購入履歴・ページ閲覧履歴などを基にセグメントを作成し、それぞれに適した通知を配信できるほか、コンバージョンに至ったユーザーだけでなく途中で離脱したユーザーもセグメントに分けられるため離脱対策にも活用できます。

セグメント配信の実施により、よりターゲティング精度を高めユーザーのニーズに合った情報を提供できるためコンバージョン率の向上につながります。

Webプッシュ通知サービスの選び方

Webプッシュ通知サービスを選ぶにあたっては、いくつかのポイントに注意する必要があり、主に見るべきポイントは以下の4つです。

  • 必要な機能の整理
  • 予算内であるか否か
  • 対応ブラウザの種類
  • 無料トライアルの有無

自社が提供する商品やサービスに合っているかや、事業規模に合わせて検討するとよいでしょう。

それでは、1つずつ解説します。

必要な機能の整理

1つ目は、必要な機能の整理です。Webプッシュ通知を導入する前に、何を目的としてどのタイミングでどのターゲット層にプッシュ通知をするかについて決めておく必要があります。

そして、自社の目的に合った機能を整理しておけば必要な機能のみを備えた適切なサービスを選択できます。例えば、スケジュール配信やセグメント配信などの機能は自社の目的に合っていて必要なのかどうかを確認しましょう。サービスごとに提供される機能や制限も異なるため、比較検討が必要です。

予算内であるか否か

2つ目は、予算内であるか否かを確認することです。機能が充実していても、Webプッシュ通知サービスの導入で見込まれる利益とコストが見合わず全体の利益を圧迫しては本末転倒です。Webプッシュ通知サービスは有料・無料両方あり、有料サービスでも使える機能や配信数によって利用料金はさまざまです。導入する際には、事前に料金プランを確認して自社の予算に合うかどうかの判断が必要です。

予算を超えての導入は難しく、予算内でコストパフォーマンスがなるべく高くなるようなサービスの導入を検討しましょう。

対応ブラウザの種類

3つ目は、対応ブラウザの種類です。Webプッシュ通知サービスは、利用者が使用しているブラウザによって配信が制限される場合があります。自社のターゲット層がよく利用するであろうブラウザに対応しているかどうかを事前に確認しましょう。

導入を検討しているサービスがどのブラウザに対応しているかによって配信範囲が変わってきます。特にiPhone標準ブラウザであるSafariに対応しているかどうかはチェックしておきましょう。

無料トライアルの有無

4つ目は、無料トライアルの有無です。Webプッシュ通知サービスによっては、一定期間の無料トライアルが提供されている場合がありますので、導入前に確認するようにしましょう。

実際にサービスを試して自社サイトのニーズに合うかどうかを確認できるほか、サポート体制や自社メディアとの相性・使いやすさについても確認できます。導入前の不安要素を解消し適切なサービスを選択できるほかにも、運用するメンバーが導入前から使い方に慣れておくことで導入後の運用にも役立ちます。

Webプッシュ通知サービスおすすめ7選

最後におすすめのWebプッシュ通知サービスについて紹介します。

Push7

push7はテキストだけでなく絵文字や画像に対応したWebプッシュ通知が配信できるためユーザーに対して多彩なアピールが可能です。スケジュール指定配信・セグメント配信・A/Bテストの機能を持つほか、企業サイトでの利用率が高いWordPressの公式プラグインも提供しており、APIと連携して完全自動化も行えるため運用担当の負担も軽減できます。

Push7の特徴

  • 最短3分で導入可能な簡単設定
  • パフォーマンスの高い通知開封率
  • コンバージョン前に離脱したユーザーの検知が可能

URL: https://push7.jp/

 

PUSH ONE

PUSH ONEは業界で初めてオーディエンスデータ(Cookieにより収集されたサイト上での行動データ)と連携したセグメント配信を行い、2022年5月時点で7,000万ユーザー、月間60億件の配信実績を持つWebプッシュ通知サービスです。無料トライアルが1ヶ月利用できるため、導入を検討するには充分でしょう。

PUSH ONEの特徴

  • 有名音楽配信サービスでも採用している高い導入実績
  • 見やすい管理画面
  • プッシュ通知し放題の1ヶ月無料トライアル

URL: https://webpush.jp/

 

PushTracker

PushTrackerにはプッシュ通知の即時配信・予約配信・定期配信のほかに、Webサイト内でのユーザーの行動をトリガーに自動配信を行うイベント配信や画像を大きく表示するリッチプッシュ配信といった配信パターンがあります。また、配信を開封した/しなかったユーザーを抽出できるほか、条件を基にユーザーグループを作成し配信できます。

PushTrackerの特徴

  • AIを活用した配信タイミング・配信テキストの最適化
  • カスタマイズの充実
  • 3ヶ月の無料トライアル

URL: https://push.appirits.com/

 

EC Intelligence

EC Intelligenceはその名の通りECに特化したサービスでECの収益向上をサポートするさまざまな機能を揃えており、オムニチャネル(実店舗やオンラインショッピングといった販路全体の統合)ECやD2C(製造者から消費者への直販)を行う企業で利用されています。定期的なアップデートにより新機能の追加が行われています。

EC Intelligenceの特徴

  • チャネルを横断する施策が可能
  • 複数チャネルの施策結果の一元管理による容易な分析
  • 会員のランクや属性・初回訪問などに合わせたコンテンツ表示

URL: https://www.scinable.com/

 

Browser Messenger

Browser Messengerでは管理画面でメッセージごとに固有のパラメータを発行でき、既存のアクセス解析ツールを使用して効果検証が行えます。また、個々のユーザーに10項目まで属性データを追加できるためきめ細かいセグメント設定が可能です。現状はGoogle Chromeのみ対応ですが、safariについても順次対応予定となっています。

Browser Messengerの特徴

  • API連携により管理画面を介さず自動配信可能
  • 顧客との関係を強化するステップ配信機能
  • 通知メッセージのプレビュー機能

URL: https://www.browser-messenger.net/

 

ChatPlus

ChatPlusは業界最安値を謳うWebプッシュ通知サービスで、2019年の段階で10,000社以上の導入実績を持っています。数十万円という高額な初期費用がかかる場合もあるWebプッシュ通知サービスの中で、チャット機能が強く初期費用0円、月額1,500円〜という低価格な利用料金は、まずは導入を試してみたいという企業にも魅力的です。

ChatPlusの特徴

  • AIによる自動回答と有人チャットの切り替えが可能
  • カスタマイズ可能なシナリオ設定による独自チャットが作成可能
  • ウインドウデザインのカスタマイズが可能

URL: https://chatplus.jp/

 

GENIEE MA

GENIEE MAはWebプッシュ通知サービスですが、メール・LINE・ポップアップ・SMS・アプリプッシュと顧客に適した複数チャネルから多面的なアプローチが可能です。また、顧客の反応率によって見込み客を抽出するところからその後のアクションの追跡まで行えるため、コンバージョンにつながるタイミングでアプローチができます。

GENIEE MAの特徴

  • 直感的に使えるインターフェイス
  • 見込み客の行動追跡による営業活動のサポート
  • エクセルや基幹システムを利用し社内データを分析可能

URL: https://ma-jin.jp/

 

まとめ

Webプッシュ通知サービスは、Webブラウザー上でのプッシュ通知を提供するサービスであり、Webサイトの更新情報や新着記事などをサイトを閲覧していないユーザーにも通知できます。配信時刻の設定・配信セグメントの指定・通知のカスタマイズ・反応率などの分析といった豊富な機能が特徴です。

リピート率やコンバージョン率の向上をはじめとするメリットの反面、配信頻度や内容によってはユーザーの不快感を引き起こす可能性があり注意が必要です。

それぞれの特徴や料金体系を比較検討して、自社のニーズに合ったサービスを選択しましょう。

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