会社ではさまざまな種類のビジネス文書(レポート・報告書)を頻繁に作成する機会があります。これらはポイントや心構えを知ることで、評価の高い文書をスムーズに作れるようになります。
この記事では「研修報告書」について、書き方のポイントをご紹介します。
研修報告書とは
研修報告書は、研修内容と学んだことを上司に報告するビジネス文書です。
どのような研修内容だったのかをわかりやすく伝えること、学んだことを今度どう生かすかを具体的に書くことが大切です。
研修報告書の書き方のポイント
1. まずは基本情報をチェック
研修報告書として必要な基本情報は以下の項目です。
- 研修テーマ
- 日時
- 会場
- 参加者
- 主催
- 講師
- 研修内容
- 所感
<補足>
- 有料の場合は「参加費」を記載(他の社員にも参加させるかなど予算の参考になるため)。
- 研修内容は具体的に書くと長くなるので、プログラムを簡潔に記述し、当日の配布資料をPDFスキャンして添付。
2. レイアウトは箇条書きを活用
箇条書きはベタ書きに比べて文章量が少なくポイントが明確になるため、読み手にも好印象です。
「研修テーマ」「日時」などの基本情報は、項目名と説明をコロン(:)で結んだ箇条書き
研修テーマ :マーケティング戦略(入門編)
日時 :2016年7月14日(木) 10:00〜17:00
会場 :○○○新橋セントラルホール4F
「研修内容」「所感」は中点(・)で結んだ箇条書き(長くなる場合は構造化して整理)
研修内容
- マーケティング戦略の全体像を理解する
- WHO あなたの顧客とはだれか?
- セグメントとターゲット
:
3. 相手が求めている情報をイメージ
研修報告書を提出する相手(ここでは上司)が、どのような情報を求めているかをしっかりイメージして書くことが重要です。
<上司が求めている情報>
- どのような研修内容だったか?
- 具体的に何を学んだか?
- どのように感じたか?
- 仕事にどう生かせるか?
ただ感想を書くのではなく、「研修受講者(あなた)の成長」が伝わるように意識しましょう。
「研修で学んだことを、今後仕事にどう生かせるか?」を具体的に記載することが大切です。
また、研修に参加していない他の社員にもメリットのある情報を共有できれば、より好印象です?
研修報告書の例
文例(社外研修報告書)
研修報告書研修テーマ :マーケティング戦略(入門編)
日時 :2016年7月14日(木) 10:00〜17:00
会場 :○○○新橋セントラルホール4F
参加者 :20名
主催 :○○○マネジメント研修センター
講師 :株式会社○○○○ 代表取締役 ○○○
参加費 :38,000円
添付資料 :セミナーテキスト.pdf、A商品ポジショニング.xlsx研修内容
- マーケティング戦略の全体像を理解する
- マーケティングの基本ツール(STP/4P)
- WHO:あなたの顧客とはだれか?
- セグメントとターゲット
- WHAT:顧客にとってあなたの価値はなにか?
- 顧客理解と自社ならではの「提供価値」
- HOW:どうやって売るか?
- 4P(Promotion,Product,Price,Placement)
所感
- マーケティング戦略を具体的な事例をもとに学ぶ実践的な講義で、とても参考になった。
- WHAT(自社製品の価値は何か?)の講義でポジショニングについて学んだ。「自社の特徴と競合の特徴を比べて、その差を自社が有利になるような戦略を立てること」という講師の言葉が印象に残った。切り口を変えれば現在担当している「A商品」について、より訴求力のあるポジショニングを取れるのでは?と感じた。(アイデアを何点か添付します)
- 研修で使ったマーケティングフレームワークツールは頭の体操に便利だった。整理して他の部署にも共有していきたい(現在、作成中)。
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