【無料】企画書テンプレート10選!書き方とポイントも解説

2025年05月22日(木) テンプレート

 

企画書は、新規事業やプロジェクトをはじめるとき、また本当にはじめるかどうかを決めるときに欠かせない資料です。ビジネス分野では、さまざまなテーマで企画書が作成されます。

しかし、慣れない人にとっては「なにを書けばいいかわからない」ことも多いでしょう。
そこで役立つのがテンプレートです。

本記事では、すぐに使える企画書テンプレート10選と、企画書の書き方を解説します。だれにとってもわかりやすい企画書を作成して、新企画の魅力や意義を伝えましょう。

企画書 テンプレ

企画書とは?

企画書とは、新規事業や新サービスなど、新たなことをはじめたいときに、社内向けに作成する提案資料です。アイデアや実行計画、スケジュール、予算などをまとめて、関係者に発信します。

企画書の目的

企画書を発表する段階では、その企画をやるかどうかは決まっていないことがほとんどです。関係者が企画書の内容を吟味して、実行を検討します。

企画を承認してもらうために、企画書には次のような目的があります。

  • 新企画に対する賛同を得る
  • 予算を確保する
  • 社内リソースを確保する

企画書を通じてアイデアやプランを具体的に可視化することで、上記を検討してもらいやすくなるのです。

企画書と提案書の違い

企画書と提案書は混同されがちですが、発信する相手と記載内容が異なります。

種別 企画書 提案書
発信する相手 主に社内外の意思決定者 主に顧客
記載内容 企画のアイデアと全体計画 顧客の課題と解決策

両者の違いを踏まえたうえで、必要な資料を作成することが大切です。

なお、以下の記事では、提案書の書き方やテンプレートを解説しているので、参考にしてみてください。

>関連記事:心をつかむ提案書の書き方とは?構成例やテンプレートの作成方法も解説

企画書 テンプレ

企画書の基本テンプレートと書き方

こちらは、部門や業種を問わず「なにか提案したいとき」に活用できる基本のテンプレートです。

企画書の基本テンプレート

【企画名】
(ここに企画のタイトルを記入)

【背景・課題】
(なぜこの企画が必要か、現状の問題や環境などを記入)

【目的・ゴール】
(この企画によって達成したい目標を具体的に記入)

【提案内容・概要】
(実施方法、スキーム、プロセスなどを記入)

【スケジュール】
(実施時期・フェーズごとの予定を記入)

【必要リソース・コスト】
(必要な人員・費用・設備などを記入)

【リスクと対策】
(想定されるリスクとその回避・軽減策を記入)

【まとめ・アピールポイント】
(この企画を通して得られる価値、推したい点を記入)

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ここでは、基本テンプレートに沿って、企画書の書き方を解説します。

  1. エグゼクティブサマリー
  2. 現状分析
  3. 企画の目的とゴール
  4. 企画の具体的なアイデア・プラン
  5. スケジュールや予算計画
  6. その他

基本的な書き方を押さえて、企画書を作成してみましょう。

1.エグゼクティブサマリー

エグゼクティブサマリーとは、企画書の各項目に入る前に、冒頭部分で説明する要約部分です。意思決定者は、エグゼクティブサマリーから企画の概要をつかみ、続きを読むかどうかを判断することがあります。

そのため、企画の要旨や生み出される価値や効果を簡潔に示すことが大切です。

今回は、仮に「春の新生活応援キャンペーン企画」と題して、以下のようなエグゼクティブサマリーを構築しました。

【エグゼクティブサマリーの記入例】

本企画は、春の新生活シーズンに合わせて実施する期間限定プロモーション施策です。学生・新社会人など、生活環境が変化する層に向けて人気商品をセット販売し、SNSキャンペーンを連動させることで話題性と拡散性を高めます。
ECサイトおよび店舗での販促を同時に展開することで、売上の底上げと新規顧客との接点創出を目指します。キャンペーンは3月15日から4月末まで実施し、売上前年比120%、SNSフォロワー+1万人の達成をKPIとしています。

基本テンプレートでは、【企画名】の前に記入しましょう。

2.現状分析

現状分析では、企画の背景や解決すべき課題を解説します。意思決定者に「この企画は必要だ」と思わせるためには、ストーリー性と企画の価値を示すことが大切です。そのため、ここでは具体的な数値を用いて現状と企画実施後の変化を示す必要があります。

これらを踏まえて作成した現状分析の記入例は、以下のとおりです。

【現状分析の記入例】

春は新生活の始まりとして、家具・家電・日用品の購入意欲が最も高まる時期であり、当社ECサイトでも毎年3〜4月の売上は年間平均比で約1.4倍に上昇します。
一方、昨年は販促施策を実施しなかったことから、3〜4月の新規顧客獲得数は前年対比で▲15%、SNSフォロワーの増加数も通常月平均(+3,000)を下回る+1,200にとどまりました。
競合A社・B社は同期間にInstagramキャンペーンや限定セット販売を行い、売上・認知拡大ともに成功を収めており、当社もこの商機に向けた戦略的な打ち出しが求められています。
本年はこの反省を踏まえ、売上増加・顧客接点創出・SNS波及の3点を軸に、全社的にキャンペーンを実施したいと考えています。

このように、施策を実施したときとしなかったときの差が具体的な数値で示されると、企画の価値が伝わりやすくなります。

3.企画の目的とゴール

次に、現状分析を踏まえて、企画の目的とゴールを要約します。今回は、素早く情報をキャッチアップできるよう、端的に箇条書きで示しました。

【企画の目的とゴールの記入例】

▼目的
新生活層(学生・新社会人)に向けた接点創出とブランド認知の拡大

▼ゴール
定量目標(KGI/KPI)
・キャンペーン期間中(3〜4月)の売上:前年同月比120%以上(目標売上500万円)
・SNSフォロワー:+10,000人(Instagram+X合算)
・ECサイトCVR:1.5%以上

定性目標(狙い・波及効果)
・ユーザー生成コンテンツ(UGC)の増加を通じた、自然な商品訴求とブランド拡散
・「新生活を応援する企業」としての親しみやすいブランドイメージの醸成
・投稿内容や応募傾向などから、今後のプロモーションや商品開発に活かせるユーザーインサイトを収集

ゴール(目標)は、具体的な数値を明示することが大切です。このとき、目標だけではなく、過去のデータと目標値を含めたグラフや図を使うと、より視覚的にわかりやすく情報を提示できます。

また、定量的な目標だけではなく、定性的な目標も明示することで、企画実施後の変化をイメージしやすくなります。

4.企画の具体的なアイデア・プラン

続いて、企画の具体的なアイデアやプランを提示します。今回は、次のように提案内容を作成しました。

【企画の具体的なアイデア・プランの記入例】

春の新生活需要に合わせ、ターゲット層(学生・新社会人)に向けた限定商品セットを企画・販売します。同時にSNSを活用した投稿キャンペーンを実施し、商品訴求とブランド認知の拡大を狙います。オンライン・オフラインを横断した導線設計により、来店促進とEC売上の両立を目指します。

▼商品施策
新生活に最適な人気商品3点セット+数量限定のオリジナルノベルティを税込3,980円で販売(セット内容は価格帯別に2パターン)

▼キャンペーン施策
Instagram・X(旧Twitter)で「#わたしの新生活」のハッシュタグをつけて投稿したユーザーから、抽選で50名にギフトをプレゼント(投稿内容はLPで紹介)

▼集客導線
特設LPを設け、EC・公式SNS・メルマガ・店舗ポスターで連携
特典付きバナー広告を設置し、SNS経由の流入最大化を図る

具体的な施策やキャンペーン内容、導線などを明確に示し、読み手がイメージしやすいように配慮しましょう。このとき大切なのが、CTPTの考え方です。

  • C(コンセプト):どのような価値を届けるか
  • T(ターゲット):だれに
  • P(プロセス):どうやって
  • T(ツール):なにを使って

これらを意識してアイデアをアウトプットすると、アイデアやプランの具体性が高まります。今回の例におけるCTPTは、以下のように整理できます。

  • C(コンセプト):新生活を楽しくはじめる体験を提供する
  • T(ターゲット):学生や新社会人など新生活をスタートする若年層
  • P(プロセス):限定商品セットとSNS投稿キャンペーンを展開する
  • T(ツール):EC・店舗・SNS・LPなどの複数チャネルを活用する

企画書を作成する前にCTPTを整理しておくと、伝わりやすい文章にすることが可能です。また、CTPTの項目ごとに内容を記載しても構いません。

5.スケジュールや予算計画

続いて、スケジュールや予算計画を明示します。今回は、以下のようなプランを組みました。

【スケジュールや予算計画の記入例】

▼スケジュール
・2月中旬:キャンペーン設計・制作発注
・3月上旬:特設ページ公開・事前告知開始
・3月15日〜4月30日:キャンペーン実施期間
・5月:効果測定・報告・次回提案

▼必要リソース・コスト
・ノベルティ制作:50万円(3,000個)
・SNS広告・運用:60万円
・LP制作・バナー:30万円

今回は、新生活をはじめる若年層向けのキャンペーンなので、新生活の準備をはじめる3月半ばから4月が実施タイミングです。そこから逆算してスケジュールを立て、大まかな日程を提示します。

また、そのなかで発生するリソースやコストについても明示しましょう。今回は、社内人材だけで実施できるのでよいですが、外部連携が必要なイベントやプロジェクトでは、必要な外部リソースについても記載します。

6.その他

一般的な企画書では、6番までの項目が必要です。その他の項目は、テーマや企業の実態に応じて設定します。たとえば、今回は【リスクと対策】の項目を設けました。

【リスクと対策の記入例】

・投稿参加数が伸びない → インフルエンサーによる初動ブーストを仕込む
・在庫切れリスク → セット販売は受注生産型にして柔軟対応
・広告費回収が難航 → 運用型広告でCTR改善を常時モニタリング

想定されるリスクと対策をあらかじめ示すことで、読み手に「これなら失敗せずにできそうだ」と納得させられる可能性が高まります。とくに、大きな予算を割くプロジェクトの企画案では、リスクと対策の項目は必須です。

また、今回は最後に【まとめ・アピールポイント】を設置しました。

【まとめ・アピールポイントの記入例】

春商戦は年間でも最も成果を上げやすいタイミングであり、今こそ積極的な打ち出しが必要です。
本キャンペーンはSNS・EC・実店舗を横断した設計で、短期の売上貢献はもちろん、継続的に使えるプロモーションの「型」としても活用できます。
明確な費用対効果と、ブランド認知・売上成果の両立が見込める、実行性の高い企画です。

まとめを記載する場合は、端的に内容を要約しましょう。エグゼクティブサマリーと内容が重複するのであれば、設置しなくても構いません。

【無料】企画書のテンプレート・例文10選

ここからは、実際に無料で使える企画書のテンプレートと例文を10種類紹介します。

見出し エクセルファイル
【新規事業立案】企画書テンプレート ダウンロードする(個人情報入力なし)
【社内稟議】企画書テンプレート ダウンロードする(個人情報入力なし)
【マーケティング施策】企画書テンプレート ダウンロードする(個人情報入力なし)
【イベント】企画書テンプレート ダウンロードする(個人情報入力なし)
【業務改善提案用】企画書テンプレート ダウンロードする(個人情報入力なし)
【プロジェクト推進】企画書テンプレート ダウンロードする(個人情報入力なし)
【商品・サービス開発】企画書テンプレート ダウンロードする(個人情報入力なし)
【採用活動】企画書テンプレート ダウンロードする(個人情報入力なし)
【社内制度】企画書テンプレート ダウンロードする(個人情報入力なし)
【業務提携・アライアンス】企画書テンプレート ダウンロードする(個人情報入力なし)

企画書テンプレートを探している方や、自社に合わせてカスタマイズして使いたい方はダウンロードしてご利用ください。

【新規事業立案】企画書テンプレート・例文

【新規事業立案】企画書のテンプレート

【企画名】

【背景・目的】

【企画概要】

【期待される効果】
▼定量効果

▼定性効果

【実施スケジュール】

【必要なリソース】

【予算】
▼初期費用

▼月額運用費

【今後の検討事項】

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【新規事業立案】企画書の例文

【企画名】
新規サブスクリプションサービスの立ち上げ

【背景・目的】
弊社では近年、単発商品の売上に依存した収益構造となっており、売上の季節変動や市場価格競争の影響を受けやすい状況です。そこで、継続的な売上と顧客接点の維持を目的として、定額制のサブスクリプション型ビジネスの導入を検討しています。既存顧客のLTV向上と新規顧客層の開拓を両立することが本企画の狙いです。

【企画概要】
月額1,980円で季節ごとの新商品を届ける『○○定期便』サービスを立ち上げます。対象は20〜40代女性。初回特典やSNS連携キャンペーンを通じて認知を拡大し、ECチャネルを中心に展開します。倉庫・配送オペレーションは既存の物流網を活用し、初期投資を抑えつつ迅速なサービス立ち上げを実現します。

【期待される効果】
▼定量効果
契約者数2,000人を初年度目標とし、年間売上は約4,700万円を見込みます。

▼定性効果
ブランドのエンゲージメント向上、顧客との継続的な関係構築、商品改善へのフィードバック獲得が期待されます。

【実施スケジュール】
2025年6月:商品企画およびラインナップ選定
2025年7月:LP制作、システム構築、物流準備
2025年8月:先行プロモーション開始
2025年9月:サービスローンチ
2025年10月〜:PDCAサイクル運用

【必要なリソース】
・プロジェクトマネージャー(1名)
・マーケター(2名)
・開発担当(1名)
・外部パートナー(物流・デザイン)

【予算】
▼初期費用:200万円
・LP・ECサイト制作:100万円
・初回商品原価・在庫:70万円
・広告費(事前告知):30万円

▼月額運用費:50万円
・システム保守/物流費:25万円
・広告運用費:20万円
・その他(顧客対応など):5万円

【今後の検討事項】
・料金プランの多様化(プレミアムコースの追加)
・法人向けギフト需要への対応
・解約抑止のための顧客ロイヤルティ施策(会員ランクなど)

新規事業立案の企画書を作成するときは、事前準備として自社の既存事業や技術の棚卸しから課題の発見、市場調査などが必要です。これらのデータがそろったうえでアイデアを練ると、自社のリソースを上手に活用しつつ課題解決につながる新規事業アイデアを生み出せます。

【社内稟議】企画書テンプレート・例文

【社内稟議】企画書のテンプレート

【企画名】

【実施背景・課題】

【解決策の概要】

【費用対効果(ROI)】

【想定リスクと対策】

【関係部門の協力体制】

【稟議決裁フロー】

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【社内稟議】企画書の例文

【企画名】
業務効率化のための『NotePM』導入提案

【実施背景・課題】
現在、社内でのナレッジ共有やコミュニケーションの多くは、メールやファイル管理に依存しており、情報が分散しやすく、必要な情報を迅速に確認できないことがあります。とくにテレワーク環境では、社内の情報が一元化されておらず、プロジェクト管理や業務フローに支障をきたすケースが増加しています。また、重要な情報が各個人の端末に分散しており、更新履歴の管理や共有が煩雑になっています。

【解決策の概要】
『NotePM』は、社内Wikiとして活用可能なナレッジ共有ツールであり、プロジェクト単位での情報整理・検索機能に強みがあります。各部署やプロジェクトごとに情報を整理し、関連ドキュメントを集約できます。さらに、Slackなどのコミュニケーションツールと連携可能であり、情報共有の透明性を高め、業務の効率化が見込まれます。また、『NotePM』ではアクセス制限機能があり、機密情報の管理もしっかりと行えます。

【費用対効果(ROI)】
『NotePM』を導入することで、情報検索の効率化と文書の重複管理を防ぐことができ、社内の業務時間を削減することが期待されます。たとえば、社内の情報検索やファイル管理にかかる時間が1日あたり10分削減された場合、社員100名規模で年間約500時間(10分×100名×50営業日)の削減が可能です。この効果を人件費換算すると、年間約150万円のコスト削減が見込まれます。

【想定リスクと対策】
・導入初期の混乱:ユーザー教育用の操作マニュアルを提供し、導入時に全社員を対象としたオンライン研修を実施します。また、FAQページやサポートチームを設置し、導入初期の混乱を最小限に抑えます

・利用定着の不安:各部門に『NotePM』の管理者を任命し、定期的な利用状況のフォローアップを行います。部門ごとに利用促進をサポートし、全社的な浸透を目指します

・情報漏洩の懸念:『NotePM』には、データの暗号化、2段階認証、IPアドレス制限などのセキュリティ機能が備わっています。導入時にこれらの機能を全社で徹底し、機密情報の取り扱いを管理します

【関係部門の協力体制】
・情報システム部:『NotePM』の導入と初期設定を担当
・人事部:全社員向けの研修と利用促進を主導
・各部門の部長:各部門内での『NotePM』利用状況を把握し、定期的に活用状況を報告
・経営企画室:導入効果のモニタリングと改善提案を行います

【稟議決裁フロー】
・営業部:提案
・情報システム部:技術面レビュー
・総務部:契約およびセキュリティ確認
・経営企画室:費用対効果の検証
・取締役会:最終承認

社内稟議を通すためには、読み手に危機感を覚えさせることが大切です。そのために「今この企画を通さないとどのような損失が生まれるのか」という視点で背景や課題と、企画の実施によって得られる効果を明確に提示します。

企画書 テンプレ

【マーケティング施策】企画書テンプレート・例文

【マーケティング施策】企画書のテンプレート

【施策名】

【目的・KPI】

【対象顧客・ターゲット】

【施策内容の詳細】

【実施スケジュール】

【使用チャネル・媒体】

【成果測定方法】

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【マーケティング施策】企画書の例文

【施策名】
新商品『ナチュラル〇〇〇』発売記念キャンペーン

【目的・KPI】
目的は、新商品の初回購入促進とブランド認知の拡大です。KPIとして、キャンペーン期間中の新規顧客獲得数1,000件、LPのCVR(コンバージョン率)5%以上、SNSでのエンゲージメント率3%以上を設定します。

【対象顧客・ターゲット】
25〜35歳の美容・スキンケア感度が高い女性層。とくにInstagramで美容関連アカウントをフォローしているユーザーが主な対象です。

【施策内容の詳細】
・Instagram広告および美容インフルエンサーによる商品レビュー投稿
・初回限定500円トライアルセットの提供
・キャンペーン専用LPの設置とLINE友だち登録によるクーポン配布
・レビュー投稿者へのプレゼント抽選

【実施スケジュール】
・6月1日〜6月10日:広告・LPの準備、インフルエンサー契約
・6月11日〜6月30日:キャンペーン実施期間
・7月上旬:データ集計と効果分析、次回施策への反映

【使用チャネル・媒体】
・Instagram(ストーリーズ・フィード広告)
・LINE(クーポン配布とセグメント配信)
・自社LP(Google広告誘導含む)
・美容メディアとのタイアップ記事

【成果測定方法】
Google Analyticsによる流入元・CV測定、LINE登録数の推移、SNSインサイト分析、アンケートによる定性フィードバック。また、リピート購入率とトライアル後の顧客化率を中長期的に追跡します。

マーケティング施策の企画書では、キャンペーンの華やかさだけにフォーカスしがちで、施策の目的とチャネル、KPIがバラバラになることがあります。これでは、十分な効果を得られないため、目的からゴールまでの一貫性が重要です。

読み手に「なにが狙いなの?」「どうやって費用対効果を回収するの?」などの疑問を持たせないように、具体的なプランを提示しましょう。

【イベント開催】企画書テンプレート・例文

【イベント開催】企画書のテンプレート

【イベント名】

【実施目的・背景】

【開催概要(日時・場所・形式)】

【対象者・参加見込み数】

【イベント内容】

【運営体制・役割分担】

【予算計画・収支見込み】

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【イベント開催】企画書の例文

【イベント名】
2025年夏 新商品発表会『〇〇 SUMMIT』

【実施目的・背景】
2025年夏に発売予定の新スキンケアラインのローンチを控え、メディア・代理店・インフルエンサーを招いた発表イベントを開催することで、話題性を高め、発売前の期待感を醸成します。過去の新商品発売では、オンライン施策が中心だったため、今回はリアル接点を通じたブランド体験を重視します。

【開催概要(日時・場所・形式)】
・日時:2025年7月20日(日)13:00〜17:00
・場所:東京ミッドタウン ホールA
・形式:対面開催(講演+展示ブース+懇親会)

【対象者・参加見込み数】
美容メディア関係者、主要販売代理店、業界インフルエンサーなど合計150名を想定。過去イベントの参加実績を踏まえ、招待状送付・事前登録制とすることで適正な人数管理を行います。

【イベント内容】
・ブランド代表による新商品コンセプトプレゼン
・開発責任者による技術解説
・体験ブース(使用感・香りを確認可能)
・来場者特典として先行サンプル配布
・懇親会:軽食付きネットワーキングの場

【運営体制・役割分担】
・プロジェクトマネジメント:マーケティング部
・広報:招待状送付・メディア対応
・営業:代理店との日程調整
・制作会社:会場設営・装飾・配信サポート
・当日運営スタッフ:10名(受付・誘導・撮影)

【予算計画・収支見込み】
・会場費:80万円
・装飾・備品:40万円
・ノベルティ・試供品制作:30万円
・飲食費(懇親会):25万円
・配信・記録:15万円
・その他(印刷物、交通費等):10万円
→ 合計200万円(広告効果による収益化は見込まず、PR投資と位置付け)

イベント開催に向けた企画書では「本当にこのイベントを実行できるか」というリアリティが重要です。そのためには、イベントの目的やプランだけではなく、仮会場の空き具合や運営規模感などを具体的に示すとよいでしょう。

【業務改善提案】企画書テンプレート・例文

【業務改善提案】企画書のテンプレート

【改善提案タイトル】

【現状の課題・非効率点】

【改善内容の要点】

【実施による効果(定量・定性)】

【必要なツール・リソース】

【スケジュール・優先順位】

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【業務改善提案】企画書の例文

【改善提案タイトル】
経費精算業務の効率化に向けたクラウドツール導入提案

【現状の課題・非効率点】
現在の経費精算業務では、申請書の手書き提出およびExcel集計に依存しており、以下の課題があります。

・申請ミスや記入漏れが頻発し、再提出が必要となる
・承認者によるチェックに時間がかかり、支払いまでのリードタイムが長い
・月末に申請が集中し、経理部の負担が偏る
・集計作業に手間がかかり、経費分析が困難

これにより、社員・承認者・経理部の三者において業務負担が大きくなっています。

【改善内容の要点】
クラウド型経費精算ツール『○○』を導入することで、申請〜承認〜集計を一元管理します。
スマートフォンからの申請、レシート撮影による自動読取、定期的な経費のテンプレート化、自動仕訳などを活用することで、入力ミスや集計作業の負担を大幅に削減可能です。

【実施による効果(定量・定性)】
▼定量効果
・経理部での月次集計時間:20時間 → 5時間に削減
・承認フローの所要日数:平均5日 → 2日に短縮
・社員1人あたりの申請時間:30分 → 10分

▼定性効果
・経費申請への心理的ハードルが下がり、申請タイミングが平準化
・承認・経理側の確認作業が容易になり、コミュニケーションロスの低減

【必要なツール・リソース】
・クラウド経費精算ツール『○○』の契約(月額3万円程度)
・導入初期研修(約2時間)と運用マニュアルの整備
・各部門の導入担当者による社内展開フォロー
・経理部による運用ルールの整備

【スケジュール・優先順位】
・5月中:稟議承認およびベンダー契約
・6月前半:マスタ設定/社内テスト運用
・6月後半:全社導入/研修実施
・7月以降:運用開始と初月効果のレビュー

業務改善提案に向けた企画書では、「現場の困りごとを正しくキャッチできているか」「すぐに実行できるか」が大切です。そのため、従業員アンケートをもとに改善が必要な業務フローや環境を洗い出し、優先順位をつける必要があります。

具体的な声や数値を使って内容を構成し、現場の困り感を上層部に届けましょう。

企画書 テンプレ

【プロジェクト推進】企画書テンプレート・例文

【プロジェクト推進】企画書のテンプレート

【プロジェクト名】

【背景と目的】

【ゴール(KGI/KPI)】
▼KGI

▼KPI

【タスク一覧と担当者(当社体制)】

【マイルストーン・スケジュール】

【リスク要因と対応策】

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【プロジェクト推進】企画書の例文

【プロジェクト名】
クライアント向けポータルサイト再構築プロジェクト

【背景と目的】
本プロジェクトは、クライアント企業A社の既存ポータルサイトを全面的に刷新する業務です。
現行システムは約10年前に構築されたものであり、UI/UXの陳腐化、スマートフォン対応の遅れ、検索機能の不十分さなど複数の課題を抱えています。とくにテレワーク体制への移行に伴い、社内外からのアクセス性やナレッジの活用効率が求められるなか、早急な改善が必要とされています。

当社では、モバイルフレンドリーかつ高検索性・高拡張性を持つ新ポータルサイトを提案し、A社の情報活用力と業務効率の向上を支援します。

【ゴール(KGI/KPI)】
▼KGI
新ポータルのローンチ後3ヶ月以内に、A社社員の月間利用率を現行比150%に拡大する

▼KPI
・ポータル内検索利用率:60%以上
・社内FAQ機能の利用回数:月間300回以上
・アンケートによるUI満足度:平均4.0点以上(5点満点)

【タスク一覧と担当者(当社体制)】
・クライアントヒアリング・要件定義:プロジェクトマネージャー(5月)
・デザイン設計・UIレビュー:UXデザイナー(6月)
・システム開発・実装:エンジニアチーム+外部パートナー(6〜8月)
・クライアント社内テスト支援・修正対応:テスト担当+PM(9月)
・公開準備・リリースサポート:PM+広報支援チーム(10月)

【マイルストーン・スケジュール】
・5月:キックオフミーティング/要件定義・構成設計完了
・6月:画面デザイン確定/開発着手
・8月:全体開発完了・テスト環境納品
・9月:社内ユーザーテスト/フィードバック対応
・10月1日:本番環境リリース・導入支援実施

【リスク要因と対応策】
・仕様過多によるスコープ肥大化:初期段階で仕様範囲を明確に設定し、スコープ変更はCR(Change Request)管理にて対応

・認識齟齬によるトラブル:毎週の定例会議+議事録の共有を徹底。主要仕様には必ず承認サインオフを取得

・移行時の混乱・周知不足:旧ポータルからのリダイレクト設計、社内説明会動画・マニュアル納品をセットで提供

プロジェクト推進の企画書では、目を引くプランとともに実行可能性と効果測定の方法が重要です。「この進め方なら任せられる」と思ってもらえるよう、具体的な数値やスケジュールなどを示します。

また、リスクと対策を提示することで、リカバリーできるかどうかを判断できることも大切です。

【商品・サービス開発】企画書テンプレート・例文

【商品・サービス開発】企画書のテンプレート

【商品・サービス名】

【市場ニーズとターゲット】

【コンセプトと特徴】

【販売戦略(チャネル・価格)】

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【商品・サービス開発】企画書の例文

【商品・サービス名】
ナチュラル睡眠サプリメント『〇〇』

【市場ニーズとターゲット】
働く20〜40代の男女を中心に『眠りの質を高めたい』というニーズが増加しています。近年ではスマートウォッチによる睡眠トラッキングの普及により、睡眠の質に対する関心が高まっています。とくに自然由来・ノンカフェイン・添加物不使用といった“安心・安全志向”が求められており、これに応える新製品を企画します。

【コンセプトと特徴】
『Sleep+』は、ラベンダー・GABA・グリシンなどの天然成分を中心に配合したサプリメントで、入眠までの時間短縮・深い眠りをサポートすることを目的としています。
以下の特徴を打ち出します。

・ノンカフェイン、無添加で身体にやさしい
・一包ずつの個包装で持ち運びやすい
・睡眠時間に関係なく“質”の向上にアプローチ

【競合分析】
競合製品『Z社スリープケア』はドラッグストアを中心に販売されていますが、価格は高め(3,000円台)で成分数が限定的です。当社製品は、成分の科学的根拠に基づいたブレンドを行い、さらに価格を1,980円に設定することで手に取りやすさと信頼性を両立します。

【販売戦略(チャネル・価格)】
・価格:税込1,980円(30日分)
・初期チャネル:EC、美容室・整体などのBtoB店舗連携
・将来的にはドラッグストアやヘルスケア専門店への展開も視野
・初回限定お試しキャンペーンおよびSNSインフルエンサーによる認知拡大を実施

【投資計画と回収見込み】
・初期開発費:商品開発200万円、パッケージデザイン50万円、初回在庫調達150万円
・月間販売目標:初月5,000個/月商約1,000万円
・広告費は初期3ヶ月で合計300万円を想定し、CPA 600円未満で回収可能と見込みます。
・損益分岐は発売後4ヶ月目を想定しており、黒字化は半年以内を計画しています。

商品・サービス開発に向けた企画書では、ユーザーのニーズと競合との差別化がセットで語られていることが重要です。読み手に「売れそう」と思わせるために、「なぜこの商品を今売るのか」を企画書で提案しましょう。

>関連記事:商品企画書・提案書 テンプレート(書き方と例文あり)

【採用活動】企画書テンプレート・例文

【採用活動】企画書のテンプレート

【採用目的】

【募集職種・人数】

【採用ターゲット像】

【採用方法(媒体・手法)】

【スケジュール】

【採用にかかるコスト】

【成功指標と振り返り方】
▼成功指標

▼振り返り方法

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【採用活動】企画書の例文

【採用目的】
プロダクト開発体制の強化により、サービス改善・新機能追加をスピーディーに行うため、即戦力となるWebエンジニアの中途採用を実施します。

【募集職種・人数】
・フロントエンドエンジニア(React)……2名
・バックエンドエンジニア(Node.js)……1名
合計3名の即戦力採用を想定しています。

【採用ターゲット像】
・自社開発企業での就業経験があること
・React/Node.jsの実務経験2年以上
・チームでの開発経験が豊富で、他職種との連携に積極的な人材
・リモートワークにも対応可能なセルフマネジメント力を有すること

【採用方法(媒体・手法)】
・ダイレクトリクルーティング
・エンジニア向けSNSを活用した認知施策
・社内のリファラル制度を併用し、母集団を幅広く形成
・自社開発の採用LPで選考フローやカルチャーを可視化

【スケジュール】
・5月:求人票整備、LP公開、媒体出稿
・6月:スカウト・応募対応、1次面接(エンジニア)
・7月:最終面接(CTO・代表)〜内定
・8月:入社(調整により前倒しも検討)

【採用にかかるコスト】
・媒体出稿・スカウト課金:約60万円
・人事工数(面接対応含む):月15時間×3ヶ月分 約15万円
・リファラル報奨金(想定2名):20万円
→ 採用単価:約31万円/名(3名採用時)

【成功指標と振り返り方】
▼成功指標
・1ヶ月あたりの応募数:15件
・書類通過率:40%以上
・内定承諾率:60%以上

▼振り返り方法
・面接官ごとの選考通過率、辞退理由の分析
・チャネル別の採用効率(CPA/応募数/質)
・内定者アンケートによる候補者体験評価

採用活動に関する企画書では、人事だけでなく経営や現場の理解・協力が必要なため、採用理由の納得感と投資対効果の明示が重要です。
とくに「緊急性」「事業貢献度」「定着の見込み」まで想定されていると、承認されやすくなります。

【社内制度提案】企画書テンプレート・例文

【社内制度提案】企画書のテンプレート

【制度名(仮)】

【提案の背景】

【制度の内容と運用ルール】

【対象者と利用想定数】

【想定される効果(定量的・定性的)】
▼定量効果

▼定性効果

【導入時の留意点・課題】

【社内展開の方法】

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【社内制度提案】企画書の例文

【制度名(仮)】
フレックスタイム出社制度

【提案の背景】
昨今の働き方の多様化や通勤ストレスの増大を背景に、社員から柔軟な出社制度に関する要望が増えています。とくにコアタイム前後の混雑によるストレスは業務開始時の集中力にも影響を与えており、通勤時間帯の分散を通じた生産性向上を実現するため、本制度の導入を提案します。

【制度の内容と運用ルール】
・始業時間を7:00〜11:00の間で自由に選択可能
・終業時間は所定労働時間を満たした時点で終了(例:8:00出社→17:00退社)
・11:00〜15:00をコアタイムとし、チーム連携を担保
・上長への週次報告にて勤務実態を確認し、運用状況を可視化

【対象者と利用想定数】
・導入初期は正社員を対象に限定(約150名)
・うちバックオフィス・企画部門を中心に約40名の利用を想定
・現場勤務・受付など固定時間帯が必要な職種は対象外とする

【想定される効果(定量的・定性的)】
▼定量効果
・出社集中時間帯の電車利用率低下(調査予定)
・朝の会議出席率向上(現状85% → 95%)

▼定性効果
・社員の業務集中力・自己管理意識の向上
・育児・介護との両立支援による離職率低下

【導入時の留意点・課題】
・労働時間管理の煩雑化:勤怠システムでの自動集計を導入
・チーム内の連携低下:コアタイムを明確化し、会議は原則その時間内に実施
・公平性の確保:対象職種と対象外職種の線引き基準を明示し、社内説明を徹底

【社内展開の方法】
・制度開始の2週間前からイントラで事前告知を実施
・上長向け説明会+マニュアル配布による制度理解促進
・制度開始後1ヶ月で社員アンケートを実施し、改善点を洗い出す

新たな社内制度を企画書で提案するときは、公平性や運用可能性、効果の明示が重要です。「運用が難しそう」「一部の従業員にしか効果がない」といったプランでは、承認されにくくなります。

現在の課題と照らし合わせて、全従業員が得をし、それによって企業の生産性が向上するというストーリー性を持たせたうえで内容を構成しましょう。

【業務提携・アライアンス】企画書テンプレート・例文

【業務提携・アライアンス】企画書のテンプレート

【企画名】

【提携の背景と目的】

【相手企業の概要と選定理由】

【協業内容と提供価値】

【収益モデル・スキーム図】

【実施体制とスケジュール】

【契約条件・留意点】

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【業務提携・アライアンス】企画書の例文

【企画名】
業務提携によるSaaS相互販促プログラムの構築

【提携の背景と目的】
当社が展開する業務支援SaaSサービスの認知向上および新規顧客の獲得を目的に、同業界内で補完関係にあるB社との業務提携を実施します。両社のユーザー基盤を活かした共同販促・コンテンツ連携により、広告費を抑えつつ相互のサービス価値を最大化する狙いです。

【相手企業の概要と選定理由】
B社は勤怠管理クラウドを中心に、5,000社以上の法人顧客を持つ急成長企業であり、当社サービス(経費精算SaaS)と導入先が重なりやすく、連携による業務改善提案が可能です。また、同社とは過去のセミナー共催実績があり、協業体制を構築しやすい関係にあります。

【協業内容と提供価値】
・共同キャンペーンの展開(例:両社サービスセット導入で初月無料)
・共通ターゲット向けのセミナー共催(内容:DXによる経理改革)
・LPや記事タイアップによる相互送客
・データ連携機能の共同開発によるシステム価値向上

これらにより、ユーザーの利便性向上とリード獲得単価の圧縮が見込まれます。

【収益モデル・スキーム図】
・成果報酬型:相手先経由での有償契約成立時に10%の紹介手数料を支払い
・月次レポートで成果を可視化し、上限付きで支払い管理を行う
・コンテンツ制作やセミナー費用は折半とし、相互のリード獲得数に応じて調整可

【実施体制とスケジュール】
・提携窓口:営業企画部(当社)/アライアンス担当(B社)
・6月:提携合意・契約書締結
・7月:LP制作・コンテンツ準備
・8月:セミナー開催+キャンペーン開始
・9月以降:月次成果分析・改善施策の実施

【契約条件・留意点】
・NDA締結後、成果報酬・キャンペーン範囲を記した業務提携契約を締結予定
・顧客情報の取扱い、送客方法、問い合わせ対応については双方合意のうえでフローを策定
・ブランドイメージや競合関係に配慮したキャンペーン表現の整合性を保つ

業務提携・アライアンスの企画書は、「一方的なお願い」ではなく、「お互いに得がある」ことを客観的に示すことが重要です。また、実務レベルで「どうやって実行するのか」まで示すことで、社外の合意形成を進めることにつながります。

企画書 テンプレ

企画書を作成するときのポイント

企画書を作成するときは、次の5つのポイントに留意することで、読み手に伝わりやすく、説得力のある内容にブラッシュアップすることが可能です。

  • インパクト:タイトルで惹きつける
  • 読みやすさ:情報量を精査する
  • 具体性:具体的な数値を提示する
  • 伝わりやすさ:グラフや図で情報を可視化する
  • 客観性:フレームワークを活用する

企画書を作成するときの参考にしてみてください。

インパクト:タイトルで惹きつける

企画書のタイトルは、読み手の興味を引くための重要な要素です。具体的で魅力的なタイトルを設定することで、内容への関心を高められます。

たとえば、「売上向上のための新戦略」よりも「売上20%増を実現する新戦略」というタイトルのほうが具体的で、注目を集めやすいはずです。

ほかにも、新サービスや商品の提案では、インパクトのあるコピーを加えるなどして読み手に興味を持ってもらえるよう工夫しましょう。

読みやすさ:情報量を精査する

企画書は、情報を詰め込みすぎると読み手に負担をかけてしまいます。重要なポイントを絞り、簡潔にまとめることで、内容が伝わりやすくなります。

そのため、見出しや箇条書きを活用して、視覚的にも読みやすい構成を心がけましょう。

具体性:具体的な数値を提示する

企画の目標や成果を明確にするためには、具体的な数値を提示することが重要です。

たとえば、「売上を増加させる」ではなく、「売上を前年比20%増加させる」といった具体的な目標を設定することで、企画の実現可能性や効果を明確に示せます。

伝わりやすさ:グラフや図で情報を可視化する

数値やデータを文章だけで伝えるのではなく、グラフや図を活用することで、視覚的に情報を理解しやすくなります。

たとえば、売上の推移は折れ線グラフ、構成比は円グラフを用いると効果的です。データを可視化することで、読み手が直感的に情報を把握できるようになります。

客観性:フレームワークを活用する

企画書の信頼性を高めるためには、客観的な分析が欠かせません。以下のようなフレームワークを活用することで、論理的に構成を組めます。

フレームワーク 分析項目 活用目的
6W2H ・Why(なぜ)
・What(なにを)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Who(だれが)
・Whom(だれに)
・How(どのように)
・How much(いくらで)
企画の全体像を網羅的かつ論理的に整理し、「抜け漏れのない構成」にする
3C分析 ・Customer(市場・顧客)
・Competitor(競合)
・Company(自社)
自社と市場環境・競合との関係を客観的に分析し、勝ち筋や差別化ポイントを見出す
SWOT分析 ・Strength(強み)
・Weakness(弱み)
・Opportunity(機会)
・Threat(脅威)
内部要因(強み・弱み)と外部要因(機会・脅威)を整理し、企画の方向性や優先順位を見極める

これらのフレームワークを組み合わせることで、正しく自社の現状を分析できます。その結果、実態に即した説得力のある企画書を作成することが可能です。

企画書の作成にはテンプレートを作成できるツールの導入がおすすめ

企画書を作成するとき、毎回項目立てからはじめると時間がかかってしまいます。そのため、社内で統一された企画書テンプレートがあると便利です。

テンプレートはワードやエクセルなどでも作成可能ですが、ファイルの管理が煩雑になるため、テンプレートを作成できるツールの導入をおすすめします。

たとえば『NotePM』は、ドキュメントベースで企画書テンプレートを作成し、簡単に共有することが可能です。テキストだけではなく画像や動画も挿入でき、視覚的にわかりやすい企画書を作成できます。

企画書テンプレート

作成した企画書を『NotePM』に蓄積しておけば、ナレッジとして活用することが可能です。強力な検索機能を使ってテーマに応じた企画書を検索し、参考にしたり再設計したりすることで、企画書の作成効率も向上します。

既存のテンプレートを活用できるため、企画書作りに慣れていない人もスムーズに作成を進められます。

企画書をはじめビジネス文書を作成するときは、『NotePM』のようにテンプレートが豊富に備わっており、テンプレートを自作・共有できるドキュメント作成ツールが適切です。自社に合ったツールを選び、説得力のある企画書を効率的に作成しましょう。

>関連記事:ドキュメント作成ツールおすすめ6選!選び方や作成のコツを解説

企画書 テンプレ

テンプレートを使って説得力のある企画書を作成しよう

企画書は、ビジネスにおけるあらゆる分野・部門で、新たなアイデアやプランを提示するとき重要な役割を果たします。説得力のある企画書を作成するためには、現状分析を経て、論理的に構成を組まなければなりません。

企画書の作成に慣れていない人が企画書の構成からはじめようとすると、手間取るでしょう。テンプレートを使って企画書を作成すると、考えるべきポイントや示さなければならないデータが明確になり、スムーズに作成することが可能です。

ワードやエクセルでも企画書のテンプレートは作れますが、豊富なテンプレートをもとに自社に合わせてカスタマイズできるドキュメント作成ツールのほうが、効率的にテンプレートを作成できます。

NotePM』は企画書をはじめ、あらゆるビジネス文書のテンプレートを豊富に搭載したドキュメント作成ツールです。ドキュメントの作成だけではなく、共有やコメントベースのコミュニケーションも可能で、ツール上で企画書の提示から承認までを一元化できます。

『NotePM』は、30日間無料で全機能をお試しいただけますので、自社に合った企画書作成にご利用ください。

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