【2024年版】エンタープライズサーチのおすすめ9選を徹底比較!選び方・メリット・デメリットを紹介

2024年02月02日(金) 文書管理

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

大量の情報を扱う現代のビジネス環境において、社内のデータ検索は、社内担当者にとって切実な課題です。「社内データを探す場所がありすぎて、目的の情報がみつからない」「一日に、他部署からデータの保管場所の問い合わせがきて、業務負担になっている」などの問題を解決する鍵となるのが、エンタープライズサーチです。そこで本記事では、エンタープライズサーチのおすすめ9選と、選び方・メリット・デメリットを詳しく解説します。

 

このような方におすすめです

• [あの人しか知らない] 属人化を解消したい
• ベテラン社員のノウハウを継承したい
• バラバラな業務品質を標準化したい
• ナレッジマネジメントの進め方を知りたい


エンタープライズサーチとは?

エンタープライズサーチとは、クラウドやファイルサーバーなど多様な保管場所を横断的に検索できるシステムのことです。事業運営を続けていると、従業員や取引先が増加していくにつれて、データの量は増え続けてしまうものです。しかし、自社のデータがデータベース・ファイルサーバー・社内ポータル・各種クラウドストレージなど、多様な保管場所に分散していると、必要なデータがどこに格納されているのか分からなくなることがあります。データを探す時間は非常に無駄で、社員の労働時間のロスになりかねません。

エンタープライズサーチを活用すれば、データ検索にかかる時間と手間を大幅に削減できます。さまざまな場所に分散している情報を関連づけることで、一括で検索できるようになります。業務の効率化はもちろん、コスト削減や残業時間の削減にもつながる便利なシステムです。

関連記事:検索作業を効率化する「エンタープライズサーチ」とは?導入方法やメリット・デメリットを紹介


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エンタープライズサーチの機能

エンタープライズサーチの機能には、以下の3つがあります。

  • 情報の検索
  • データ分析
  • 運用・セキュリティ管理

それぞれについて、詳しく解説します。

情報の検索

エンタープライズサーチは、さまざまな条件を指定して情報の検索が行えます。代表的な検索方法を、下表にまとめました。

画像検索 検索結果をサムネイル表示やプレビュー表示して、視覚的に文書を検索
完全一致検索とあいまい検索 一致するキーワードを含む完全一致検索と、キーワードから類似の語句やデータを検索するあいまい検索
類似ドキュメントを検索するあいまい検索 一致するキーワードを含む完全一致検索と、キーワードから類似の語句やデータを検索するあいまい検索
あいまい検索はアルゴリズムを工夫して精度を高めることが可能
ファセット検索 日付・文章タイプ・所有者・サイズ・場所など特定の条件でデータを集計し、集計結果から絞り込み検索
ハイライト表示とソート表示 検索結果を表示するときに検索語句をハイライト表示し、日付順や関連度順で結果を並べ替え
関連キーワード 検索語の同義語や過去に検索されたキーワードを基に、関連性の高い語句を表示
関連文書検索 関連性や類似度の高い文書を表示
重複検索 重複するデータを発見し、検索時に排除する機能
検索履歴 過去に検索したキーワードやクリックしたコンテンツの履歴を確認する機能

データ分析

エンタープライズサーチには、検索ログの閲覧やレポート作成といった利用状況を詳細に分析する機能があります。利用データを分析することで、どの従業員がどのようなキーワードを使って検索しているのか、また、閲覧回数の多いデータはどれかなど、利用状況を把握できます。また、検索システムの運用方法を改善するだけでなく、データの保管方法やフォルダ構造の見直しにも役立てられます。

運用・セキュリティ管理

エンタープライズサーチには、セキュリティ管理機能も備わっています。ファイルやデータ単位でアクセス制限を設定することで、不正アクセスのリスク低減が見込めます。また、アクセス権限もユーザーグループごとに詳細に設定可能です。また、Active Directory連携やシングルサインオンのような簡易的なユーザー認証機能を利用して、ユーザーのログインプロセスを簡素化しながらセキュリティの強化が図れます。

関連記事:ファイル共有に潜むリスクとは?発生しやすいリスクの種類と対策を解説

エンタープライズサーチの導入メリット

エンタープライズサーチの導入メリットには、以下の3つがあります。

  • 情報共有がしやすくなる
  • データ収集時間の短縮が図れる
  • 社内業務の分析が行える

それぞれについて、詳しく解説します。

情報共有がしやすくなる

エンタープライズサーチの導入メリットの1つ目は、情報共有がしやすくなることです。社員間の確認や連絡にかかる手間と時間を省けます。また、企業内のさまざまな情報を横断できるため、新しいビジネスチャンスの創出にも役立ちます。エンタープライズサーチの利用状況データを分析することで、どの部署でどのような動きやニーズがあるのかを把握でき、ビジネス環境の改善に役立てられるでしょう。

データ収集時間の短縮が図れる

エンタープライズサーチの導入メリットの2つ目は、データ収集時間の短縮が図れることです。ファイル管理アプリなどを使ってファイル検索をすると、結果が表示されるまでに時間がかかることも少なくありません。特にファイルの容量が大きいと、待機時間が長くなりがちです。しかし、エンタープライズサーチでは検索結果をほぼ瞬時に表示できるため、検索時間を大幅に短縮できます。これにより作業の効率化が図れ、重要な業務により多くの時間を割けるようになるでしょう。

社内業務の分析が行える

エンタープライズサーチの導入メリットの3つ目は、社内業務の分析が行えることです。検索キーワードや頻繁に参照されているファイルの統計データを分析し、企業内での情報ニーズや課題の傾向を把握するのに有効です。具体的には、「社員が探している情報は何か」や「探し物が見つからず困っていることは何か」といった問題点を洗い出せるでしょう。

エンタープライズサーチの導入デメリット

エンタープライズサーチの導入デメリットには、以下の2つがあります。

  • セキュリティ対策が必要になる
  • 精度を高めるには調整が必要になる

それぞれについて、詳しく解説します。

セキュリティ対策が必要になる

エンタープライズサーチの導入デメリットの1つ目は、セキュリティ対策が必要になることです。エンタープライズサーチのアクセスできる範囲が広い場合、情報漏えいのリスクが高まる可能性があります。そのため、誰がどの情報にアクセスできるかを明確に定め、適切に運用していく必要があります。特に、機密文書など他部署の閲覧を制限する必要のあるデータが検索範囲に含まれている場合は、データ・ファイル・ユーザーごとにアクセス権限を細かく設定しましょう。このとき、既に設定されているアクセス権限を継承できるシステムを利用することで、新たな閲覧権限ルールを作成する手間が省けるでしょう。

精度を高めるには調整が必要になる

エンタープライズサーチの導入デメリットの2つ目は、精度を高めるには調整が必要になることです。企業内に蓄積されている情報量が多いほど、調整作業は重要です。検索の精度を高めるためには、特に検索元のデータの整備が欠かせません。例えば、カテゴリ・フォルダ・タグ・更新日・ファイル属性などの情報を体系的に整理しておくと効果的です。情報を明確にすることで、検索システムがより正確に情報を抽出しやすくなります。また、体系を社内ルールとして周知し、従業員が適切にデータを管理・使用することも、検索精度の向上につながります。

エンタープライズサーチの選び方

エンタープライズサーチの選び方には、以下の4つがあります。

  • 扱える情報量と種類
  • 搭載されている機能
  • 既存システムとの連携
  • セキュリティ性

それぞれについて、詳しく解説します。

扱える情報量と種類

エンタープライズサーチの選び方の1つ目は、扱える情報量と種類です。例えば、自社で扱うデータ量が数十テラバイト(TB)にもなるのに、対応できるのが数百ギガバイト(GB)程度のシステムだと、実際の検索ニーズには応えられません。また、圧縮されたファイルでは、詳細な検索ができないシステムもあるため、どのようなファイル形式に対応しているのかを確認する必要があります。そのため、自社で扱う情報の量や種類を把握した上で、それに適したエンタープライズサーチを選ぶことが重要です。

搭載されている機能

エンタープライズサーチの選び方の2つ目は、搭載されている機能です。機能面では、絞り込み検索、あいまい検索、サムネイル表示、画像・動画・音声検索の有無などが使い勝手を大きく左右します。自社にとって必要な機能が何かを慎重に検討し、システムを選ぶことが重要です。また、インターフェースは、システムごとに独自の特徴があります。可能であれば試用版やデモンストレーションを利用して、最も使いやすいと感じるシステムを選ぶと良いでしょう。

既存システムとの連携

エンタープライズサーチの選び方の3つ目は、既存システムとの連携です。ファイルサーバーや業務システムなど、既存のさまざまなシステムを横断して検索できる点が、エンタープライズサーチの特徴です。そのため、既に導入されているシステムの機能を最大限に活かしつつ、エンタープライズサーチを構築するのがおすすめです。しかし、システムによっては検索できるファイルサーバーの種類や連携可能な権限管理システムに制約が存在することもあります。そのため、自社の既存環境やシステムに適合するかどうかを、事前に確認しておきましょう。

セキュリティ性

エンタープライズサーチの選び方の4つ目は、セキュリティ性です。閲覧制限や認証機能のあるシステムを選ぶことは前提として、どこまで細かく設定できるかもチェックしましょう。例えば、簡単なパスワードだけで内容を閲覧できてしまうシステムでは、セキュリティ面での不安が残ります。一方で、ユーザー認証が何重にもなっているなどセキュリティが厳重過ぎると使い勝手が悪くなります。そのため、情報漏洩のリスクを減らしつつも使い勝手の良いシステムを選ぶことが大切です。セキュリティ性と利便性のバランスの取れたシステムを選ぶことで、安全かつ効率的に情報を管理できるでしょう。

エンタープライズサーチのおすすめ9選を比較

ここでは、エンタープライズサーチのおすすめ9選を紹介します。

QuickSolution

QuickSolutionは、高度な検索機能とセキュリティを備えたエンタープライズサーチです。基本検索機能に加え拡張検索機能を備えているため、細かな絞り込みが行えます。高速検索機能により迅速な情報アクセスを実現しています。APIもカスタマイズ可能で、ニーズに応じた情報検索環境を構築したい企業に向いています。

QuickSolutionの特徴

  • 高度な拡張検索で細かな絞込み可能
  • 高速検索機能で迅速な情報アクセス
  • 多言語対応と強固なセキュリティ

URL: https://www.sei-info.co.jp/quicksolution/

 

J-Insight

J-Insightは、AIを活用した横断検索システムです。大量の社内情報を一元管理し、高度な検索機能で迅速に目的の情報にアクセスできます。コールセンターから社内情報共有まで幅広い用途に対応しているのもポイントです。Excel・PDF・Wordだけでなく、xmlやcsvにも対応しており、社内イントラシステム上のコンテンツが扱えるのも魅力です。

J-Insightの特徴

  • 自然言語検索で直感的操作可能
  • 学習機能による検索精度の向上
  • 強固なセキュリティで情報保護

URL: https://www.jsol.co.jp/solution/j-insight.html

 

SAVVY/EWAP

SAVVY/EWAPは、高速全文検索エンジンと、階層を組み替えながらデータを閲覧できる多観点ツリーを特徴とする情報検索システムです。分かりやすいインターフェースと強力な検索機能を融合させ、目的の情報を迅速かつ的確に見つけ出すことが可能です。企業内情報の見える化を実現し、情報共有の改善が図れるでしょう。

SAVVY/EWAPの特徴

  • シンプルで直感的な操作性
  • 文書情報の一元管理機能
  • データの見える化と使える化を促進

URL: https://www.info-brdg.co.jp/savvy/ewap.html

 

FALCON

FALCONは、社内の未活用情報をビジネスの最前線で活用するための高速検索コンテンツ管理システムです。全文検索やイメージファイルに対応しているという特徴があります。権限設定も柔軟にできるため、既存の運用を変更することなく情報の管理が行えます。社内の価値ある情報を効率的に活用し、業務効率とデータ保護の両方を強化したい企業に向くシステムです。

FALCONの特徴

  • 高速全文検索で即座に情報アクセス
  • 柔軟な権限設定でセキュリティ強化
  • イメージファイル含む幅広い対応

URL: https://www.nextep.jp/contents_solution/falcon/

 

Neuron ES

Neuron ESは、企業内のさまざまな情報を横断的に一括検索できるシステムです。クラウドストレージやオンプレミスのファイルサーバ、文書管理システムなど、複数の保管場所にまたがる資料を素早く検索できます。暗号化ファイルにも対応し、セキュリティとナレッジ共有の両立を実現しているのも魅力です。

Neuron ESの特徴

  • 暗号化ファイルも含む横断的一括検索
  • 大規模データの高速検索対応
  • サムネイル・プレビュー機能で迅速アクセス

URL: https://www.brains-tech.co.jp/neuron/

 

Helpfeel Back Office

Helpfeeは、社内ナレッジ検索に特化したSaaSです。社内の規程やマニュアルなどを一元的に検索できるため、社内問い合わせの数を大幅に削減したいときに役立つシステムです。曖昧な言葉やスペルミスにも対応しているため、入力した語句が完全一致しなくても目的のデータに辿り着けるでしょう。

Helpfeelの特徴

  • 社内向け・顧客向けのFAQに対応
  • 曖昧な言葉やスペルミスに強い
  • 業務負担の劇的軽減を実現

URL: https://helpfeel.com/back-office

 

ファイルめがね

ファイルめがねは、社内ファイルサーバーをインターネットのように容易に検索できるシステムです。直感的に操作し、思いついたキーワードや文章を入力するだけで高速全文検索が行えます。企業内の情報検索と管理を効率化し、全従業員が容易にアクセスできる使い勝手の良さが特徴です。既存のファイルサーバーをそのまま活用しながら、情報共有と社内ナレッジの連携が図れるでしょう。

ファイルめがねの特徴

  • トレーニングなしの直感操作
  • 管理が容易で専門知識不要
  • 既存資産をそのまま有効活用

URL: https://www.info-brdg.co.jp/savvy/filemegane.html

 

A-trek

A-trekは、独自開発された64ビットの純国産全文検索システムです。増加する文書やコンテンツから必要な情報を迅速かつ効率的に検索可能で、N-Gram検索インデックスDBにより漏れのない検索を実現しています。さまざまな種類のデータを高速かつ正確に検索できるため、組織内の情報活用の強化が見込めるでしょう。

A-trekの特徴

  • 高速で正確な全文検索機能
  • 漏れのないN-Gram検索インデックス
  • 豊富なクローリングと柔軟な設定

URL: https://www.quantech.co.jp/product/atrek.html

 

FileBlog

FileBlogは、端末を問わずファイルサーバを閲覧できる全文検索・文書共有システムです。超高速全文検索で、目的の文書を迅速に見つけ出すことができます。検索したデータはサムネイル表示されるため、文書を素早く確認できるのも魅力です。操作方法がWindowsエクスプローラに似ているため、ツールに不慣れな従業員でも直感的に操作できるでしょう。

FileBlogの特徴

  • 直感的操作で誰でも簡単に使用可能
  • 高速検索で効率的な情報アクセス
  • サムネイル表示で文書を素早く確認

URL: https://www.teppi.com/fileblog/product

 


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まとめ

エンタープライズサーチは、システムごとに検索機能や分析機能やインターフェースの使いやすさなどが異なるため、情報量や機能、既存システムとの連携性など、さまざまな要素を考慮して選ぶことをおすすめします。本記事で紹介したポイントを参考に、自社にあったエンタープライズサーチを選んでみてください。

 

このような方におすすめです

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• ベテラン社員のノウハウを継承したい
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