こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
今日のビジネス環境においてDXは避けては通れない課題の1つであるため、DX支援サービスを行う企業も多くあります。しかし、DX支援サービスは具体的に何をしてくれるのか、どの会社を選ぶべきか迷う人もいるでしょう。そこで本記事では、DX支援サービスのおすすめ10選、選び方、メリット、デメリットを詳しく解説していきます。
目次
DX支援サービスとは?
DX支援サービスは、主に以下の2種類に分類できます。
- 技術支援
- ビジネス変革
それぞれについて、詳しく解説していきます。
技術支援
DX支援サービスの技術支援とは、IoT(Internet of Things)のシステム構築から運用保守サポートを行うサービスです。新しい技術を導入するときには、自社で運用していけるように、専門家による詳細なアドバイスやトレーニングが欠かせません。IT技術支援は、企業がデジタル化の波に乗り遅れないようにするだけでなく、競争上の優位性を維持し、新しい市場機会を探求するためにも重要です。
ビジネス変革
DX支援サービスのビジネス変革支援とは、DXを実現するためのサポートのことです。具体的には、デジタル戦略の策定、デジタル人材の育成、組織の体制変更などのサポートを行います。また、ビジネスモデルや業務フローの再設計、実行段階のコンサルティングも担うことがあります。企業がデジタル変革を成功させるためには、不可欠なサポートと言えます。
関連記事:デジタルトランスフォーメーション(DX)とは?課題や進め方をわかりやすく解説
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DX支援サービスの導入メリット
DX支援サービスの導入メリットには、以下の2つがあります。
- DX推進のための施策を実行できる
- デジタル技術を取り入れられる
それぞれについて、詳しく解説していきます。
DX推進のための施策を実行できる
DX支援サービスの導入メリットの1つ目は、DX推進のための施策を実行できることです。DX化の取り組みを始め、目標を設定したにも関わらず、さまざまな障害により計画が停滞してしまう企業も少なくありません。IT能力や専門知識に不安がある、DXの推進に回せるほど人的リソースに余裕がないなどの理由があるためです。このように自社単独ではDX実施が難しい場合、外部委託はその1つの解決策となります。DX支援サービスを受けると、企業に欠けているスキルや資源を補うことが可能です。DXの基本を体系的に教える教育プログラムを提供する業者もあるため、人材育成も行えるでしょう。
デジタル技術を取り入れられる
DX支援サービスの導入メリットの2つ目は、デジタル技術を取り入れられることです。革新的なデジタル技術を取り入れ、戦略を実行することで、DXの達成に向けた選択肢が広がります。実際に、AI・IoT・ブロックチェーンなどの最新技術を活用したDXの成功事例は数多く存在します。しかし、新たに技術を取得しても、技術の活用方法が分からなければ、当初の目標から逸脱してしまいます。そこでDX支援サービスを利用することで、第三者の視点から専門家のアドバイスが受けられるでしょう。
DX支援サービスの導入デメリット
DX支援サービスの導入デメリットには、主に以下の4つがあります。
- 費用がかかる
- 自社が主体となって進める必要がある
- 成果が出るまでに時間がかかる
- 効果の検証が必要になる
それぞれについて、詳しく解説していきます。
費用がかかる
DX支援サービスの導入デメリットの1つ目は、費用がかかることです。サービス内容に応じたサポートを受けるには一定の費用が発生します。特に、コンサルティングを主軸とするビジネス変革の支援は、コストが高くなりがちです。依頼する業務を慎重に検討し、必要かつ適切なサービスに絞ることで費用対効果が見込めます。
自社が主体となって進める必要がある
DX支援サービスの導入デメリットの2つ目は、自社が主体となって進める必要があることです。DXを一気通貫で提供するサービスも存在しますが、あくまでもサポートをするだけに留まるため、企業が積極的に取り組む意識を持つことが大切です。中長期にわたり効果を出し続けるためには、社内に専門知識を蓄積したり人材育成に努めたりする必要があるでしょう。
関連記事:DX推進の背景・課題と失敗しないための5つポイント
成果が出るまでに時間がかかる
DX支援サービスの導入デメリットの3つ目は、成果が出るまでに時間がかかることです。社会やビジネス環境は絶えず変化していくため、システムを導入した後は、定期的に見直し、更新していく必要があります。そのため、DX支援は一度受けただけで終わりではなく、継続的に受ける必要があると理解しておきましょう。
効果の検証が必要になる
DX支援サービスの導入デメリットの4つ目は、効果の検証が必要になることです。DXの施策は、投資したコストに対して期待した効果が得られないことも少なくありません。そのため、支援サービスを利用するときには、費用対効果を評価する指標を決めることが大切です。単にアドバイスに従ってシステムを導入するだけでは、効果が確実に現れるとはありません。DX支援サービスと契約交渉を行う段階で、具体的なKPI(Key Performance Indicator)を設定し、数値目標を明確に定め、検証していきましょう。
DX支援サービスの選び方
DX支援サービスを選ぶときには、以下の5つに着目しましょう。
- サービスの内容
- 自社の業界への対応
- 費用
- 実績
- サポート期間
それぞれについて、詳しく解説していきます。
サービスの内容
DX支援サービスを選ぶときには、サービスの内容を確認しましょう。前述しましたがDX支援サポートには技術支援とビジネス変革支援の2つがあり、それぞれサポートする内容が異なります。技術支援は、IoTの実現やシステム構築に関連したサポートを行うサービスです。技術的な遅れがある領域を識別し、システムの構築や運用・保守を行っていきます。一方、ビジネス変革支援は、組織の構造や業務プロセスの変革に寄与する支援を行います。どのサービスを選ぶべきかは、事業の成長段階に応じて優先順位をつけて判断しましょう。
自社の業界への対応
DX支援サービスを選ぶときには、自社の業界への対応を確認することが大切です。まず、サービス提供者が自社の業界に精通しているかを見極めましょう。また、業界特有の規制や標準に準拠したサービスが提供されているかも重要なポイントです。自社の業界に適したDX支援を選ぶことで、より効果的かつ効率的にDXが進むでしょう。
費用
DX支援サービスを選ぶときには、費用も重要なポイントです。コンサルタントによって提供される機能はさまざまですが、一般的に、高度なサポートを受けるとコストも高くなります。サービスが複数あると目移りしてしまうものですが、本当に必要な支援を見極め、予算内で収まるかを検討しましょう。
実績
DX支援サービスを選ぶときには、実績も重要な判断基準の1つです。コンサルタントに成功事例があるか、またその成功が自社にとって参考になるかを確認します。公式サイトを確認し、これまでのクライアントやプロジェクトの種類・規模・業界を調べ、提供するソリューションが自社のニーズに合致するかを判断しましょう。具体的な事例やケーススタディを参照することで、サービスの効果や実際の成果を理解しやすくなります。
サポート期間
DX推進サービスを選ぶときには、サポート期間が適切であるかどうかも考慮しましょう。例えば、サポート期間に制限がある場合、問題が発生したときに十分な支援を受けられない可能性があります。改善支援は一定期間で提供、サポート支援は無制限で提供されるなど、包括的なサービスを行うコンサルタントであれば安心感が得られるでしょう。
DX支援サービスのおすすめ10選を比較
ここでは、DX支援サービスのおすすめ10選を解説します。
- 富士通株式会社
- マッキンゼー・アンド・カンパニージャパン
- NTTアドバンステクノロジ株式会社
- アクセンチュア株式会社
- 野村総合研究所
- 株式会社モンスターラボ
- 株式会社GeNEE
- デロイトトーマツコンサルティング
- PwCコンサルティング
- フューチャーアーキテクト
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
富士通株式会社
富士通株式会社は、クライアントに対して最適なDX推進支援を提供する「デジタル革新オファリング」というサービスを展開しています。AI・IoT・データレイク・クラウドなどの最新のデジタル技術と、これまでに蓄積してきたノウハウを組み合わせ、16の適用分野と34の利用シーンを網羅した「デジタル革新 利用シーンレベル全集」が提供されます。
富士通株式会社の特徴
- 多様なデジタル技術の組み合わせで総合的なソリューション提供
- 16分野34シーンを網羅する豊富な適用範囲と専門知識
- 持続可能な社会への貢献
URL: https://www.fujitsu.com/jp/group/fjj/services/keyword/dx/
マッキンゼー・アンド・カンパニージャパン
マッキンゼー・アンド・カンパニージャパンのDX支援サービスは、グローバルな知見と地域に根差した洞察を融合し、クライアントのデジタル変革を促進します。サービス内容に応じて、「マッキンゼー・デジタル」「RTS(企業変革・企業再生)」「Leap by McKinsey(新規事業立案)」の3つのサポートが受けられます。
マッキンゼー・アンド・カンパニージャパンの特徴
- 競争力向上のためのデジタル技術活用支援
- 企業変革と業績改善を実現する総合的なサービス
- 革新的な新規事業の立案と展開サポート
URL: https://www.mckinsey.com/jp/our-work/digital
NTTアドバンステクノロジ株式会社
NTTアドバンステクノロジ株式会社のDX支援ソリューションは、幅広い業界に向けてビジネスを変革し、持続可能な発展を促進するサービスです。これまで8,000社以上の企業が利用し、業務効率化やDXを実現しています。クラウドサービスの活用や書類の電子化をはじめとし、業種にあった技術支援が受けられます。
NTTアドバンステクノロジ株式会社の特徴
- クロスインダストリー領域での高い対応能力
- 実践的なDX推進のための豊富なノウハウ
- サステナビリティを促進するデジタルイノベーション
URL: https://www.ntt-at.co.jp/product/dx-sol/consulting/
アクセンチュア株式会社
アクセンチュア株式会社は、「トランスフォーメーションコンサルティング」と呼ばれるDX推進支援サービスを提供しています。社内のさまざまな部門のリソースを結集し、DX推進に関する戦略と企画の策定からデジタル変革の実行、デジタルテクノロジーの運用までのサポートを行います。豊富なリソースと専門知識を活用し、企業のDXを効果的に推進します。
アクセンチュア株式会社の特徴
- 社内リソースの統合で一貫したDX支援
- 戦略策定から実行までの包括的なコンサルティング
- テクノロジー運用の最適化による持続可能な変革
URL: https://www.accenture.com/jp-ja
野村総合研究所
野村総合研究所のDX支援サービスは、デジタル変革マネジメント、デジタルアーキテクチャ、ビジネスアナリティクス、デジタル新事業創発、製造DX、CiTトランスフォーメーション、アジャイル・CX・UXデザインなど、多岐にわたるサービスメニューを通じて、企業のDXを全面的に支援します。業務アプリをはじめとするITシステムの選定から構築、運用までのサポートが受けられます。
野村総合研究所の特徴
- 組織能力強化による総合的DX推進
- 事業モデル創造から文化変革までの幅広い支援
- 最先端技術と戦略を融合したデジタルイノベーション
URL: https://www.nri.com/jp/service/scs/dx
株式会社モンスターラボ
モンスターラボグループのDX推進サポートは、テクノロジーを駆使してビジネス変革を促進します。経営戦略としてのデジタル技術活用に重点を置き、現状分析から将来展望の策定までをサポートします。グローバルな経験と深い知見を活かし、クライアントの課題解決を目指すDX推進の強力なパートナーとして機能するでしょう。
株式会社モンスターラボの特徴
- 世界各国のプロジェクト経験が豊富
- 経営戦略としてのデジタル技術活用
- 受発注を超えた真のビジネスパートナー
URL: https://monstar-lab.com/jp
株式会社GeNEE
株式会社GeNEEが提供するDX推進サポートは、最新のデジタルテクノロジーを活用し、企業の成長と組織全体の効率化を促進します。クライアントの業界や業種に詳しいビジネスコンサルタントがプロジェクトに参加し、サービスの保守・運用・バックアップも行います。コンサルティングからプロダクト開発まで、一括で依頼可能です。
株式会社GeNEEの特徴
- 実現可能な革新的アイデアを提案
- 初期構想から実装まで一貫サポート
- リリース後も継続的なサポートを提供
URL: https://genee.jp/service/dx-consulting/
デロイトトーマツコンサルティング
デロイトトーマツコンサルティングは、IT分野に幅広い知識を持つコンサル企業です。Microsoft社との戦略提携を通じて、高いセキュリティ性を備えたDX推進をサポートします。企業ごとのビジネス課題に対応する総合的なコンサルティングサービスを提供しています。
デロイトトーマツコンサルティングの特徴
- 幅広いIT知識とセキュリティ性の高いDX支援
- イノベーション、トランスフォーメーション、リーダーシップの総合的なサポート
- 戦略提案から遂行までクライアントのリードを支援
URL: https://www2.deloitte.com/jp/ja/services/consulting.html?icid=top_consulting
PwCコンサルティング
PwCコンサルティングは、経営課題解決のためにバリューチェーン全体をカバーし、クライアントのグローバリゼーションとデジタリゼーションをサポートするコンサル企業です。主要サービスはSCM、R&D/PLM、カスタマートランスフォーメーションなどです。組織横断型イニシアチブでは3つのD(デジタル・データ・デザイン)に焦点を当て、デジタルを活用して革新的な解決策を提供します。業界別の特化サービスにも対応しています。
PwCコンサルティングの特徴
バリューチェーン全体をカバーする統合的なソリューション- 3つのD(デジタル、データ、デザイン)に焦点を当てた課題解決
- 業界別プロフェッショナルが連携し的確なサービス提供
URL: https://www.pwc.com/jp/ja/services/consulting.html
フューチャーアーキテクト
フューチャーアーキテクトは、業界の専門家と技術のエキスパートが連携してサポートを行うDX支援コンサル企業です。経営戦略から業務改革まで包括的に対応することで、経営課題の解決を後押ししてくれます。流通・製造などそれぞれの業界に応じた経営戦略と業務プロセスの改革をトータルで提供します。
フューチャーアーキテクトの特徴
- 業界に特化したコンサルタントが経営課題に対応
- 戦略立案からシステム構築・運用保守までサポート
- 最適な経営戦略や業務プロセスの改革をトータルで提供
URL: https://www.future.co.jp/architect/our_service/consultant/
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まとめ
DXを進めるためには、ただ技術を導入するだけでなく、組織文化や業務プロセスを変革させることが重要です。そのためにも、業界や企業規模に応じて適切な支援サービスを受けることをおすすめします。DX支援サービスは、コンサル企業によってサポート範囲や強みが異なるため、自社にあったサービスを選びましょう。
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