【2024年版】リーガルテックサービスおすすめ6選!メリット・注意点・ポイントも紹介

2024年01月04日(木) 業務効率化

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

リーガルテックサービスにはどのようなサービスがあるのだろうとおすすめのサービスを知りたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。リーガルテックサービスは、契約書作成など、法律に関する業務を簡単にしてくれるサービスです。法律と技術を組み合わせて、人的コストの削減や業務効率化を実現可能です。

そこで今回は、リーガルテックサービスの概要と重要視される理由、種類、メリット、注意点、サービスの選び方などを解説した上で、おすすめのサービスを6選紹介します。

リーガルテックサービスとは

まずは、リーガルテックサービスとは何かについて説明します。

リーガルテックとは、法律と技術を組み合わせている言葉のことです。テクノロジーを応用して、法律業界に対応するサービスがリーガルテックサービスです。たとえば、契約書管理・文書管理業務を自動化し、法律事務所や企業法務部門において業務効率化、時間の節約、コスト削減を実現します。リーガルテックサービスはAIを活用することで、法律情報の検索や参考文献の参照、ワークフローを設定することで、より迅速かつ正確に業務を行えます。

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リーガルテックサービスが重要視される理由

リーガルテックサービスが重要視される理由は、法律業界において、業務効率化と生産性向上に、AIの活用が不可欠だからです。AIによって大量の文書の管理や複雑な契約書の内容理解、修正、レビューなどの作業を自動化、高速化します。リーガルテックサービスは、大量の法律データを搭載しているため、検索すれば必要な情報を迅速かつ正確に抽出できます。利用しやすい価格で提供されているサービスもあるため、コスト削減効果も期待できるでしょう。リーガルテックは法律業務の効率化を実現し、法律業界に革新をもたらすといっても過言ではありません。

リーガルテックサービスの主な種類

リーガルテックサービスの種類について、以下4点を説明します。

  • 電子契約
  • 契約書レビュー
  • 文書管理
  • 申請出願

それでは、1つずつ解説します。

電子契約

1つ目の種類は、電子契約です。

電子契約とは、契約の作成、署名、管理などを電子形式で行う技術です。担当者はクラウドサービスを利用して契約文書を作成、電子署名を用いて簡単に署名します。デジタル署名や暗号化技術が搭載されているため、セキュリティの高い環境で契約情報の保護が可能です。また、契約の進捗把握と契約書の保管、検索も簡単にできます。電子契約機能があれば、従来の紙をベースとした契約プロセスに比べ、時間とコストを削減できるでしょう。

契約書レビュー

2つ目の種類は、契約書レビューです。

契約書レビューとは、主にAIを用いて、契約書に書かれた重要な条項やリスク要素を把握できます。従来、契約書のレビューは法律専門家による手作業で、時間をかけて行われていましたが、AIを活用することで、レビュー業務にかかる時間を大幅に削減し、人的ミスを減少させることも可能です。AIによる契約書レビューは、潜在的な法的リスク・修正が必要な表現を迅速に洗い出すことで、法律専門家が主業務に集中できるようサポートします。

文書管理

3つ目の種類は、文書管理です。

文書管理では、契約書・社内規定・開示文書など企業にとって重要文書を電子化し、一元管理します。利用者は登録された文書を簡単に検索・共有・更新できるようになり、これまでオフィスの倉庫などに保管していた、物理的な文書スペースを減少できるでしょう。また、文書管理システムはアクセス権限の管理、バージョン管理、変更履歴の追跡、文書属性などの機能を提供し、文書におけるセキュリティと整合性を保ちます。

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申請出願

3つ目の機能は、申請出願です。

申請出願とは、特許や商標、著作権などの知的財産権の申請などのことです。申請に必要な書類の準備・フォーマット修正・適切な機関への提出をサポートしていきます。申請出願をする際に、クラウドサービスであるオンラインプラットフォームを利用すれば、利用者はオフィスにいなくても簡単に申請プロセスを進められます。

また、進捗状況を把握できるため、必要に応じて瞬時に修正対応が可能です。AI技術が搭載された申請出願サービスでは、申請書類の誤りや不備を事前に検出、申請の成功率を高めることも可能です。

リーガルテックサービスを利用するメリット

リーガルテックサービスを利用するメリットとして、以下3点を説明します。

  • 作業効率化
  • 品質の一定化
  • 検索性向上

それでは、1つずつ解説します。

作業効率化

1つ目のメリットは、作業効率化です。

リーガルテックサービスを活用すれば、契約書や他法的文書のチェックを自動化し、人による手間を大幅に削減できます。たとえば、AIが文書内の誤りや矛盾をチェックし、足りない必須条項を迅速に識別することで修正案を提示してくれるでしょう。これにより、法律専門家や法務担当者は細かな法律チェック作業をスムーズに進められ、作業効率がアップします。

品質の一定化

2つ目のメリットは、品質の一定化です。

リーガルテックサービスでは、AIが文書に書かれた内容をチェックしてくれるため、品質の一定化が可能です。従来の法的文書の作成・レビュー業務では、担当者のスキルレベルや個人的な判断に依存していました。リーガルテックサービスでは、搭載されている法律文書やひな型、あらかじめ登録しておいた企業情報を元に、文書を分析し、誤字脱字、文法の間違い、潜んでいるリスクなどを検出し、修正案を提示します。サービスを導入すれば、文書の品質が向上し、法律的なリスクを軽減できるでしょう。

検索性向上

3つ目のメリットは、検索性向上です。

大量の法的文書を蓄積しており、キーワード検索やカテゴリ分類などによって、必要な文書をすぐに探し出せます。従来の紙ベースのシステム運用で時間がかかっていた文書の検索も、リーガルテックサービスを活用すれば、時間を大幅に削減できるでしょう。法務担当者は、時間を要していた文書検索から解放され、より重要な業務に集中可能です。

リーガルテックサービスを利用するときの注意点

リーガルテックサービスを利用するときの注意点として、以下2点を説明します。

  • 取引先が電子契約に対応不可なケースもある
  • AIに頼り過ぎないこと

それでは、1つずつ解説します。

取引先が電子契約に対応不可なケースもある

1つ目の注意点は、取引先が電子契約に対応していないケースもあることです。

リーガルテックサービスで最新の法律知識と、AI技術を用いており業務効率化を実現できますが、時には取引先からこれらのサービス利用を断られることがあります。たとえば、小規模企業・小売業界などでは、ITやAI知識が十分でなく、対応できない場合もあるでしょう。そのため、リーガルテックサービスを導入する際には、事前に取引先が対応可能かの確認が重要です。確認することで、リーガルテックサービス導入に伴う業務対応の遅延を防げるでしょう。

AIに頼り過ぎないこと

2つ目の注意点は、AIに頼り過ぎないことです。

リーガルテックサービスにはAIが搭載されているものがほとんどです。AIは契約書のレビューや文書管理など多くの業務で効率化を実現しますが、AIの判断は、企業が期待する結果と異なるケースもあります。AIはアルゴリズムに基づいて学習・判断するため、そもそも蓄積された情報に誤りがあると、提示結果も謝るでしょう。そのため、リーガルテックサービスを導入した後、AIによる分析や修正提案に頼り過ぎるのではなく、リーガルチェック後、法律専門家による最終的な確認が重要です。

リーガルテックサービスの選定ポイント

リーガルテックサービスの選定ポイントとして、以下3点を説明します。

  • 目的の明確化
  • 無料でトライアル可能か
  • スモールスタート

それでは、1つずつ解説します。

目的の明確化

1つ目のポイントは、目的の明確化です。

何のためにリーガルテックサービスを導入するのか、自社が現在抱える課題が何なのか、課題に対してリーガルテックサービスがどのような解決策を提示してくれるのか、などを明確にしましょう。たとえば、契約書作成・管理業務が煩雑で時間を要している場合は、契約書支援サービスや文書管理システムの導入を考えるかもしれません。また、法律文書のレビューに多大な時間を要している場合は、自動で法的文書をレビューをしてくれるシステムの導入が有効です。

リーガルチェックサービスを導入するときは、自社の目的を明確化し、現在の課題と期待する解決策を把握することで、適したリーガルテックサービスを選定できるでしょう。

無料でトライアル可能か

2つ目のポイントは、無料でトライアル可能かどうかです。

リーガルテックサービスには、導入前に機能や操作性を確かめるために、無料トライアルを提供しているものもあります。トライアル期間を活用して、実際にサービスを試すことで、自社のニーズや既存のシステムと比較できるでしょう。また、実際の業務でどれくらいの効果がありそうかも把握できます。利用検討しているサービスがあれば、無料トライアルの有無があるかも確認しましょう。

スモールスタート

3つ目のポイントは、スモールスタートです。

リーガルテックサービスを導入するときは、全社規模で一斉導入するのではなく、まずは一部の組織や、特定業務で試験運用することをおすすめします。スモールスタートで効果を確認することで、効果や担当者の反応を段階的に評価でき、導入後のリスクを最小限に抑えられるでしょう。スモールスタートで課題を把握・解決して次に展開することで、リーガルテックサービスの導入成功率を高めることが可能です。

おすすめリーガルテックサービス6選

おすすめリーガルテックサービスについて、以下6選を説明します。

  • クラウドサイン
  • ContractS CLM
  • Legalscape
  • LegalForce
  • LAWGUE
  • GMOサイン

それでは、1つずつ解説します。

クラウドサイン

クラウドサインは、電子署名法に対応した、クラウド型の電子契約サービスです。従来の「紙と印鑑」による契約手続きを「クラウド」に置き換えることで、コスト削減、業務効率化を実現します。各種認証制度をクリアしたセキュリティで、契約書データ等を守れること、ITに不慣れた方でも簡単に扱えることから、官公庁・金融機関も利用しています。

クラウドサインの特徴

  • 弁護士が監修し、初めて「電子署名」に該当したサービス
  • 多くのサービスと外部連携も可能
  • 無料のフリープラン有(機能制限有)

URL: https://www.cloudsign.jp/

 

ContractS CLM

ContractS CLMはワンプラットフォームで、契約業務を最適化するサービスです。企業に合わせた契約書のワークフローを設定可能で、契約業務の無駄な工程の削減、締結までの期間を短縮できます。契約内容はもちろん、関連書類や過去の履歴、担当者情報・ステータスを可視化でき、業務効率化を実現するのです。契約のプロセスやステータス、履歴や社内のコミュニケーションなど、契約に関する情報を一つに集約し、必要なときに必要な情報を瞬時に取り出せます。

ContractS CLMの特徴

  • CLM/契約管理サービスで業界シェアNo.1を達成
  • アクセス権設定によるセキュリティ対策
  • 業務内容に合わせた最適なプランをご提案

URL: https://www.contracts.co.jp/

 

Legalscape

Legalscapeは、法律情報のデータベースと生成AIでリーガルリサーチを変革するためのサービスです。質問を記入してから1クリックで、解説された文献にアクセスできる、AIリサーチ”Watson&Holmes”を採用しています。契約作成・審査をはじめ、会社法や法令調査・改正対応・M&A、独立禁止法など、実務化のバイブルを中心に、多くのコンテンツを用意しています。

Legalscapeの特徴

  • 1クリックで解説文献に瞬時にアクセス可能
  • 2,000冊以上の書籍・法令・ガイドラインなどを一元収録
  • 組織は2週間、個人は1週間の無料トライアル可能(組織)

URL: https://www.legalscape.jp/

 

LegalForce

LegalForceはAI契約審査プラットフォームです。AIを搭載することで、人手による従来方法で見落とがちなリスクや必要条項の抜け漏れなどを予防し、契約審査の期間・手間の削減に繋がります。一般的な基準はもちろん、自社独自の確認項目・修正方針の登録し、基準となる契約書との差分を洗い出せるのです。チェック項目として、弁護士監修の対応方針・サンプル条文・関連法的情報も表示しており、リスク箇所の見落としすることなく修正をサポートします。

LegalForceの特徴

  • 弁護士監修のオリジナルひな型で参考文献の瞬時参照が可能
  • 英文契約書も日本語入力で検索可能
  • 初期費用と月額費用が発生

URL: https://legalforce-cloud.com/

 

LAWGUE

LAWGUEは、契約書はもちろん、社内規定や開示文書など多くの文書の作成や検索、レビュー業務を効率化するクラウドドキュメントワークスペースです。非効率だと感じている業務でも、AIによるサポートで、見たいと思った文書をたった2秒で発見してくれ本来すべき業務に集中できるでしょう。番号ずれやレイアウト修正も、ワンクリックで修正完了し、文書業務における業務効率化を実現できます。

LAWGUEの特徴

  • 1日150時間の書類探しから解放
  • 行政文書のDX推進も次世代クラウドエディタで解決
  • 短期間のトライアルプラン有

URL: https://lawgue.com/

 

GMOサイン

GMOサインは国内シェアNo.1を達成した、今最も選ばれている、電子契約サービスです。取引先がGMOサイン以外のサービスを利用していても、自社は変わらずGMOサインで一括して署名・保管が可能なため、管理も簡単です。電子署名には、契約印タイプと実印タイプ、電子署名フォーム、手書きサインなどさまざまな署名に対応しています。権限管理、ガバナンス強化により、部外秘の文書も安全に管理できます。

GMOサインの特徴

  • 累進送信件数1,500万、導入企業数300万社突破
  • コストパフォーマンスと高機能を実現
  • お試し用のフリープラン有

URL: https://www.gmosign.com/

 


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まとめ

今回は、リーガルテックサービスのおすすめ6選を紹介するとともに、メリット、注意点、選び方を解説しました。リーガルテックサービスを導入すれば、従来時間を要していた法的文書のレビュー・修正業務を効率化できます。AI技術が、担当者の探したい文書を瞬時に見つけてくれるため、余った時間を主業務に割り当てて、集中できるようになるでしょう。もし、今後リーガルテックサービスの導入を検討する場合は本記事で紹介した6選から、ご自身の企業が直面している課題を熟考した上で、ぜひ最適なサービスを選択してください。適切なサービスを導入することで、業務効率化、コスト削減効果を期待できます。

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