【2024年版】契約書レビュー支援サービスおすすめ7選!メリット・選定ポイントも詳しく紹介

2024年02月02日(金) 文書管理

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。

契約書レビューに関して、業務を効率化したい、コストを抑えたいと考えている担当者も少なくないでしょう。契約書レビューは自社の法律に詳しい担当者が行うよりも、契約書レビュー支援サービスを利用した方が業務効率化につながる場合もあります。

そこで今回は、契約書レビュー支援サービスの機能、メリット、選び方などを解説した上で、おすすめ契約書レビュー支援サービスを7選紹介します。

 

このような方におすすめです

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契約書レビュー支援サービスとは

まずは、契約書レビュー支援サービスについて説明します。

契約書レビュー支援サービスとは、契約書など法的文書のレビューを行うサービスです。契約書の内容に関して、法的に問題がないかの確認・リスクを特定するのに役立ちます。サービスを利用すれば、自社の専門家のアドバイスを受けなくとも、法的に対応しているかが確認でき、契約違反のリスクを減らせるでしょう。複雑な契約書の場合、契約書レビュー支援サービスは、契約内容を正確に理解し、企業が重要な決定を下す際に役立ちます。

関連記事:デジタルツールとは?ビジネスで役立つツール“7選”と選び方のポイントを解説!


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契約書レビュー支援サービスの機能

契約書レビュー支援サービスの機能について、以下4点を説明します。

  • 作成支援
  • 修正案提示
  • ひな形
  • レポート作成

それでは、1つずつ解説します。

作成支援

1つ目の機能は、作成支援です。

作成支援とは、契約書の作成プロセスを効率化・簡略化するための機能です。この機能を使用すれば、担当者は、契約書をサービスにアップするだけで、「不利な条文」や「欠落している条項」「内容の抜け漏れ」などを指摘してくれます。担当者は、契約書に足りない箇所をすぐに把握でき、一人で作成するよりも契約書作成速度が向上するでしょう。法的な要件に合致した形式・内容を保証するためのガイドラインやチェックリストも搭載されているサービスのため、安心して利用できます。担当者は、契約書レビュー支援サービスを利用すれば、コスト・期間を短縮しながら、高い品質の契約書を自身で作成できます。

修正案提示

2つ目の機能は、修正案提示です。

修正案提示とは、契約書のレビュー中に潜在的な問題点や改善の余地を特定し、具体的な修正案を提案する機能のことです。契約書をサービスにアップロードするだけで、法的リスク、曖昧な表現、不均衡な条項などを自動的に発見してくれます。そして、より適切な契約内容への修正を提案してくれます。担当者は、提案された修正案を参考にしながら、契約書の精度を高めることが可能です。また、修正案提示機能があれば、取引先との法的な交渉の過程において、コミュニケーションをスムーズにし、双方にとって最適な契約内容となるよう助けるでしょう。修正案提示機能は、契約の品質と法的安全性を高め、トラブルの未然防止にも役立ちます。

ひな形

3つ目の機能は、ひな型です。

ひな型とは、多様な契約シナリオに対応した標準的な契約書テンプレートが提供されている機能のことです。ひな型機能を利用して、担当者はさまざまなビジネス取引などに対応した契約書を、迅速かつ容易に作成できます。提供されるひな型は、一般的な商取引、業務委託、秘密保持契約、雇用契約など、種類が豊富です。これらのテンプレートは、法的要件を満たすよう精密に作成されている、かつカスタマイズ可能な要素が含まれているため、企業は特定のニーズや条件に合わせて編集を行えます。

ひな型機能により、効率的かつリスクの低い契約書作成が可能になり、特に法律知識が限られる担当者でも簡単に作成できるでしょう。

レポート作成

4つ目の機能は、レポート作成です。

レポート作成とは、契約書の分析結果をまとめた詳細なレポートを生成する機能のことです。契約書の内容を抽出し、リスク要因、重要条項、潜在的な問題点などを分析していきます。レポートには、契約書の法的健全性、条項の均衡性、遵守すべき重要な規定などが記載されています。担当者はレポートを読むだけで、契約の全体像を効率的に理解し、改善点やリスク管理の戦略を立てられるでしょう。

また、レポートは有利な契約条件の交渉の参考資料としても役立ちます。どの担当者がどれくらいの数担当しているか、契約の類型に偏りがないかも見れ、業務負担度も把握できるサービスもあります。レポート作成機能は、契約プロセスの透明性を高め、より確実な意思決定を支援する重要な機能です。

契約書レビュー支援サービスを導入するメリット

契約書レビュー支援サービスを導入するメリットについて、以下5点を説明します。

  • リスク判定
  • 期間短縮
  • 業務効率化
  • コスト削減
  • ノウハウの蓄積

それでは、1つずつ解説します。

リスク判定

1つ目のメリットは、リスク判定です。

契約書レビュー支援サービスを導入すれば、法務に関する専門知識が浅い場合でも重要なチェックポイントを見逃しません。契約書の各条項を詳細に分析し、潜在的なリスクや問題点を自動的に識別し、契約書内のリスク要素を明確にし、適切な対処や修正を行えるからです。法的用語や複雑な条項構成に不慣れな企業にとって大いに役立つでしょう。このように、契約書レビュー支援サービスは、契約書に対する理解を深め、法的トラブルのリスクを大幅に減少し、契約の安全性と信頼性を高めるための強力なツールです。

期間短縮

2つ目のメリットは、期間短縮です。

契約書レビュー支援サービスを導入すれば、契約書の分析・レビューを自動化し、手作業で時間を要していた従来の作業を迅速に行え、契約締結プロセスの時間短縮とスピードの向上を期待できます。特に、複雑な条項の分析やリスク評価など、専門的な知識が求められる部分も、サービス利用で効率的な対応が可能です。また、ひな型や修正案提示などの機能を利用すれば、契約書の作成や修正にかかる時間を大幅に短縮し、契約締結までの期間を速められるでしょう。契約書レビュー支援サービスは、効率的な契約プロセスを実現し、契約締結スピードアップが可能です。

業務効率化

3つ目のメリットは、業務効率化です。

契約書レビュー支援サービスでは、従来は手作業で時間がかかっていた、契約書の作成、レビュー、管理の各プロセスを自動化でき、業務効率化に繋がります。たとえば、契約書のテンプレート機能を利用すれば、標準化された文書を簡単に作成でき、カスタマイズも容易です。

また、リスク判定や修正案提示機能により、法的な問題点を素早く特定し、適切な対策を講じることも可能です。AIによるリサーチで、参考文献・過去の類似契約書なども簡単に探せるでしょう。これにより、契約書の作成やレビューにかかる時間を大幅に削減し、他の重要な業務により多くの時間を割けるでしょう。契約書レビュー支援サービスを利用すれば、契約書業務を効率化でき、組織の生産性向上にも役立ちます。

コスト

4つ目のメリットは、コストです。

契約書レビュー支援サービスを利用すれば、契約書の作成、レビュー、人件費や時間コストを削減できます。たとえば、専門家や弁護士に依頼する場合に比べ、自動化された分析やテンプレートを用いることで、高額な外部委託費用を減らすことが可能です。また、契約書の誤りや不備によって生じる可能性のある法的トラブルや訴訟リスクを事前に防ぐことで、将来的な追加コストの発生も避けられるでしょう。契約書レビュー支援サービスは企業の全体的なコスト削減に大きく貢献します。

ノウハウの蓄積

5つ目のメリットは、ノウハウの蓄積です。

契約書レビュー支援サービスでは、契約書の作成・分析・修正などで得られた知見をデータベースに記録していき、契約書作成やレビューに関するノウハウの蓄積が可能です。過去の契約事例から学んだ教訓やパターンを再利用すれば、契約書作成を効率的に進められるでしょう。契約書レビュー支援サービスを通じて蓄積されるノウハウは、企業の契約業務対応能力の向上も可能です。

関連記事:AIによる仕事効率化とは?注意点や活用が進む領域・事例を解説

契約書レビュー支援サービスの比較ポイント

契約書レビュー支援サービスの比較ポイントについて、以下3点を説明します。

  • 自社業務に適しているか
  • 自社の契約書類に対応しているか
  • ファイル形式に対応しているか

それでは、1つずつ解説します。

自社業務に適しているか

1つ目のポイントは、自社業務に適しているかどうかです。

サービス選定時には、単に契約書のレビュー機能のみを求めるのか、それとも契約書の管理機能まで包括的に効率化を図りたいのかなど、自社の業務に適しているかを検討する必要があります。たとえば、契約書の作成、レビュー、署名、保管、更新の管理を一元化できるサービスは、業務の全体的な効率化を促進するでしょう。一方で、単に文書のレビューと修正支援に特化したサービスは、その特定のニーズに合わせて最適化されています。自社の契約業務プロセスの特性や頻度、契約書の種類と複雑さに応じて、最適なサービスを選びましょう。適切なサービスを選べば、効果的な契約管理とリスク低減を実現し、ビジネスの効率化を図れるでしょう。

自社の契約書類に対応しているか

2つ目のポイントは、自社の契約書類に対応しているかです。

異なる業種や取引形態がある企業では、特定の契約類型や準拠法を頻繁に扱うことも少なくないでしょう。たとえば、国際取引を行う企業は、多国間の法律や規制に準拠した契約書の必要性があります。また、知的財産権・ライセンス契約・労働契約などがある場合、それら特有の要件に対応した、契約書レビュー支援サービスが必要です。そのため、導入前にサービスが自社の取引形態など特定のニーズに対応しているかを確認しましょう。適切なサービスを選べば、より効率的で適切な契約書レビューと管理が可能となり、企業の業務効率とリスク管理が向上します。

ファイル形式に対応しているか

3つ目のポイントは、ファイル形式に対応しているかです。

契約書の作成や保存時に、特定のファイル形式(たとえば、Microsoft WordやPDFなど)を指定している企業も多いと思います。そのため、選定するサービスがこれらのファイル形式に対応しているかどうかの確認が重要です。自社で利用しているファイル形式との互換性がないと、ファイルの変換や再編集などの追加作業が必要になり、業務プロセスが煩雑になる可能性があります。したがって、自社の既存のファイル形式に適合する契約書レビュー支援サービスの選定が重要です。

おすすめ契約書レビュー支援サービス7選

契約書レビュー支援サービスのおすすめを以下7選紹介します。

  • LegalForce
  • Hubble
  • GVA NDAチェック
  • LAWGUE
  • GVA assist
  • LawFlow
  • LegalSifter

それでは、1つずつ解説します。

LegalForce

LegalForceは、AI契約審査プラットフォームで、従来人材とコストをかけていた契約業務に関して、契約審査体制を強化します。AIなどの最先端の技術と法律のプロである弁護士の知見を活かし、契約書に関するリスクの把握・調査・修正などをサポートするのです。一般的な基準を元にすて、リスク検知はもちろん、自社基準との比較にも対応しています。

LegalForceの特徴

  • AI技術を活かし契約審査の時間・コストを削減
  • 企業・法律事務所など導入実績3,000社以上
  • 利用人数と業務内容に沿った最適なプラン提案可能

URL: https://legalforce-cloud.com/

 

Hubble

Hubbleは契約書業務に関わる担当者に、使いやすいと感じてもらえるために作られている、契約書管理プラットフォームです。契約書を一元管理でき、契約業務がスムーズに進まないといった課題を解決できます。法務知識を蓄積し、簡単に共有できるため、多くの企業や法律事務所が悩んでいる属人化も解決できるのです。

Hubbleの特徴

  • ミスを防止し迅速な契約業務フローを実現
  • 使い慣れたWordで編集、Gmail・SlackとのAPI連携も可能
  • 無料トライアル有(要問い合わせ)

URL: https://hubble-docs.com/

 

GVA NDAチェック

GVA NDAチェックは契約審査における「読む」「直す」「仕上げる」を簡単にする、AI契約審査クラウドサービスです。無料で機密保持契約書のチェックを行えます。ワンクリックで、表記ゆれ、条番号ゆれなど、手間をかけることなくスピーディーな修正が可能です。従来の契約書で見落としていた不利な条文などを瞬時に特定でき、NDA契約時における、リスクを劇的に低下できるのです。

GVA NDAチェックの特徴

  • AI契約書チェックサービスによるNDAリスク判定
  • 不利・中間・有利など段階ごとのリスク判定で、不利なリスク回避
  • 会員登録のみでNDAチェックが無料で利用可能

URL: https://ai-con.lawyer/

 

LAWGUE

LAWGUEは、契約書・規程・開示文書など文書を作成・検索・レビュー効率化を実現するクラウドドキュメントワークスペースです。導入すれば、今見たい文書をすぐに探し出せ、文書探しの時間も短く済み、作成過程のコメント・履歴も簡単に把握できるようになります。最新の法令情報を反映しているため、法令改正の対応もスムーズです。

LAWGUEの特徴

  • ずれたレイアウトもワンクリックで修正完了
  • 万全の導入サポートでサポート満足度99%以上達成(2021年)
  • 短期間でのトライアルプラン有(要問い合わせ)

URL: https://lawgue.com/

 

GVA assist

GVA assistは契約審査における「読む」「直す」「仕上げる」など、負担を解消するための、AI契約書レビュー支援クラウドサービスです。契約書の内容から、リスク単語/不足単語/不足条文の3つのリスクを瞬時に検知し、担当者が読む負担を軽くします。また、推奨条文や複数のオプション条文、条文検索機能用意されているため、実務に沿った修正案もすぐに見つかるでしょう。

GVA assistの特徴

  • 数100種類以上の契約書ひな型を用意
  • 効率的に作成可能で利用継続率99.4%達成
  • トライアル利用可能(要問い合わせ)

URL: https://ai-con-pro.com/

 

LawFlow

LawFlowは、弁護士が開発した法務AIで、これまで法務業務を行えなかった企業、契約書チェックをしなかった個人にとって簡単に使えるツールです。導入すれば、契約におけるリスクを発見し、条項の抜け落ちを瞬時にチェック、必要な条項などを教えてくれます。スタンダードプランとエンタープライズプランの2つがあり、どちらも無料で利用可能です。

LawFlowの特徴

  • AI契約書チェック・ひな形ライブラリ有
  • 日本語・英語・中国語に対応
  • サービス全面無償化(2022年1月~)

URL: https://www.lawflow.jp/

 

LegalSifter

LegalSifterは契約書をレビューするAIシステムで、英文のみに対応しています。英文契約書にサインする必要があるときに、条文に問題がないかなどレビューするときに役立ちます。世界中の専門家の知識でできており、的確なチェックが可能です。英文のみ対応ですが、チャットワークで日本語による技術サポート、運用支援も実施しており、英文が苦手でも相談可能です。

LegalSifterの特徴

  • マルチテナント方式のデータベースを採用
  • 週に1回のペースでAIアップグレード
  • 月額8万円~利用可能(無料トライアルなし)

URL: https://www.legalsifter.com/

 


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まとめ

今回は、契約書レビュー支援サービスのおすすめ7選を紹介するとともに、機能、メリット、注意点、選び方を解説しました。契約書支援サービスには、契約書の作成支援・修正案提示・ひな形・レポート作成などの機能があります。導入すれば、迅速な契約書作成が可能になり、コスト削減やノウハウ蓄積などのメリットも企業にもたらしてくれるでしょう。サービスにはさまざまな種類があり、自社の業務内容や扱っているファイル形式に対応しているかの確認が必要です。導入を検討される場合は、本記事で紹介した契約書レビュー支援サービスと比較しながら、自社に適したサービスを選ぶようにしましょう。

 

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