Webサイトで集客することを考えると外せないのがキーワード選定です。キーワード選定を間違えるとなかなか収益につながらず、自社のビジネスが遠回りをすることになります。本記事ではキーワード選定ツールの概要からメリット、選定のポイントとおすすめのツールまで一挙に解説をしました。
目次
キーワード選定ツールとは?
キーワード選定ツールとは、ブログ記事のSEOやリスティング広告出稿で対策する、それぞれのキーワードの検索ボリュームなどを調査するツールのことです。キーワード選定はブログ記事作成や広告出稿の結果を左右する、最も重要な工程です。キーワード選定ツールの中には膨大なキーワードの中から関連性の高いものを絞ったり、競合性を表示したりする機能を兼ね備えているものもあり、SEOを行う上で非常に便利です。
本記事では、キーワード選定ツールのメリットやデメリット、実際にどのキーワード選定ツールを利用すべきかについてご紹介します。
キーワード選定ツールのメリット
まずはキーワード選定ツールを利用するメリットについてご紹介します。
キーワード選定の効率が上がる
膨大なキーワードの中から、競合の少ないキーワードを自ら探し出すのは非常に骨が折れる作業です。キーワード選定ツールを使うことで、狙いのキーワードの関連キーワードを短時間で抽出・一覧できます。一度に大量の関連キーワードを見れるため、キーワード選定にかかる時間を大幅に短縮できます。
効果的なキーワードを見つけられる
前述の通り、キーワード選定ツールでは短時間で多くの関連キーワードを取得できます。その中から、競合の少ないキーワードを選ぶことによってSEO上で非常に効果的なキーワードの選定が可能です。また、ツールによっては競合の強さも表示してくれるため、より効果のあるキーワードの選定ができるでしょう。
キーワード選定ツールのデメリット
キーワード選定ツールにはメリットがある一方で、もちろんデメリットもあります。
実際にどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
費用がかかる
一部無料のキーワード選定ツールもありますが、性能の高いものや機能が多いものに関しては有料のものがほとんどです。多くのキーワード選定ツールの料金は月額制となっており、高額ではないものの継続的に費用がかかります。しかし、無料のキーワード選定ツールは機能が限定されているため、成果を出すためには有料のものを利用すべきでしょう。
コンテンツが被ってしまう恐れがある
キーワード選定ツールを用いて競合の少ないキーワードで記事を書いたとしても、競合と内容が被っていてはGoogleからの評価を受けられません。このような問題は、特に機能が限られている無料のキーワード選定ツールで多く見られます。キーワード選定ツールだけを見るのではなく、必ずツールの外に出て、競合を精査する必要があります。
キーワード選定ツールを選ぶ際のポイント
ここまで、キーワード選定ツールの概要について解説しました。
現在、多くのキーワード選定ツールが世の中に出回っており、備えられている機能や精度もさまざまです。SEOや広告出稿において高い成果を出すためには適切なキーワード選定ツールを使用する必要があり、ツール選びがSEOの結果を大きく左右します。ここでは、キーワード選定ツールを選ぶ際に必ず抑えるべき2つのことについて解説します。
機能
キーワード選定ツールの中には、SEOに関して知識があることを前提で作られたものが多くある一方で、知識が少ない方でも利用できるツールもあります。利用者のスキル感に合ったものを利用しましょう。また、ツールによって搭載されている機能が異なります。必要な機能があることを必ず確かめた上で利用を始めましょう。
料金
前述したように、キーワード選定ツールには無料のものと有料のものがあります。もちろん、有料のツールの方が機能面では優秀です。有料のキーワード選定ツールの価格にも非常に幅があり、月額数千円のものから数万円のものまであります。継続して利用するものなので、支払い続けることを踏まえて予算に合ったキーワード選定ツールを選びましょう。
キーワード選定ツールおすすめ8選
上記を踏まえて、数あるキーワード選定ツールの中からおすすめの8つをご紹介します。
紹介する8つの中でも機能や料金が異なるので、自社に合ったものを選ぶようにしましょう。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、日本のサジェストキーワードを取得してくれる無料のキーワード選定ツールです。元々は「関連キーワードツール(仮名・β版)」という名前だったものですが、「goodkeyword」というツールと統合して誕生したツールです。サジェストキーワードを抽出するのみならず、Yahoo!知恵袋などの質問サイトから、キーワードに関連する質問を抽出するので、検索意図の理解ができます。その他にも上位記事の見出しや共起語の抽出、トレンド調査が可能となっており、無料ながら何役も果たしてくれるツールと言えるでしょう。
ラッコキーワードの特徴
- 網羅的にサジェストキーワードを洗い出せる
- 無料なのに多機能
- キーワードに関連する質問を質問サイトから抽出できる
ラッコキーワード
URL:https://related-keywords.com/
Google広告キーワードプランナー
Google広告キーワードプランナーは、Googleが公式でリリースしているキーワード選定ツールです。関連するキーワードを確認できるほか、それぞれのキーワードの検索ボリュームや競合性、月間検索ボリュームの変化の推移を確認できます。無料でも使用できますが、月間検索ボリュームが「100〜1000」などと表示されるように詳細まで知ることはできません。1,000円程度のGoogle広告を出稿することで、それぞれのキーワードの詳細を見れるようになります。キーワードごとのクリック単価も確認できるため、広告出稿をする方にとって、必要不可欠なツールでしょう。
Google広告キーワードプランナーの特徴
- 関連するキーワードを取得できる
- それぞれのキーワードの検索ボリュームを確認できる
- クリック単価を確認できる
Google広告キーワードプランナー
URL: https://ads.google.com/intl/ja_jp/getstarted/
Whatsmyserp
Whatsmyserpは、無料で使えるGoogleChromeの拡張機能です。GoogleChromeの検索結果が表示される画面で、月間検索ボリュームや検索キーワードの関連キーワードを表示するツールです。それだけではなく、無料で使えるSERPチェッカーによってキーワードの上位100記事を確認できます。機能が限られているものの無料でも利用可能です。有料版にすることで一度に調べられるキーワード数が増加し、期間の制限なしに検索ボリュームの推移を確認できるようになります。
Whatsmyserpの特徴
- 検索結果画面で月間検索ボリュームが分かる
- 無料でさまざまな機能が利用できる
- ローカルSEOにも対応している
Ubersuggest
Ubersuggestは、キーワードに関するさまざまな情報を一覧できるツールです。検索ボリュームはもちろんのこと、検索ボリュームの推移やSEOの難易度、クリック単価といったこれまでのツールで確認できることのほとんどすべてを1度に確認できます。月額2,990円がかかりますが、上記の情報を一覧できるためキーワード選定の効率を大幅に高められます。また、1週間は無料で体験版を利用できるため、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
Ubersuggestの特徴
- 多くの情報を一覧できる
- CSVによる出力ができる
- 細かい共起語まで確認できる
URL: https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
ahrefs
ahrefsは、世界で60万人が利用しているSEO分析ツールです。キーワードの検索ボリュームや難易度を見るだけでなく、多様な機能を備えています。特にahrefsの大きな特徴として挙げられるのは、サイトエクスプローラーという機能です。この機能では、競合サイトのURLを入力することで、そのURLへ流入している検索キーワードを一覧できます。この機能によって、競合サイトがどのようなキーワードから流入しているかを確認できるため、競合サイトからキーワードを抜き取ることが可能です。月額99ドル~かかりますが、キーワード選定から他サイトの分析などさまざまな使い方ができるツールです。
ahrefsの特徴
- 機能が豊富
- 競合サイトの流入元キーワードを調べられる
- 世界中で利用されている
URL: https://ahrefs.jp/
キーワードマップ
キーワードマップはキーワードの検索ボリュームや順位、それらの推移を瞬時に調べられるツールです。キーワードDBを使うことで、関連キーワードとその検索ボリュームやクリック単価を確認できます。さらに、調べたいキーワードの共起語も確認が可能です。共起語とは、キーワードと同時に使われることが多い語のことです。多くのSEOツールが表として表示される中、キーワードマップはマインドマップによって表示されるので、直観的に結果が分かります。キーワードマップは月額制です。料金についてはサービスサイトからお問い合わせください。
キーワードマップの特徴
- マインドマップで結果が表示される
- 関連キーワードの検索ボリュームを一度に調べられる
- 共起語も同時に確認できる
キーワードファインダー
キーワードファインダーも、キーワードマップと同じく関連キーワードをマインドマップ状に表示するツールです。大きな特徴として、キーワードファインダーでは自分からキーワードを調べようとせずとも、自動的におすすめのキーワードを提示する点にあります。キーワード選定だけではなく、実際に記事を公開してからの検索順位の推移を追えるので、記事の制作から運用まで、一括で行えるツールです。また、競合サイトの分析も最大7社まで継続的に行えます。月額50,000円~の費用がかかりますが、1週間無料で体験できます。気になった方は1度試してみると良いでしょう。
キーワードファインダーの特徴
- マインドマップ状に関連キーワードを確認できる
- 自動でおすすめのキーワードを取得してくれる
- 最大7社まで競合分析を並行して行える
URL: https://keywordfinder.jp/
ミエルカ
ミエルカはキーワード選定はもちろんのこと、SEOの内部施策の改善提案まで行います。こちらのツールも記事制作前だけではなく、記事の運用や改善にも非常に有用です。CVに必要なコンテンツを可視化するため、どのようにサイトを改善すれば良いかが一目で分かります。ミエルカでは、検索ユーザーの知りたいことを分かりやすく可視化するため、検索ユーザーのニーズに沿ったコンテンツの立案が可能です。ミエルカの利用費用は、サイト数やユーザー数において変動するため、ホームページを確認するようにしましょう。
ミエルカの特徴
- SEO施策を立案してくれる
- 検索ユーザーのニーズに合わせたコンテンツを提案してくれる
- サイト運用にも非常に有用
まとめ
本記事では、キーワード選定ツールを利用するメリットやデメリット、おすすめのツールについてご紹介しました。効率的なSEOを行うためには、的確なキーワード選定が必要になります。効果的かつ効率的にSEOで結果を出すためにも、自分に合ったキーワード選定ツールを利用してメディアを運用していきましょう。
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