エンジニアに限らずMarkdownを書く機会は増える傾向があります。ちょっとしたドキュメントでもMarkdownで書いておけば、表やリンクが表現できたり、画像を埋め込んだりできます。そしてMarkdownを書く機会が増えると、専用のエディタが欲しくなるでしょう。
今回はWindowsやmacOS、LinuxなどデスクトップOSで幅広く使えるMarkdownエディタであるTyporaを紹介します。
【重要】これまで無料でしたが、2021年11月に有料($14.99)になりました
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起動
起動したところです。デフォルトのままでは、すごくシンプルです。Typoraはプレビュー画面はなく、エディタ画面のままで十分に装飾された表示となっています。
表示メニューで文書を選ぶと、同じフォルダ内にあるMarkdownファイルが左側に表示されます。
ファイルツリーを選択すると、アイコンとファイル名の表示になります。
さらにアウトラインを表示させることもできます。
検索は同じフォルダ内にあるMarkdownファイルを横断して行えます。
数式、表など
数式はインラインで書けます。
表もインラインで操作できます。セル間はTabキーで移動できるので、表計算ソフトウェア的に使えるでしょう。
表の大きさも自由に変更できます。
画像
画像は外部のアップロードサービスを利用します。これは設定画面で指定します。
画像はインラインで表示されます。
その他の文字装飾
段落メニューを使ってテキストの装飾やリストを作成できます。ほぼ全ての操作にショートカットキーが設定されていますので、慣れてくればメニューから利用する必要はなくなるでしょう。
Markdownで簡単にドキュメントを作れるツール「NotePM」
テーマ
テーマは複数用意されています。ライトテーマを選べば、このように明るい表示になります。
フォーカスモードとタイプライターモード
フォーカスモードはキャレットが当たっている行だけをハイライト表示し、他は暗くすることで集中して文章を書けるようにするモードです。
タイプライターモードは、文章を書いている行がウィンドウの中心になるモードです。フォーカスモードとタイプライターモードは組み合わせて使えます。
Markdownで簡単にドキュメントを作れるツール「NotePM」
設定
Typoraは設定も多数用意されています。こちらは一般設定です。
表示設定です。テーマやフォントサイズも指定ができます。
エディタの設定です。オートペアが有効になっていると、閉じ括弧が自動補完されます。
画像の設定です。アップローダーサービスが選択できます。
Markdownの方言について、細かな設定ができます。
エクスポート設定です。数多くのエクスポートフォーマットが用意されています。なお、インポートはPandocコマンドを利用し、別途インストールが必要です。
まとめ
Typoraは他でよく見られる2ペイン型のMarkdownエディタではなく、見たままに編集できるのが便利です。他にも図を埋め込んだり、文字数カウントなどの機能も備わっています。Markdownを書く機会が多い方はぜひ使ってみてください。