【テンプレート無料】経緯報告書の書き方|社内・社外向け例文6種

2026年09月25日(金) テンプレート

経緯報告書では、出来事の発生から現在までに何が起き、どのように対応したかを伝えます。とくにトラブルの報告では、確認できた事実と調査中の内容、すでに行った対応と今後の予定を分けることが大切です。

すぐに作成したい方は、基本型のテンプレート、社内向け3種、社外向け3種を本文からコピーして使えます。提出先の指定様式があれば、そちらを優先してください。

本記事では、書き方のポイントと送付メールの例、承認された再発防止策を日常の業務手順へ反映する方法まで解説します。例文はすべて架空の条件によるもので、実際の確認事項に置き換えて利用してください。

経緯報告書の項目と書き方|基本型のテンプレート・例文解説

基本型は、発生した問題の概要、時系列、現在の対応状況をまとめたい場合に使います。「いつの時点の報告か」を最初に明記すると、後から追記する報告との違いも把握しやすくなります。

コピー用の空欄書式

経緯報告書

宛先・報告日・報告者
[提出先]/[報告日]/[所属・氏名]

報告の基準日時
[年月日・時刻]現在

件名
[事象と報告内容]

問題の概要と影響範囲
[発生場所・対象・確認済みの影響]

発生から現在までの経緯
[日時]:[確認した出来事・行った対応]

原因の確認状況
[確認済みの原因と根拠]または[調査中の事項]

実施済みの対応と現在の状況
[実施した対応・確認結果・残る影響]

今後の対応・次回報告
[担当者]が[期限]までに[対応・確認する内容]。
次回報告:[日時・方法]

添付資料
[資料名](ない場合は「なし」)

完成例(架空)

経緯報告書

宛先・報告日・報告者
情報システム部長/2024年8月12日/情報システム部 佐藤花子

報告の基準日時
2024年8月12日 15時現在

件名
受注管理システムの停止に関する経過報告

問題の概要と影響範囲
8月10日9時から受注管理システムへアクセスできず、受注登録と帳票出力が停止した。営業部と業務部が対象。停止中の受注は代替の受付表に記録している。

発生から現在までの経緯
8月1日:新システムの利用を開始。
8月10日9時:アクセスできないとの連絡を受け、停止を確認。
同日10時:代替の受付表で受注を記録する方法を営業部・業務部に案内。
8月12日14時:受注登録機能の復旧を確認。帳票出力は復旧作業を継続。

原因の確認状況
新システム導入後にアクセス障害が発生しているが、導入作業との因果関係は調査中。ログと設定変更の記録を照合している。

実施済みの対応と現在の状況
受注登録はテスト注文の登録と保存を確認し、14時30分に利用再開を案内した。帳票出力は停止中。代替受付表の情報は業務部がシステムへ転記し、未転記分を確認している。

今後の対応・次回報告
技術担当の田中が8月13日12時までに帳票出力の復旧見通しを確認する。業務部の山田が同日10時までに代替受付表と登録済み注文を照合する。次回報告は8月13日13時。原因確定後に再発防止策を提案する。

添付資料
別紙1:障害発生時のログ抜粋
別紙2:機能別の復旧確認記録

復旧率を曖昧な割合で書くより、「受注登録は再開、帳票出力は停止中」と機能ごとの状況を示す方が、業務への影響を判断しやすくなります。原因がまだ確定していない場合も、次に誰が何を確認するかは記載できます。

関連記事:わかりやすい「報告書」の書き方ガイド|効果的なテクニックやビジネスでの重要性を紹介

原因がわからない場合は、確認中の内容を分けて書く

原因の特定を待って報告を遅らせたり、推測を原因として断定したりしないようにします。判明していること、実施済みの対応、これから調べることを分け、次の確認担当と報告予定を添えましょう。

区分 記入例(架空)
確認済みの事実 9月7日10時、送付済みの案内メールに資料の添付がないことを確認した。
実施済みの対応 10時15分に先方へ連絡し、10時30分に不足資料を再送した。
原因 送信前の確認工程を調査中。添付漏れに至った原因は現時点で断定していない。
次の確認 営業担当の山田が送付記録とチェック手順を照合し、9月8日12時までに追加報告する。

【シーン別】社内向け経緯報告書のテンプレート・例文3種

社内向けは、読み手が復旧の支援、優先順位の変更、対策の承認を判断できる内容にします。発生時・解決後・定期報告では、中心に置く情報が異なります。

関連記事:社内文書の書き方とは?ポイントや注意点を徹底解説(例文あり)

問題発生時に作成する経緯報告書

発生直後は、影響と暫定対応、追加確認の見通しを優先します。未確認の原因や被害範囲を断定せず、対応を続けるための報告にしましょう。

コピー用の空欄書式

経緯報告書

宛先・報告日・報告者
[提出先]/[報告日]/[所属・氏名]

報告の基準日時・件名
[年月日・時刻]現在/[問題の件名]

発生した問題と影響
[問題の内容・影響する業務や対象]

経緯
[発生・発見・初動対応の日時と内容]

確認済み・調査中の事項
確認済み:[事実]
調査中:[原因・影響範囲等]

暫定対応と現状
[実施済みの対応]/[現在できること・できないこと]

今後の対応・次回報告
[担当者・確認内容・期限]
次回報告:[日時]

完成例(架空)

経緯報告書

宛先・報告日・報告者
情報システム部長/2024年8月17日/技術部 佐藤花子

報告の基準日時・件名
2024年8月17日 11時現在/社内システムへのアクセス障害について

発生した問題と影響
定期メンテナンス中の9時20分以降、受注登録と在庫照会にアクセスできない。現時点で影響を確認したのは営業部・物流部。

経緯
9時20分:利用部門からアクセス不可の連絡。
9時30分:技術部が両機能の停止を確認し、設定変更を停止。
10時:営業部・物流部へ代替の受付方法を案内。

確認済み・調査中の事項
停止直前に設定変更が行われたことを作業記録で確認した。変更が原因かどうか、他部門への影響があるかは調査中。

暫定対応と現状
利用部門へ新規操作を控えるよう案内し、営業部は受付表へ注文を記録している。復旧のため変更前の設定と差分を確認中。

今後の対応・次回報告
技術部の田中が12時までに設定差分とログを確認する。部長の判断後に復旧作業を行う。12時30分に確認結果と復旧見通しを報告する。

発生からの時間が短い段階では、調査中でも構いません。ただし「確認中」だけで止めず、担当・確認内容・次回報告時刻をそろえます。

経緯報告書の作成・共有をNotePMで試す(30日間の無料お試し)

問題解決後に作成する経緯報告書

復旧や解決を報告する場合は、何を確認して解決と判断したかを示します。復旧作業と再発防止策は別の対応として整理してください。

コピー用の空欄書式

経緯報告書

宛先・報告日・報告者
[提出先]/[報告日]/[所属・氏名]

件名・対象期間
[件名]/[発生日時〜解決日時]

発生から解決までの経緯
[日時と対応の経過]

確認した原因と根拠
[確認した原因・照合した記録等]

解決の確認内容
[復旧・解決の判断に用いた確認]

再発防止策・担当・期限
[変更する手順・担当・開始日・期限]

今後の確認
[効果を確認する担当・方法・時期]

完成例(架空)

経緯報告書

宛先・報告日・報告者
情報システム部長/2024年8月20日/技術部 佐藤花子

件名・対象期間
社内システムの復旧および再発防止策の報告/8月17日9時20分〜8月19日15時

発生から解決までの経緯
8月17日:アクセス障害を確認し、変更前設定との差分を調査。
8月18日:接続先設定の誤りを特定し、検証環境で復旧手順を確認。
8月19日:設定を修正し、利用部門の確認後15時に通常運用へ戻した。

確認した原因と根拠
設定変更記録と接続ログの照合により、本番の接続先に誤った値が登録されていたことを確認した。作業手順に接続先を別担当が照合する項目がなかった。

解決の確認内容
営業部が受注登録・保存、物流部が在庫照会を確認し、想定どおりの結果を得た。受付表の注文は業務部が転記・照合を完了。8月20日9時時点で同じ障害の再発は確認していない。

再発防止策・担当・期限
技術部の田中が8月22日までに設定変更手順へ接続先の照合欄を追加する。部長確認後、8月23日から作業者と確認者の2名で実施する。担当者への説明は8月22日に行う。

今後の確認
次回変更作業の終了後、責任者が照合記録の有無を確認する。9月末に実施状況を振り返り、手順の不足を見直す。

「再教育を徹底する」だけでは実施状況を確認できません。変更する項目と運用開始日、確認者を示し、これから実施する対策を完了済みの対応と混ぜないようにします。

経緯報告書の作成・共有をNotePMで試す(30日間の無料お試し)

経営層や上司に向けて定期的に提出する経緯報告書

定期報告では、前回から進んだこと、残っていること、上司に求める判断を明確にします。進捗率の根拠がない場合は、工程や成果物の完了状況で表しましょう。

コピー用の空欄書式

経緯報告書

宛先・報告日・報告者
[提出先]/[報告日]/[所属・氏名]

件名・対象期間
[案件名]/[対象期間・基準日時]

進捗と前回からの変化
[完了事項・進行中の事項・前回との差]

課題と対応状況
[課題・影響・現在の対応]

判断・支援を求める事項
[判断してほしいこと・希望期限]

今後の予定・次回報告
[担当・作業・期限]/[次回報告日]

完成例(架空)

経緯報告書

宛先・報告日・報告者
事業部長/2024年8月25日/開発企画部 田中一郎

件名・対象期間
新製品開発プロジェクトの進捗報告/8月19日〜25日、25日17時現在

進捗と前回からの変化
要件整理と試作品の設計確認を完了した。前回未完了だった外装仕様は8月22日に承認済み。試作品の組立は部材入荷待ち。製品テストと量産準備は未着手。

課題と対応状況
仕入先から部材の納入が9月2日になる見込みと連絡があり、当初8月28日の組立開始に間に合わない。購買部が代替供給元の納期・品質条件を確認している。

判断・支援を求める事項
8月28日までに代替供給元から一部を調達するか、組立日程を変更するか判断をお願いしたい。購買部が8月27日までに比較資料を提出する。

今後の予定・次回報告
代替調達の判断後、田中が8月29日までにテスト日程を更新する。年内販売の目標への影響は、その時点で報告する。次回定期報告は9月1日。

「全体の50%」などの率だけでは、遅れが重要な工程に影響するか判断できません。承認済みの工程と着手前の工程、必要な意思決定を分けると、支援を受けやすくなります。

経緯報告書の作成・共有をNotePMで試す(30日間の無料お試し)

経緯報告と再発防止手順の共有をNotePMで試す(30日間の無料お試し)

【シーン別】社外向け経緯報告書のテンプレート・例文3種

社外向けでは、相手に生じた影響と、こちらの対応・連絡予定を中心に記載します。社内の推測や不要な個人情報まで記載せず、確認した内容を責任者と照合してから提出しましょう。

顧客対応やトラブル発生時に作成する経緯報告書

製品不具合や納品トラブルについて、現在の対応状況と今後の見通しを伝える書式です。謝意だけでなく、相手が何をすればよいかも具体化します。

コピー用の空欄書式

経緯報告書

宛先・発行日・発行者
[相手先・担当者]/[年月日]/[自社・部署・担当者]

報告の基準日時・件名
[年月日・時刻]現在/[件名]

トラブルの概要・影響
[対象製品・案件と確認済みの影響]

経緯と確認した原因
[発生・発見・確認の時系列]
[確認済みの原因、未確定なら調査状況]

これまでの対応と現状
[実施した対応と未完了の対応]

今後の対応・連絡予定
[担当・次の対応・期限・次回連絡日時]

お詫び・問い合わせ先
[相手へのお詫び]/[連絡窓口]

完成例(架空)

経緯報告書

宛先・発行日・発行者
株式会社北浜商事 購買部 鈴木一郎 様/2024年8月18日/株式会社青葉機器 カスタマーサポート部 山田太郎

報告の基準日時・件名
2024年8月18日 16時現在/製品XX-3000の不具合対応について

トラブルの概要・影響
8月10日納品の製品XX-3000について、貴社から8月12日に一部の機器が起動しないとのご連絡を受けました。対象の納品数は10台です。

経緯と確認した原因
8月12日:ご申告を受け、使用状況を確認。
8月13日:回収した2台を検査し、部品の接続不良を確認。
8月14日:同じ製造ロットの10台を交換対象とすることをご案内。接続不良が生じた工程は引き続き調査しています。

これまでの対応と現状
8月18日までに10台中8台の交換品到着を確認しました。残る2台は8月20日の納品予定として貴社担当者と調整済みです。

今後の対応・連絡予定
山田が8月20日に残る2台の到着を確認し、同日17時までに完了状況をご連絡します。製造工程の調査結果と再発防止策は8月23日までに別途ご報告します。

お詫び・問い合わせ先
ご利用に支障をおかけし、申し訳ございません。ご不明な点はカスタマーサポート部 山田(support@example.com)へお知らせください。

「80%対応済み」ではなく「対象10台中8台」と書き、何をもって完了とするかを示しています。例の交換条件を一般的な対応義務として使わず、自社で決まった対応に置き換えてください。

経緯報告書の作成・共有をNotePMで試す(30日間の無料お試し)

法的トラブルやクレーム対応の際に作成する経緯報告書

申告された内容と、記録から確認できた内容を分けるための書式です。契約や補償に関わる判断は、社内の責任者・法務等の確認を受け、確定した範囲だけを記載します。

コピー用の空欄書式

経緯報告書

宛先・発行日・発行者
[相手先・担当者]/[年月日]/[自社・部署・担当者]

件名・報告時点
[件名]/[基準日時]

相手からの申告内容
[いつ・誰から・どのような申告を受けたか]

確認できた事実と経緯
[記録等で確認できた日時・出来事]

未確認事項
[双方の認識差や確認中の事項]

実施済みの対応
[実施した調査・連絡・暫定対応]

今後の確認・連絡予定
[確認担当・確認事項・次回連絡日時と窓口]

完成例(架空)

経緯報告書

宛先・発行日・発行者
株式会社北浜商事 業務部 高橋花子 様/2024年8月20日/株式会社青葉システム 営業部 山田太郎

件名・報告時点
納品物の範囲に関するお申し出の確認状況/8月20日15時現在

相手からの申告内容
8月19日、貴社から「納品した帳票に、打ち合わせで依頼した集計項目が含まれていない」とのお申し出を受けました。

確認できた事実と経緯
8月5日付の仕様書では集計項目A・Bを記載し、8月16日に同項目を含む帳票を納品しています。8月8日の打ち合わせ記録には項目Cのご要望が記載されています。

未確認事項
項目Cを今回の納品範囲へ含める変更が、双方で確定していたか確認中です。現時点で契約上の責任や補償条件は確定していません。

実施済みの対応
営業部が仕様書、打ち合わせ記録、メールを整理し、社内の責任者へ確認を依頼しました。8月20日に貴社へ追加確認事項をご連絡しました。

今後の確認・連絡予定
責任者が変更合意に関する記録を照合し、8月22日15時までに山田から確認結果と対応案をご連絡します。窓口:sales@example.com。

相手の申告をそのまま確定事実にせず、照合した記録と未確認事項を分けています。責任の有無や和解条件をひな型で断定せず、個別の確認を経て記載してください。

経緯報告書の作成・共有をNotePMで試す(30日間の無料お試し)

取引先に向けて定期的に提出する経緯報告書

共同プロジェクトなどの定期報告では、双方が確認する成果物と、先方に依頼したい事項を示します。社内だけで通じる工程名には説明を添えましょう。

コピー用の空欄書式

経緯報告書

宛先・発行日・発行者
[相手先・担当者]/[年月日]/[自社・部署・担当者]

件名・対象期間
[案件名]/[対象期間・基準日時]

進捗と前回からの変化
[完了済み・確認待ち・未着手の事項]

課題と対応
[課題・影響・対応担当・期限]

貴社へお願いしたい事項
[依頼内容・希望期限・必要な資料]

今後の予定・次回報告
[作業・担当・期限]/[次回報告日]

完成例(架空)

経緯報告書

宛先・発行日・発行者
株式会社北浜商事 マーケティング部 御中/2024年8月25日/株式会社青葉企画 営業部 山田太郎

件名・対象期間
共同販売促進プロジェクトの進捗報告/8月19日〜25日、25日17時現在

進捗と前回からの変化
販売店向け説明資料の初稿を8月22日に提出しました。販売チャネル候補8社の情報整理は完了し、そのうち優先候補3社の面談日程を調整中です。広告出稿は未開始です。

課題と対応
優先候補1社から、取扱条件の説明を追加してほしいとの依頼がありました。当社担当が8月27日までに追補案を作成します。

貴社へお願いしたい事項
初稿に記載した価格・提供地域について、8月28日までにご確認をお願いします。修正が必要な箇所は、該当ページと変更内容をお知らせください。

今後の予定・次回報告
8月29日に資料を更新し、確認後に候補3社へ案内します。面談結果を踏まえ、次回9月1日に販売チャネルの検討状況をご報告します。

見込み段階の売上を確定した成果にせず、提出した資料や整理済みの候補を報告しています。先方の確認が必要な項目には、希望する回答内容と期限を添えます。

経緯報告書の作成・共有をNotePMで試す(30日間の無料お試し)

経緯報告書とは?顛末書との違いと提出する場面

経緯報告書は、出来事の発生から現在までの経過を関係者に伝える文書です。トラブルの初動報告、解決後の振り返り、進行中の案件の定期報告などに使います。読み手が状況を把握し、次の対応を判断できるようにするのが役割です。

顛末書は、発生から収束までの経過や原因、対応をまとめる際に用いられます。ただし、文書の名称と必要な項目は提出先によって異なり、「解決後は経緯報告書を使えない」というわけではありません。指定された書式と報告範囲を確認してください。

対応中の事案では、報告時点と未確認事項を残し、解決後には原因・対策・確認結果を追記します。初報と最終報告を分ける場合は、同じ件名や管理番号で関連づけると経過を追いやすくなります。

経緯報告書を作成する際のポイント

正確さと速さを両立するには、情報を集めながら区分して記録することが有効です。次の4点に沿って、読み手が事実関係をたどれる文章に整えましょう。

日時を添えて時系列順に書く

「発生した日時」と「発見・連絡した日時」が違う場合は分けて書きます。「午前中に対応した」よりも「10時に連絡を受け、10時15分に担当者が確認した」の方が、初動や対応の順序を追えます。

正確な時刻がわからない場合は、「9時ごろ」「時刻は確認中」と記載します。記憶だけで日時を埋めず、メール・ログ・作業記録などと照合してください。

5W1Hを意識して詳細に書く

「誰が・何を・いつ・どこで・なぜ・どのように」を確認し、現場にいなかった人にも状況が伝わるようにします。ただし「なぜ」が未確定なら、無理に原因を埋める必要はありません。確認した根拠と、これから調べることを示しましょう。

詳細は、読み手が影響と対応を判断するために必要な範囲に絞ります。長いログや関係者の発言記録は必要に応じて別添とし、本文には要点と参照先を載せると読みやすくなります。

原因と対策を書く

原因には、確認した根拠を添えます。対策は「注意する」「確認を徹底する」だけで終えず、何を変えるか、誰が行うか、いつから使うか、実施をどう確認するかまで書きましょう。

たとえば添付漏れへの対策なら、「送付前チェックに必要資料と添付ファイルの照合欄を追加する。作成担当が送付前に確認し、9月14日から運用する。責任者は初週の記録を確認する」とすると、実施内容が具体化します。承認された対策は、実際に使うメール送付手順やチェックリストにも反映してください。

スピード感をもって作成・提出する

発生直後は、原因が確定するまで報告を待たず、判明している影響と暫定対応を先に伝えます。緊急連絡と書面の提出を分け、組織が定める報告先・連絡方法・提出期限に従ってください。

追加情報が判明したら、前回からの変更点と報告時点を更新します。曖昧な情報を確定事実として急いで送るより、「未確認」と明記して次の報告時刻を示す方が、関係者が対応を判断しやすくなります。

経緯報告書を送付する際のメール本文の書き方・例文

メール本文は、何の報告書か、どの時点の状況か、相手に確認してほしいことを短く示します。詳しい経緯は報告書へまとめ、本文で同じ説明を繰り返さないようにします。

送付方法は自社と受領先が認める方法に従います。添付ファイルや共有リンクの宛先・閲覧権限を確認し、ファイル名と本文に書いた資料名もそろえましょう。パスワード付き添付を一律の条件にはしません。

コピー用の空欄書式

報告書送付メール

件名
【経緯報告書送付】[対象事案]のご報告

本文
[会社名]
[部署・担当者名]様

平素よりお世話になっております。[自社・氏名]です。
[対象事案]について、[基準日時]時点の経緯報告書をお送りします。
[現在の対応と残る確認を短く記載]。詳細は[添付ファイル名/共有先]をご確認ください。
次回は[日時]までに[報告する内容]をご連絡します。
ご不明な点は下記窓口へお知らせください。よろしくお願いいたします。

[会社・部署・氏名]
[連絡先]

完成例(架空)

報告書送付メール

件名
【経緯報告書送付】製品XX-3000の不具合対応のご報告

本文
株式会社北浜商事
購買部 鈴木一郎 様

平素よりお世話になっております。株式会社青葉機器の山田です。
製品XX-3000の不具合について、8月18日16時時点の経緯報告書をお送りします。
交換対象10台のうち8台の到着を確認しており、残る2台は8月20日の納品予定です。詳細は添付の「XX-3000_経緯報告書_20240818.pdf」をご確認ください。
8月20日17時までに、残る2台の完了状況をご連絡します。
この度はご迷惑をおかけし、申し訳ございません。ご不明な点は下記窓口へお知らせください。

株式会社青葉機器 カスタマーサポート部
山田太郎
support@example.com

経緯報告と再発防止手順の共有をNotePMで試す(30日間の無料お試し)

経緯報告書を再発防止マニュアルに反映する

NotePMのマニュアル作成・ナレッジ管理サービス

報告書を提出しても、対策が報告書の中にしか残っていなければ、別の担当者が同じ失敗を繰り返すおそれがあります。個別事案の経緯は報告書に残し、承認された対策は、日々参照する業務マニュアルやチェックリストへ反映しましょう。

報告書から改訂したマニュアルへリンクを置くと、対応後に何が変わったかを追いやすくなります。共有範囲が異なる場合は、個人名や取引先情報を転載せず、今後の業務に必要な手順を切り出してください。

再発防止策を手順に反映する4つの確認点

確認点 具体的に決めること
改訂対象 変更するマニュアル・チェックリストと該当項目
確認者 変更内容を確認・承認する責任者
周知対象 新しい手順を使う人と適用開始日
確認方法 別の担当者による試行・運用記録の点検

「前にも似た障害があったが、どの報告書に対策が書いてあるかわからない」。そんなときに役立つのが、報告と手順をまとめて蓄積できるNotePMです。テンプレートで報告項目をそろえ、改訂後のマニュアルと関連づければ、過去の対応を探し直す負担を減らせます。

NotePMではページの変更履歴を自動記録し、誰が・いつ・どこを変更したかを確認できます。さらにAI検索では、「設定変更の前に確認することは?」と普段の言葉で質問し、NotePMに登録した手順や対応記録をもとに回答と参照元を確認できます。元のページへ進んで適用条件を確かめられるため、過去の経験を次の作業に活かしやすくなります。詳しくは公式機能一覧とNotePM AIをご覧ください。

30日間の無料お試しでは、共有可能な報告例1件と改訂手順を登録し、事案を知らない担当者が必要な対策を見つけて実行できるか確かめてみてください。「報告して終わり」になっていた記録を、次のミスを防ぐために使うきっかけにできます。

経緯報告書を作成し、対応後の手順まで共有しよう

経緯報告書は、報告時点を明らかにし、確認済みの事実、原因の確認状況、実施済みと今後の対応を分けて書きます。基本型または場面に合う例文を使い、未完了の対応には担当者と期限を添えてください。

提出後は、承認された対策が日常の手順に反映されているかを確認しましょう。報告書と改訂したマニュアルを関連づけ、別の担当者も対応を再現できる状態まで整えることが、再発防止につながります。

NotePMの30日間の無料お試し