企業には多くのファイルがあります。そうしたファイル群を管理する際には、ファイルサーバーを使うほか、ドキュメント管理システムを利用する選択肢もあります。
ファイルサーバー以上に細かなアクセス管理、検索などの機能が利点です。社内資産をより活用するためのドキュメント管理システムについて、オープンソースで提供されているものを紹介します。
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目次
Papermerge DMS
Papermergeの特徴はアップロードしたファイルをOCRによってテキスト抽出し、検索インデックスが作成されることです。ドキュメントはバージョン管理され、過去のドキュメントにもすぐにアクセスできます。
REST APIが提供されているので、既存システムから利用することもできます。
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OpenKM
OpenKMはドキュメント管理だけでなく、企業内のナレッジ管理を行う機能をまるごと提供します。データベースやワークフロー、タスク管理などと組み合わせてドキュメントを利用できます。
OpenKMにもREST APIが提供され、C#やJava向けにSDKを提供しています。認証はLDAPやActive Directory、SSOが利用できます。
Document Management System Software | OpenKM
OpenDocMan
OpenDocManはPHP製のドキュメント管理です。ISO 17025に準拠したシステムになっているのが特徴です。ファイル変更のトラッキング、リビジョン管理、ワークフロー機能などが特徴です。
検索機能はありますが、本文には対応していないようです。また、多言語対応はしていますが日本語ローカライズはされていません。
OpenDocMan ™ – Open Source Document Management System – Free Document Management Software
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Teedy
Teedyは小さな企業からエンタープライズまで、幅広い企業規模を想定したドキュメント管理です。モダンなUIで、デスクトップはもちろんモバイルからの利用も想定しています。
OCRが組み込まれており、ドキュメントの全文検索に対応しています。ワークフロー、手軽な共有機能、自動インポートなどの機能があります。
Lightweight document management system – Teedy
LogicalDOC
LogicalDOCはエンタープライズ企業向けのドキュメント管理です。ドキュメント管理に加えて、ワークフロー、レコード管理などの機能があります。
35の言語に対応し、日本語にももちろん対応しています。OCRを使った全文検索も利用できます。
Enterprise Document Management Software | LogicalDOC
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WP Document Revisions
社内にWordPressを導入しているならば、WP Document Revisionsが利用できるでしょう。WordPressプラグインとしてドキュメント管理が導入できます。
履歴管理、アクセス管理、一括インポート、トラッキングなどの機能があります。
WP Document Revisions – WordPress plugin | WordPress.org
Alfresco Communityエディション
Alfrescoは有償のドキュメント管理ソフトウェアであり、コミュニティエディションをオープンソースとして提供しています。Alfrescoには検索機能に加えて、スマートフォルダ(フィルタリング)機能があります。
データはローカルだけでなくAmazon S3やMicrosoft Azureなどに保存もできます。企業のコンプライアンスに応じたストレージを利用できます。
Alfresco Communityエディション | Alfresco
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まとめ
ドキュメント管理システムはソフトウェアによって提供する機能が異なります。エンタープライズレベルの複雑なアクセス管理をサポートするものもあれば、小規模な企業向けにすぐに使えるものもあります。
ぜひ自社の規模、要件に合わせて選択してください。最適なものを選べば、企業内の情報共有や生産性に大きく寄与するでしょう。