システム連携、ワークフローの自動化と言うとIFTTTやZapier(ザピアー) が有名ですが、繰り返しの頻度が遅かったり、自分のやりたいノードが含まれていない場合もあります。そうした時、役立つのがオープンソース・ソフトウェア代替でしょう。自作のノードも利用でき、実行頻度も細かく指定できます。
この記事ではIFTTT・Zapier代替と言うべきソフトウェアを紹介します。自社ワークフローの自動化にぜひ役立ててください。
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目次
n8n.io
n8nは各サービスのノードを組み合わせて、自動化されたワークフローを作成できます。RSSフィードやWebhookなどを入力として、データを加工したり、フィルタリングして別な出力に接続します。すべてGUIで作成できますが、サーバー側でコードを実行するノードも作成できるので、多少のプログラミング知識があるとより可用性が広がりそうです。
n8n.io – a powerful workflow automation tool
huginn
huginnは作成したワークフローをエージェントと呼ぶ単位で管理します。このエージェントは定期的に実行されてメールをチェックするなどデータを収集します。そしてその結果を別なサービスに転送したり、加工します。エージェント作成画面は若干プログラミング知識が必要なものになりますので、注意してください。
huginn/huginn: Create agents that monitor and act on your behalf. Your agents are standing by!
beehive
あらかじめHiveと呼ばれるエージェント(beeと呼びます)が用意されています。例えばメール、RSS、JenkinsなどのHiveがあります。このHiveに合わせた設定を行うと、データを取得したり、別なアクションを実行できます。Hiveの数はあまり多くないので、目的にマッチしたものがあれば利用検討できるでしょう。
muesli/beehive: A flexible event/agent & automation system with lots of bees 🐝
Apache NiFi
インストールしたサーバー内のデータをモニタリングしたり、それをトリガーにイベントを実行します。そのため、ユーザー向けと言うよりもシステム管理者向けのワークフローエンジンと言えそうです。システムの閾値を超えたらメッセージを出すなど、システム監視条件をGUIで設定できるのが便利です。
Node-RED
Node-REDは多くのノードがあり、複雑な条件に基づいてワークフローを実行できます。ノード自体はあらかじめ用意されたものもあれば、自作もできます。IoTで連携させる事例も多いので、大量のインプットに対してデータをフィルタリングしたり、グラフ化すると言った操作が得意です。デバッグ機能など、開発をサポートする機能も充実しています。
まとめ
この手のソフトウェアとしてはn8nとNode-REDが2強とも言えそうです。大事なのはノードの種類と、その拡張性にあるでしょう。日本国内のサービスはノードが提供されていないケースは多いので、自作する場合においても作りやすさが大事になります。
こうした自動化ソフトウェアを使えばメールを受け取った後の処理自動化や、ファイルを保存したタイミングでのトリガーイベントなど面倒なワークフローを自動で行えるようになります。ぜひ活用しましょう。
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