共有フォルダが乱雑で「あのファイルどこだっけ?」と探す時間が増えていませんか。メンバーがそれぞれ独自のルールでファイルを保存するため、目的のファイルを見つけるのに手間がかかり、最新版がどれかわからず混乱することも少なくありません。
実は、フォルダ管理には「誰が見ても迷わない構造」を作るための基本ルールがあります。命名規則、階層構造、削除ルール、バックアップの4つを押さえるだけで、ファイル検索にかかる時間を大幅に短縮できます。
この記事では、フォルダ管理の基本ルールから、既存フォルダの整理手順、チームでルールを浸透させるコツ、そしておすすめのツールまで、すぐに実践できる方法を具体的に解説します。個人のPC整理からチーム単位での運用改善まで、あなたの状況に合わせて活用できる内容です。
目次
フォルダ管理を最適化する4つのルール
フォルダ管理を成功させるには、4つの基本ルールを押さえることが重要です。命名規則、階層構造、保存と廃棄、バックアップの4つです。これらを統一することで、誰が見ても迷わず、必要なファイルをすぐに見つけられる環境を作れます。
それぞれのルールには明確な目的があります。命名規則は検索性を高め、階層構造は情報の分類を明確にし、削除ルールは容量の無駄を防ぎ、バックアップはデータ損失のリスクを減らします。
以下では、各ルールの具体的な実践方法を順に解説していきます。
ファイル名の付け方のルール
ファイル名は、後から見返したときに「何のファイルか」が一目でわかるように付けることが基本です。統一的な命名規則を設けることで、検索性が飛躍的に向上します。
おすすめの命名規則は、日付(YYYYMMDD形式)、プロジェクト名、バージョン番号を含める方法です。たとえば「20250115_新製品企画_提案書_v1.0.docx」のように付けると、ファイルを日付順に並べたときに整理しやすく、プロジェクトごとの検索も容易になります。
日付を西暦の年月日(YYYYMMDD)形式で先頭に置くと、ファイルが自動的に時系列で並ぶため便利です。また、バージョン番号を末尾に付けることで、「最終版」「修正版」といった曖昧な表現を避けられます。
ファイル名には機種依存文字や記号(①、㈱、~など)を使わないことも重要です。これらの文字は環境によって正しく表示されず、ファイルが開けなくなる原因になります。半角英数字とアンダースコア(_)、ハイフン(-)を基本とし、日本語を使う場合も全角で統一しましょう。
フォルダ階層の設計ルール
フォルダ階層は、深くしすぎると目的のファイルにたどり着くまでに何度もクリックが必要になり、逆に浅すぎるとフォルダ内にファイルが増えすぎて探しにくくなります。基本は3階層までに収めることです。
第一階層には年度や部署など、最も大きな分類を置きます。たとえば「2025年度」「営業部」「開発部」といった形です。第二階層にはプロジェクト名や案件名を配置し、「新製品企画」「A社提案」のように具体的な業務単位で分けます。第三階層にはファイルの種別を置き、「資料」「議事録」「契約書」のように分類します。
この3階層構造を守ることで、誰が見ても「どこに何があるか」が直感的にわかるフォルダ構成を実現できます。階層が深すぎると管理が煩雑になるため、4階層以上にならないよう注意しましょう。
不要ファイルの削除ルール
フォルダ管理を続けるうちに、古いファイルや使わなくなった資料が溜まっていきます。これを放置すると、ストレージ容量を圧迫し、必要なファイルを探しにくくなります。定期的な見直しと削除基準の設定が欠かせません。
削除基準は、たとえば「最終更新日から1年以上経過したファイル」「プロジェクト終了後3ヶ月が経過した資料」のように、具体的な期間を決めておくとわかりやすいです。ただし、契約書や法的に保管が必要な書類は、法令で定められた保管期間を確認してから削除しましょう。
すぐに削除するのが不安な場合は、「アーカイブ」フォルダを作成し、そこに一時的に移動させる方法が有効です。アーカイブフォルダに移動してから一定期間(たとえば3ヶ月)経過しても使わなければ、安心して削除できます。
バックアップのルール
どれだけ丁寧にフォルダ管理をしていても、ハードウェアの故障やヒューマンエラーでファイルが失われるリスクはゼロではありません。重要なファイルは必ずバックアップを取る習慣をつけましょう。
バックアップの基本は「3-2-1ルール」です。これは、データを3つ持ち、2種類の異なる媒体に保存し、1つは別の場所に置くという考え方です。たとえば、PC本体、外付けハードディスク、クラウドストレージの3箇所に保存することで、どれか一つが壊れても他でカバーできます。
バックアップの頻度は、ファイルの重要度や更新頻度に応じて決めます。毎日更新される業務ファイルは毎日バックアップを取り、月に一度しか更新しないファイルは月次でバックアップを取るといった形です。自動バックアップ機能を持つツールを活用すれば、手間をかけずに定期的なバックアップを実現できます。
フォルダ管理を行うメリットと放置するリスク
フォルダ管理を適切に行うことで、業務効率化やミス削減といった多くのメリットが得られます。一方で、管理を怠ると、データ損失や業務停滞といった深刻なリスクを招きます。ここでは、フォルダ管理のメリットと放置した場合のリスクを具体的に見ていきましょう。
フォルダ管理で得られる5つのメリット
適切なフォルダ管理を実践することで、以下の5つのメリットが得られます。
1. 業務効率化
必要なファイルをすぐに見つけられるようになるため、ファイル検索にかかる時間が大幅に短縮されます。2023年の調査によると、従業員は社内情報の検索に1日平均1時間5分を費やしているというデータがあります。フォルダ管理を整えることで、この時間を本来の業務に充てられるようになります。
2. ミス削減
ファイル名やバージョン管理が明確になることで、古いバージョンのファイルを誤って使ってしまうミスを防げます。また、重要なファイルを誤って削除したり上書きしたりするリスクも減らせます。
3. 検索時間短縮
統一された命名規則とフォルダ構造により、ファイル名や保存場所の検索が容易になります。特に、プロジェクトごとや日付ごとに整理されていれば、過去の資料を探すときにも迷わずアクセスできます。
4. ストレージ最適化
不要なファイルを定期的に削除することで、ストレージ容量を有効活用できます。容量不足によるファイル保存の失敗や、追加ストレージ購入のコスト増加を防げます。
5. 情報共有の円滑化
チーム全体で統一されたルールに従ってフォルダ管理を行うことで、メンバー間の情報共有がスムーズになります。新メンバーが参加したときも、フォルダ構造を見れば「どこに何があるか」がすぐにわかるため、引き継ぎの手間が減ります。
管理を怠った場合のリスク
フォルダ管理を怠ると、以下のようなリスクが生じます。
1. データ損失
バックアップを取らずに重要なファイルを失うと、業務に大きな支障をきたします。特に、契約書や顧客情報といった重要書類を失うと、信用問題にも発展しかねません。
2. 業務停滞
2023年の調査では、社内情報を検索した従業員の約77%が自己解決できず、上司や同僚に質問しているというデータがあります。自己解決できなかった従業員の70%が周囲に質問しているため、本人だけでなく周囲の従業員の時間も奪われ、組織全体の生産性が低下します。
3. コスト増加
不要なファイルが溜まり続けると、ストレージ容量が足りなくなり、追加のストレージ購入が必要になります。また、紙媒体の書類探しに1日あたり約20分、年間で約80時間が費やされているというデータもあり、時間コストの無駄も見過ごせません。
4. モチベーション低下
ファイルを探すという非生産的な作業に時間を取られると、従業員のモチベーションが低下します。「探す時間があれば本来の業務を進められたのに」というストレスが蓄積し、職場の雰囲気にも悪影響を及ぼします。
既存フォルダを整理する実践手順
すでに乱雑になってしまったフォルダを整理するには、段階的なアプローチが有効です。ここでは、3つのステップに分けて、既存フォルダを整理する具体的な手順を解説します。
ステップ1: 3階層のフォルダ構造を作成
まず、理想的なフォルダ構造を設計します。第一階層に年度や部署、第二階層にプロジェクトや案件、第三階層にファイル種別を配置する3階層構造が基本です。
たとえば、営業部の場合、第一階層に「2025年度_営業部」を作成し、第二階層に「A社提案」「B社提案」「新製品企画」といったプロジェクト名を配置します。第三階層には「提案資料」「契約書」「議事録」のようにファイルの種類ごとにフォルダを作ります。
この段階では、まだファイルを移動させず、フォルダの枠組みだけを作成します。全体の構造を先に決めることで、後の作業がスムーズに進みます。
ステップ2: ファイル名をルールに従って変更
次に、既存のファイル名を統一された命名規則に従って変更します。日付(YYYYMMDD形式)、プロジェクト名、バージョン番号を含めるルールに沿って、ファイル名を整えます。
たとえば、「提案書_最終.docx」というファイル名を「20250115_A社提案_提案書_v1.0.docx」のように変更します。ファイル数が多い場合は、一括リネームツールを活用すると効率的です。Windowsなら「PowerRename」、Macなら「Automator」といったツールが便利です。
リネーム作業は時間がかかりますが、ここで丁寧に整えておくことで、後々の検索性が大きく向上します。
ステップ3: ファイルを適切なフォルダに振り分け
ファイル名の変更が終わったら、各ファイルを新しいフォルダ構造に従って振り分けます。プロジェクトごと、ファイル種別ごとに分類し、適切なフォルダに移動させます。
振り分けの際に「どのフォルダに入れるべきか迷うファイル」が出てきたら、「一時保存」フォルダを作成し、そこに一旦保管します。一時保存フォルダに入れたファイルは、後日改めて分類するか、一定期間使わなければ削除するといったルールを決めておくと良いでしょう。
すべてのファイルを振り分け終えたら、元のフォルダは「旧フォルダ_YYYYMMDD」のように日付を付けてリネームし、しばらく残しておきます。新しいフォルダ構造で問題なく運用できることを確認してから、旧フォルダを削除します。
フォルダ管理を継続させる6つのコツ
フォルダ管理のルールを決めても、運用が続かなければ意味がありません。ここでは、ルールを形骸化させず、継続的に運用するための6つのコツを紹介します。
よく使うフォルダはアクセスしやすい場所に配置
頻繁にアクセスするフォルダは、デスクトップやクイックアクセスに登録しておくと便利です。Windowsなら「クイックアクセス」、Macなら「サイドバー」に追加することで、ワンクリックでフォルダを開けます。
また、ショートカットを作成してデスクトップに配置する方法も有効です。ただし、デスクトップにショートカットを増やしすぎると、かえって見づらくなるため、本当によく使うフォルダに絞って配置しましょう。
アクセス権限を適切に設定する
共有フォルダを使う場合、アクセス権限の設定が重要です。誰でも編集できる状態にしておくと、誤って重要なファイルを削除したり上書きしたりするリスクがあります。
閲覧のみ、編集可能、削除可能といった権限を使い分け、必要最小限の権限を付与します。特に、契約書や重要書類が入ったフォルダは、管理者のみが編集できるように設定しましょう。
ルールをマニュアル化して共有する
フォルダ管理のルールを口頭で伝えるだけでは、メンバーに浸透しません。命名規則、フォルダ構造、削除基準、バックアップ方法といったルールを文書化し、誰でも参照できる形で共有することが重要です。
マニュアルには、具体的な例を含めると理解しやすくなります。たとえば、「ファイル名は20250115_A社提案_提案書_v1.0.docxのように付ける」といった形で、実際のファイル名の例を示しましょう。
マニュアルの共有には、社内wikiやナレッジ管理ツールを活用すると便利です。NotePMのような社内wikiツールを使えば、高機能エディタで簡単にマニュアルを作成でき、フォルダとタグで情報を整理できます。また、未読管理・閲覧履歴機能により、誰がマニュアルを読んだかを確認でき、読んでいないメンバーへのフォローアップも可能になります。
一時保存フォルダを活用する
「どのフォルダに保存すべきか迷う」「後で整理しよう」と思ったファイルは、一時保存フォルダに入れる習慣をつけましょう。一時保存フォルダを設けることで、デスクトップやダウンロードフォルダにファイルが散らばるのを防げます。
一時保存フォルダは、週に一度や月に一度といった頻度で見直し、適切なフォルダに振り分けるか削除するかを判断します。この習慣を続けることで、フォルダ管理の乱れを未然に防げます。
ショートカットキーを利用する
フォルダ操作を効率化するには、ショートカットキーの活用が欠かせません。たとえば、Windowsなら「Ctrl + C」でコピー、「Ctrl + V」で貼り付け、「Ctrl + Z」で元に戻す、「F2」でファイル名変更といった基本操作を覚えるだけで、作業スピードが大きく向上します。
Macの場合は「Command + C」でコピー、「Command + V」で貼り付け、「Command + Z」で元に戻す、「Enter」でファイル名変更といった操作が基本です。これらのショートカットキーを習慣化することで、マウス操作の手間を減らせます。
定期メンテナンスの日を決める
フォルダ管理は一度整理したら終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要です。月に一度や四半期に一度といった頻度で、不要なファイルの削除やフォルダ構造の見直しを行う日を決めましょう。
メンテナンスの日をカレンダーに登録し、リマインダーを設定しておくと忘れずに実施できます。チーム全体で取り組む場合は、メンテナンスの日を共有し、全員で一斉に整理する時間を設けると効果的です。
【コラム】フォルダ管理の習慣化のコツ
フォルダ管理を習慣化するには、「ファイルを保存するときに必ず正しい場所に保存する」という意識が大切です。「後で整理しよう」と思うと、結局整理されないまま放置されることが多いため、保存の段階で正しい場所に置く習慣をつけましょう。また、チーム全体で取り組む場合は、定期的にフォルダ構造を見直し、メンバーからフィードバックを集めることで、より使いやすいルールに改善できます。
フォルダ管理でやってはいけないNG例
フォルダ管理には、やってしまいがちな失敗パターンがあります。ここでは、よくあるNG例を紹介し、同じ過ちを避けるためのポイントを解説します。
デスクトップにファイルを保存する
デスクトップは一時的な作業場所として使うのは良いですが、ファイルを長期間保存する場所ではありません。デスクトップにファイルが増えすぎると、見た目が雑然とし、必要なファイルを探しにくくなります。
また、デスクトップに保存したファイルは、PCの故障やOSの再インストール時に失われるリスクが高いです。作業中のファイルは一時的にデスクトップに置いても構いませんが、作業が終わったら必ず適切なフォルダに移動させる習慣をつけましょう。
同じようなフォルダを複数作成する
「新規プロジェクト」「新規プロジェクト2」「新規プロジェクト_最新」のように、似たような名前のフォルダを複数作成すると、どのフォルダが正しいのかわからなくなります。フォルダ名は明確に区別できる名前を付け、重複を避けましょう。
また、同じ内容のフォルダが複数の場所に存在すると、どちらが最新版かわからなくなります。フォルダは一箇所にまとめ、必要に応じてショートカットを作成してアクセスしやすくする方法が推奨されます。
ファイル名に「最終」や「修正版」を付ける
「提案書_最終.docx」「提案書_最終_修正版.docx」「提案書_最終_修正版2.docx」のように、曖昧な表現をファイル名に付けると、どれが本当の最終版かわからなくなります。バージョン管理は、「v1.0」「v1.1」「v2.0」のように数字で明確に管理しましょう。
また、「最終」という言葉を使うと、その後に修正が入ったときに対応できなくなります。バージョン番号を使えば、いくらでも更新を続けられるため、柔軟な管理が可能です。
階層を深くしすぎる
フォルダの階層を深くしすぎると、目的のファイルにたどり着くまでに何度もクリックが必要になり、かえって効率が悪くなります。基本は3階層までに収め、どうしても必要な場合でも4階層までに留めましょう。
階層が深くなりすぎる原因の一つは、分類を細かくしすぎることです。あまりに細かく分類すると、どのフォルダに入れるべきか迷う時間が増えます。大まかな分類にとどめ、必要に応じてファイル名で詳細を区別する方が効率的です。
チームでフォルダ管理ルールを浸透させるポイント
個人でフォルダ管理を徹底するのは比較的簡単ですが、チーム全体でルールを守ってもらうのは容易ではありません。ここでは、部署リーダーやプロジェクトマネージャーが直面する「チームでどう徹底するか」という課題に対する実践的なポイントを解説します。
ルール策定時にメンバーを巻き込む
フォルダ管理のルールをトップダウンで押し付けると、メンバーが納得せず、形骸化しやすくなります。ルールを決める段階で、現場のメンバーを巻き込み、意見を聞くことが重要です。
たとえば、「どんなフォルダ構成なら使いやすいか」「どんな命名規則なら覚えやすいか」といった質問を投げかけ、メンバーの意見を反映させます。自分たちで決めたルールという意識が生まれることで、守ってもらいやすくなります。
また、ルールを決める際には、シンプルで覚えやすいものにすることが大切です。複雑なルールは覚えきれず、結局守られなくなります。
マニュアルを作成して共有する
フォルダ管理のルールを口頭で伝えるだけでは、時間が経つと忘れられてしまいます。マニュアルを作成し、いつでも参照できる形で共有することが重要です。
マニュアルには、具体的な例や図解を含めると理解しやすくなります。たとえば、フォルダ構造の図や、ファイル名の例を示すことで、メンバーが迷わずルールに従えるようになります。
マニュアルの共有には、NotePMのような社内wikiツールが便利です。NotePMの閲覧履歴・未読管理機能を使えば、誰がマニュアルを読んだかを定量的に把握でき、読んでいないメンバーへのフォローアップが可能になります。また、柔軟なアクセス制限により、プロジェクト単位・組織単位で情報共有範囲を設定でき、社外メンバー向けのゲスト権限も用意されています。さらに、Slack、Microsoft Teams、Chatworkなど主要なチャットツールと連携し、更新情報を自動通知できるため、マニュアルの更新をメンバーに確実に伝えられます。
定期的な見直しと改善を行う
フォルダ管理のルールは、一度決めたら終わりではありません。運用していく中で「このルールは使いにくい」「こうした方が効率的」といった気づきが出てくるはずです。定期的にメンバーからフィードバックを集め、ルールを改善していくことが大切です。
たとえば、四半期に一度、フォルダ管理の振り返りミーティングを開き、運用上の課題や改善案を話し合います。メンバーの意見を反映させることで、ルールがより実用的になり、浸透しやすくなります。
フォルダ管理を効率化するおすすめツール
手動でのフォルダ管理に限界を感じたら、ツールの活用を検討しましょう。オンラインストレージやナレッジ管理ツールを使うことで、ファイルの共有、検索、バックアップといった作業を効率化できます。ここでは、主要なツールを比較し、それぞれの特徴を紹介します。
主要ツールの比較表
以下の表は、主要なオンラインストレージとナレッジ管理ツールを比較したものです。カテゴリ、料金、ストレージ容量、主な用途、共同編集機能、検索機能、セキュリティ、外部ツール連携の8つの観点で評価しています。
| サービス名 | カテゴリ | 料金(1ユーザーあたり月額) | ストレージ容量 | 主な用途 | 共同編集機能 | 検索機能 | セキュリティ | 外部ツール連携 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Google Drive | オンラインストレージ | 無料(15GBまで)〜、法人向け月額800円〜 | 30GB〜2TB以上 | ファイル保管・共同編集 | ○(Googleドキュメント等) | ○(高度な検索・AI機能) | ○ | ○(Google Workspace連携) |
| Dropbox Business | オンラインストレージ | 月額1,250円〜(3ユーザー以上) | 5TB〜 | 大容量ファイル共有 | △(外部ツール連携) | ○ | ◎(高度なセキュリティ) | ○ |
| OneDrive for Business | オンラインストレージ | 月額540円〜 | 1TB〜 | Microsoft 365連携 | ○(Office連携) | ○ | ○ | ◎(Microsoft 365連携) |
| Notion | ナレッジ管理ツール | 無料〜、月額8ドル〜(年払い) | 無制限(有料プラン) | オールインワンワークスペース | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Confluence | ナレッジ管理ツール | 無料(10ユーザーまで)〜、月額600円〜 | 2GB〜(プランにより異なる) | ドキュメント管理・開発チーム向け | ○ | ○ | ○ | ◎(Jira等Atlassian製品連携) |
| NotePM | ナレッジ管理ツール | 要問い合わせ | プランにより異なる | マニュアル作成・ナレッジ共有 | ○ | ◎(ファイル内全文検索) | ○(柔軟なアクセス制限) | ○(Slack・Teams・Chatwork連携) |
各ツールの特徴
以下では、各ツールの特徴を個別に詳しく紹介します。
Google Drive (Google Workspace)
Google Driveは、個人向け・法人向けともに圧倒的な市場シェアを誇り、多くのユーザーにとって最も馴染み深いサービスです。Googleドキュメントやスプレッドシートとの連携が強力で、ファイル保管と簡易的な共同編集をシームレスに行える点が評価できます。
1ユーザーあたり30GBから2TB以上の豊富なストレージプランを提供し、Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドとの強力な連携とリアルタイム共同編集機能を搭載しています。また、高度な検索機能と、AI(Gemini)によるファイル管理・資料作成サポートも提供されています。
無料プランは15GBまで、法人向け有料プランは月額800円/ユーザー〜となっており、コストパフォーマンスに優れています。
Dropbox Business
Dropbox Businessは、オンラインストレージの先駆け的存在で、特にビジネスシーンでの信頼性と実績が豊富です。ファイルの同期速度や安定性に定評があり、大容量ファイルの扱いや外部とのセキュアなファイル共有に強みを持っています。
高速で安定したファイル同期機能を提供し、チームで5TBから利用可能な大容量ストレージ(プランにより容量追加可能)を備えています。また、パスワード設定や有効期限付きの共有リンクなど、高度なセキュリティ機能も搭載されています。
法人向け有料プランは月額1,250円/ユーザー〜(3ユーザー以上)となっています。
OneDrive for Business
OneDrive for Businessは、Microsoft 365(旧Office 365)との親和性が非常に高く、WordやExcel、PowerPointを日常的に利用する企業にとって第一の選択肢となります。Windows OSとの統合もされており、シームレスな操作性が魅力です。
Microsoft 365(Word、Excel、PowerPointなど)とのシームレスな連携を実現し、1ユーザーあたり1TBの大容量ストレージを標準提供しています。また、組織的な管理機能と高度なセキュリティ設定も備えています。
単体プランは月額540円/ユーザー〜となっており、Microsoft 365を既に利用している企業にとっては追加コストを抑えられます。
Notion
Notionは、単なるファイル保管に留まらず、ドキュメント、データベース、タスク管理などを統合できる「オールインワンワークスペース」です。従来のフォルダ管理の概念を超え、情報同士を柔軟に関連付けて管理したいニーズに応えます。近年、個人から大企業まで幅広く導入が進んでいます。
ファイル、テキスト、タスク、データベースなどをページ内に一元管理可能で、豊富なテンプレートとカスタマイズ性の高い柔軟なページ構成を提供しています。また、ページやデータベースの共有・共同編集機能も搭載されています。
無料プランから利用でき、チーム向け有料プランは月額8ドル/ユーザー〜(年払い)となっています。
Confluence
Confluenceは、大規模な組織や、特にソフトウェア開発チームでの利用実績が豊富なナレッジ管理ツールです。議事録、仕様書、プロジェクト計画などのドキュメントを体系的に蓄積・共有することに長けており、JiraなどのAtlassian製品との連携が強力です。
豊富なテンプレートを利用したドキュメント作成・共有機能を搭載し、JiraをはじめとするAtlassian製品との強力な連携が可能です。また、スペースとページによる階層的な情報管理も実現できます。
無料プランは10ユーザーまで、有料プランは月額600円/ユーザー〜(11ユーザー以上の場合)となっています。
NotePM
NotePMは、マニュアル作成、ナレッジ共有、社内wikiを一元管理できるクラウドサービスです。フォルダ管理の文脈では、ファイルの中まで全文検索可能な点が大きな強みとなります。Word・Excel・PDF・PowerPointなど、添付ファイルの中身のテキストも全文検索の対象となるため、ファイル名を覚えていなくても、内容のキーワードで目的のファイルを見つけられます。
Windowsのエクスプローラーのようなフォルダ階層構造と、タグ付けによる分類が可能で、柔軟な情報整理を実現できます。ITツールに不慣れな人でも扱いやすいシンプル仕様のエディタと、画像に矢印や文字を挿入できる画像編集機能を内蔵しているため、マニュアル作成も簡単です。
プロジェクト単位、組織単位などでノートごとに共有範囲を柔軟に設定可能で、社外メンバー向けのゲスト権限も用意されています。また、ワンクリックで文章の要約、多言語翻訳(英語・中国語・日本語)、誤字脱字や言い回しの校正を行うAI機能を搭載しており、ドキュメント作成の効率化にも貢献します。
チーム全体のフォルダ管理を効率化したいならNotePMがおすすめ
フォルダ管理を成功させるには、命名規則、階層構造、削除ルール、バックアップの4つの基本ルールを押さえることが重要です。これらのルールを統一することで、誰が見ても迷わず、必要なファイルをすぐに見つけられる環境を作れます。
既存のフォルダを整理する際は、3階層のフォルダ構造を作成し、ファイル名をルールに従って変更し、適切なフォルダに振り分けるという3ステップで進めましょう。また、ルールを継続させるには、よく使うフォルダをアクセスしやすい場所に配置し、アクセス権限を適切に設定し、ルールをマニュアル化して共有することが欠かせません。
チームでルールを浸透させるには、ルール策定時にメンバーを巻き込み、マニュアルを作成して共有し、定期的な見直しと改善を行うことが大切です。手動での管理に限界を感じたら、オンラインストレージやナレッジ管理ツールの活用を検討しましょう。
特に、フォルダ管理のルールをマニュアル化し、チーム全体で共有したい場合は、NotePMのような社内wikiツールが有効です。NotePMは、ファイルの中まで全文検索可能で、フォルダとタグで柔軟な情報整理ができ、未読管理・閲覧履歴機能でマニュアルの浸透度を把握できます。まずは無料トライアルで実際の使い勝手を確認し、自社の業務に合うかを試してみてください。


