こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
仕事上、画像を編集したいと思うことは多いはずです。そんなときにPowerPointを使ったりしていないでしょうか。ファイルフォーマットが変わりますし、再利用性も落ちます。かといって、Photoshopのような高価なソフトウェアを使うほどではないケースがほとんどでしょう。
そこで今回は画像編集が行えるオープンソース・ソフトウェアを紹介します。あらかじめ手元に用意しておくと便利なソフトウェアです。
目次
Photon
PhotonはブラウザやNode.jsで動作する画像編集ソフトウェアです。画像のリサイズや各種エフェクトを行えます。フィルターは30以上用意されており、ブラウザだけで実行できるのが手軽です。
PhotonはWebAssemblyで提供されているので、Webアプリケーションながら高速に実行できます。Photonはライブラリとして、自作のWebアプリケーションに組み込むこともできます。
Photon: A WebAssembly Image Processing Library
Painterro
PainterroもPhotonと同様にWebアプリケーションですが、こちらはJavaScriptで実装されています。元になる画像はクリップボードから貼り付けることもできます。一部を切り抜いたり、線や四角を描けます。
ブラシやテキストの追加、矢印、回転、リサイズ、モザイクなどの機能があります。ちょっとした画像編集であれば、十分に行えるでしょう。
devforth/painterro: Painterro – JavaScript painting plugin
glfx.js
glfx.jsは画像の編集をWebGLで行っているのが特徴です。画像に対して、各種エフェクトを実行できます。結果はリアルタイムにプレビューされるので、微調整しやすいです。
glfx.jsは技術的には素のJavaScriptとWebGLの組み合わせになっています。上記Photon、Painterroとそれぞれ違うので使い勝手を試してみると面白いでしょう。
evanw/glfx.js: An image effects library for JavaScript using WebGL
PhotoDemon
PhotoDemonはWindows用の画像編集ソフトウェアです。PhotoshopのファイルフォーマットであるPSDやCorel Paintshop Pro、GIMPなどのファイルが利用できます。インストール不要で、Zipファイルを伸張すれば使える手軽さが売りです。
編集機能としてはレイヤーをサポートし、各種ブラシも用意されています。リサイズや塗りつぶし、影やハイライトの回復などの機能があります。写真の編集に使えるソフトウェアです。
Home | PhotoDemon: the fast, free, portable photo editor
GIMP
GIMPは昔からよく知られている画像編集ソフトウェアです。Adobe Photoshopの代替とよく挙がるソフトウェアになります。もちろん機能的には見劣りしますが、Photoshopを十分に使いこなしている訳でもなければ、GIMPで十分というケースは多いでしょう。
レイヤーやブラシ、各種エフェクトなどの機能は揃っています。UIが若干独特なので、そこが使いこなせるかどうかの分かれ目になりやすいソフトウェアです。
GIMP – GNU Image Manipulation Program
Paint.NET
Windows標準で付属するペイントの代替を目指すソフトウェアですが、機能は圧倒的に便利です。レイヤーがあり、各種ブラシやエフェクトも可能です。編集だけでなく、ペイントソフトウェアとして使われることも多いです。
日本語ローカライズもされており、Windows Storeからのダウンロードも行えます。UIもWindowsネイティブで使いやすいので、インストールしておくと便利でしょう。
Paint.NET – Free Software for Digital Photo Editing
Seashore
SeashoreはmacOS向けのソフトウェアです。ベースはGIMPになっており、独特なUIをなるべく消して、一般的な画像編集ソフトウェアのUIにしたのがSeashoreになります。それだけに使い勝手は良いです。
画像を切り抜いたり、一部にモザイクをかけるなどちょっとした編集であれば十分に行えます。macOSユーザーであれば、インストールしておくと便利です。
robaho/seashore: easy to use mac osx image editing application for the rest of us
digiKam
digiKamは基本は写真管理ソフトウェアです。RawやJPEGに対応しています。そして、写真管理の中でちょっとしたエフェクトを行えるようになっています。明るさや彩度を調整したりするなど、写真の編集に向いています。
写真管理としては1万を超える写真でも問題なく扱えるので、デジカメやスマホで撮影した写真を管理するのに便利です。
darktable
darktableも写真管理ソフトウェアです。そしてdigiKamと同じく写真の編集機能が提供されます。RawファイルからのJPEGファイル出力であったり、メタデータの編集などが可能です。
業務上で撮影した写真を管理するのにも使えます。OS上にフォルダ分けしているだけでは煩雑な管理になりがちなので、こうしたソフトウェアを一元管理すると便利です。
Quick photo Editor
Quick photo Editorはブラウザ上で動作する画像編集ソフトウェアです。リサイズ、輝度調整、ぼかし(全体)、回転などが行えます。また、切り抜きや色の抽出なども用意されています。
何でもできる訳ではありませんが、目的に応じて使い分けられるでしょう。インストール不要なので、目的さえ合えばすぐに使えるのが利点です。
Quick photo Editor | Edit your photo Quickly
Krita
Kritaはペイントソフトウェアです。イラストを描いたり、マンガを書くのに利用できます。主にデザイナーやイラストレーター向けのソフトウェアになるでしょう。もちろん既存のイラストや画像をレタッチするのにも利用できます。
ブラシの手ぶれ補正、カスタイズできるブラシエンジン、レイヤー管理、描画補助線、変形ツールなど様々な機能があります。PSDを開くことも可能です。
まとめ
今回は画像編集ソフトウェアについて、その実行環境ごとに紹介しました。WebアプリケーションはGUIと比べて機能は劣りますが、インストール不要で使えるのが便利です。
GUIは高機能なものが多く、商用ソフトウェアの代わりに使える可能性も十分あるでしょう。高価なソフトウェアを買う前に、まずこうしたソフトウェアを試してみることをお勧めします。
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