採用基準は、自社にマッチした人材を効率的かつ公平に採用するための重要な指針です。しかし、「どのような基準を設定すれば良いかわからない」「毎回ゼロから考えるのが大変」といった悩みを抱える採用担当者もいるでしょう。
本記事では、すぐに使える無料のテンプレート・例文10選に加え、採用基準の目的や決め方などを解説します。効果的な採用基準を設定し、採用活動を成功させましょう。
目次
採用基準とは
採用基準は、企業が応募者のスキルや人柄を客観的に評価し、自社にふさわしい人材かどうかを判断するための指標です。基準が曖昧だと面接官ごとの主観が入ってしまい、企業の求める人物像とズレた人材を採用してしまうリスクが高まってしまうでしょう。
しかし、明確な採用基準を設ければ、書類選考や面接がより公正かつ効率的に進むので、ミスマッチや早期離職を防げます。また、転職者が企業がどのような基準で人材を選んでいるかを知ることによって、自分の強みをアピールしやすくなるのもメリットの一つです。
採用基準と求人票の違い
採用基準と求人票は、どちらも転職者に採用条件を伝えるものですが、以下のような違いがあります。
採用基準 | 求人票 | |
---|---|---|
目的 | 適した人材を選ぶ | 企業情報を伝え、応募を促す |
内容 | 企業が求める人材の選考基準 | 募集要項、応募に必要な条件や仕事内容の概要 |
対象者 | 求人応募者(内部での選考時など) | 求職者(ハローワークや求人サイトで閲覧) |
情報量 | 詳細な基準が明記されている場合が多い | 要約された情報が多く、詳細な情報は別途募集要項などで補完される |
採用基準の目的
採用基準を設ける主な目的は、候補者を公平に評価し、自社に最適な人材を見極めることです。明確な基準があれば、複数の面接官が同じ視点で評価できるので、主観によるブレや偏りを防げます。
また、採用基準を社内で共有することによって、誰もが同じ基準で判断できるため、属人的な判断を避けやすくなるでしょう。採用ミスマッチや早期離職のリスクを低減させるためにも、採用基準を明確にしておくのが重要です。
採用基準で設定するべき3つの項目
採用基準で設定するべき項目は、以下の3つです。
- スキル・知識・経験
- 価値観・思想・動機
- コンピテンシー
設定するべき項目を押さえ、自社にマッチした人材を見つけられるようにしましょう。
スキル・知識・経験
スキル・知識・経験は、応募者が勉強やトレーニングを通じて身に付けてきた「顕在能力」であり、業務に直結する力です。
たとえば、学力や資格・コミュニケーション力などは、履歴書や職務経歴書で、客観的に確認できます。
また、「どんなスキルを持っているか」「どのように身に付けたか」「どんな成果を出したか」などを具体的に質問し、業務に必要な能力が備わっているかを見極めるのも重要です。
とくにに中途採用では、実績や経験が即戦力として評価されやすいため、スキルマッチを意識した選考が欠かせません。
価値観・思想・動機
転職者の動機や価値観・思想は、個人の行動や判断を根底から支える「意欲の源」です。幼少期の経験や家庭環境・先天的な資質によって形成されるため、表面からは見えにくい「潜在能力」とも考えられています。
面接では、過去の経験や将来のビジョン・仕事観などを深掘りすることで、候補者がどのような動機付けで行動するのかを確認できるでしょう。
スキルが高くても企業の文化に合わなければ、早期離職につながるリスクがあります。長く活躍できる人材を採用するためにも、価値観や志向性をしっかり見極めるのが重要です。
コンピテンシー
コンピテンシーは、高い成果を出している社員に共通する行動特性や思考傾向のことです。知識やスキルだけでは測りきれない人物タイプを見極められます。
たとえば、優秀な社員の行動パターンを分析し、同じ傾向を持つ人材を採用すれば、入社後の活躍も期待できるでしょう。
実際の選考では、「どのような状況で、どのような課題にどう行動し、どのような結果を出したか」を具体的に質問することで、応募者のコンピテンシーを把握できます。
採用基準の決め方3ステップ
採用基準の決め方は、以下の3ステップです。
- 求める人物像を明確にする
- 採用市場のトレンドと照らし合わせる
- 評価項目を設定する
ステップに従って、求める人材の採用につながる採用基準を作成しましょう。
ステップ1:求める人物像を明確にする
スキルや能力が高いだけでは、会社の成長や現場のニーズに合わない可能性があるため、求める人物像を明確にするのが重要です。どのような人材を採用したいのかを具体的に描き、採用担当者全員が共通認識を持てるよう明文化しましょう。
また、役員や現場の声も取り入れながら、年齢や経験・価値観・志望動機など細かい条件まで洗い出しておけば、ミスマッチのない採用につながります。
ステップ2:採用市場のトレンドと照らし合わせる
採用基準を決める際は、採用市場のトレンドと照らし合わせなければなりません。現代は働き方改革やワークライフバランス重視の流れが強く、多様な働き方が求められているため、理想像と実情がマッチしない可能性があります。
業界ごとの求人倍率や転職者の価値観も変化しているため、時代に合った基準を設けましょう。社会や市場の動向を意識し、柔軟に採用基準を見直すことで、より多くの優秀な人材と出会えるチャンスが広がります。
ステップ3:評価項目を設定する
採用基準が決まったら、評価項目を設定します。人柄やコミュニケーション能力・主体性など、求める人材に必要な要素の具体的な評価基準を設けましょう。
評価項目は多すぎると負担になるため、20個前後に絞り、定量・定性の両面を意識するのが重要です。また、評価項目を社内で共有すれば、評価の公平性や透明性が高まるので、効率良く選考を進められます。
【無料】採用基準のテンプレート・例文10選
ここでは、無料で使える採用基準のテンプレート・例文10選を紹介します。
種類 | Wordファイル |
---|---|
営業職 | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
事務職(一般事務/営業事務) | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
エンジニア(IT・システム開発) | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
デザイナー(Web・グラフィック) | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
カスタマーサポート | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
人事・総務 | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
マーケティング職 | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
販売職・接客業 | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
製造職・工場作業員 | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
企画職(商品・事業・イベントなど) | ダウンロードする(個人情報入力なし) |
※こちらのテンプレートはあくまで参考用としてご提供しております。貴社の採用方針や求める人材像に応じて、内容をご確認のうえ、適宜ご調整・ご活用くださいますようお願いいたします。
営業職の採用基準テンプレート例
営業職の採用基準テンプレート例
基本情報
・氏名・年齢・性別
・最終学歴
・職務経歴(営業経験年数、業界)
必須スキル・経験
・法人営業または個人営業の経験(年数、実績)
・顧客との折衝・交渉経験
・基本的なPCスキル(Excel、Word、メール等)
歓迎スキル・経験
・特定業界での営業経験(例:IT、医療、不動産など)
・マネジメント経験
・新規開拓営業の経験
人物面の評価基準
・コミュニケーション能力(聞く力・伝える力)
・主体性・行動力
・協調性・チームワーク
・継続力・ストレス耐性
志望動機・キャリアビジョン
・当社を志望する理由の明確さ・納得感
・将来のキャリアプランとの一致度
その他の確認事項
・転勤・出張への対応可否
・入社可能時期
・希望年収と当社条件の整合性
総合評価
・面接官の所見
・採用可否の判断(可/否/保留)とその理由
>このテンプレートをNotePMで使ってみる(無料)
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営業職のテンプレートには、コミュニケーション力や提案力・目標達成意欲などが含まれます。顧客対応や課題解決力も重要なポイントです。評価項目を明確に設定することで、営業活動に適した人材を見極めやすくなります。
事務職(一般事務/営業事務)の採用基準テンプレート例
事務職(一般事務/営業事務)の採用基準テンプレート例
基本情報
・氏名・年齢・性別
・最終学歴
・職務経歴(事務職経験年数、業務内容)
必須スキル・経験
・Word、Excel、メールなどの基本的なPCスキル
・書類作成、データ入力、電話応対などの事務経験
・正確性とスピードを両立した作業能力
歓迎スキル・経験
・営業事務や部門アシスタント経験
・会計ソフト・業務システムの使用経験
・来客応対や総務業務の経験
人物面の評価基準
・丁寧で正確な作業態度
・周囲との協調性
・責任感と継続力
・報連相を意識した業務遂行
志望動機・キャリアビジョン
・事務職を希望する理由の明確さ
・ルーチン業務に対する適性と継続意欲
その他の確認事項
・残業・繁忙期対応への柔軟性
・入社可能時期
・希望条件と当社制度との整合性
総合評価
・面接官の所見
・採用可否の判断(可/否/保留)とその理由
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>テンプレートを無料ダウンロードする(個人情報入力なし)
事務職向けのテンプレートでは、正確な事務処理能力やPCスキル・協調性などが重視されます。業務効率やチームワークも評価の対象です。明確な基準を設けることで、事務作業に適した人材を選びやすくなります。
エンジニア(IT・システム開発)の採用基準テンプレート例
エンジニア(IT・システム開発)の採用基準テンプレート例
基本情報
・氏名・年齢・性別
・最終学歴(理工系学部など)
・職務経歴(開発経験年数、言語、業種)
必須スキル・経験
・プログラミング経験(言語:例 Java, Python, JavaScriptなど)
・システム開発プロジェクトへの参加経験
・Git等のバージョン管理ツールの利用経験
歓迎スキル・経験
・クラウド(AWS、Azureなど)環境の経験
・要件定義、設計、コードレビューなど上流工程の経験
・チーム開発やアジャイル開発の経験
人物面の評価基準
・論理的思考力と課題解決力
・技術習得に対する意欲
・自走力とコミュニケーション力
・業務推進の柔軟性
志望動機・キャリアビジョン
・開発環境や技術領域への興味・適性
・将来的なエンジニアとしての成長意欲
その他の確認事項
・在宅勤務・フレックス等の勤務条件の確認
・入社可能時期
・希望年収とスキルの整合性
総合評価
・面接官の所見
・採用可否の判断(可/否/保留)とその理由
>このテンプレートをNotePMで使ってみる(無料)
>テンプレートを無料ダウンロードする(個人情報入力なし)
エンジニア向けのテンプレートは、プログラミングスキルや開発経験・論理的思考力などが中心です。新しい技術への適応力やチームでの協働力も重要視されます。具体的な評価項目を設定することで、実力を正確に判断できるでしょう。
デザイナー(Web・グラフィック)の採用基準テンプレート例
デザイナー(Web・グラフィック)の採用基準テンプレート例
基本情報
・氏名・年齢・性別
・最終学歴
・職務経歴(デザイン経験年数、媒体・業界)
必須スキル・経験
・Photoshop、Illustrator、Figma等の操作スキル
・ポートフォリオ提出による作品確認
・クライアントや社内ディレクションとの連携経験
歓迎スキル・経験
・Webデザイン、UI/UX設計の実務経験
・HTML/CSSなどの基本的なコーディング知識
・ブランド開発、広告制作の経験
人物面の評価基準
・創造性と表現力
・トレンドに対するアンテナの高さ
・柔軟な対応力と提案力
・細部へのこだわりと丁寧さ
志望動機・キャリアビジョン
・当社プロダクトやデザイン方針への共感
・長期的にクリエイティブ分野で活躍したい意欲
その他の確認事項
・納期対応・業務量調整に関する柔軟性
・入社可能時期
・希望報酬とのバランス
総合評価
・面接官の所見
・採用可否の判断(可/否/保留)とその理由
>このテンプレートをNotePMで使ってみる(無料)
>テンプレートを無料ダウンロードする(個人情報入力なし)
デザイナー向けのテンプレートには、デザイン力や発想力・ポートフォリオの内容が含まれます。トレンド感度やユーザー視点も評価のポイントです。明確な評価項目をもとに、即戦力となるデザイナーを見極めやすくなります。
カスタマーサポートの採用基準テンプレート例
カスタマーサポートの採用基準テンプレート例
基本情報
・氏名・年齢・性別
・最終学歴
・職務経歴(対応業務、業界、年数)
必須スキル・経験
・電話、メール、チャットでの顧客対応経験
・クレームや問い合わせ対応の経験
・PCの基本操作(メール、タイピングなど)
歓迎スキル・経験
・コールセンター経験(インバウンド/アウトバウンド)
・FAQ・マニュアル作成経験
・サポート業務の業務改善経験
人物面の評価基準
・丁寧な言葉づかいと対応姿勢
・感情のコントロールと冷静な判断力
・相手の立場を理解する共感力
・継続力と責任感
志望動機・キャリアビジョン
・顧客対応業務への適性とやりがいの認識
・将来のキャリア形成との整合性
その他の確認事項
・シフト勤務への対応可否
・入社可能時期
・業務環境(在宅・対面)への適応性
総合評価
・面接官の所見
・採用可否の判断(可/否/保留)とその理由
>このテンプレートをNotePMで使ってみる(無料)
>テンプレートを無料ダウンロードする(個人情報入力なし)
カスタマーサポートのテンプレートには、顧客対応力や傾聴力・問題解決力が含まれます。ストレス耐性や柔軟な対応力も評価基準です。具体的な項目を設けることで、顧客満足度向上に貢献できる人材を選びやすくなります。
人事・総務の採用基準のテンプレート例
人事・総務の採用基準のテンプレート例
基本情報
・氏名・年齢・性別
・最終学歴
・職務経歴(人事・総務の経験年数、業務領域)
必須スキル・経験
・人事(採用/労務)、総務(設備/備品管理など)実務経験
・基本的なPCスキル(Excel、Word)
・社内外との調整業務経験
歓迎スキル・経験
・給与計算、社会保険手続き、就業規則対応経験
・コンプライアンス、内部統制への理解
・業務マニュアルや制度設計の経験
人物面の評価基準
・信頼感のある対応力
・柔軟性と事務処理能力のバランス
・守秘義務を遵守する意識
・社内調整や交渉に前向きな姿勢
志望動機・キャリアビジョン
・人事・総務職の役割に対する理解と共感
・将来的な専門性の習得・発展意欲
その他の確認事項
・繁忙期やイベント対応への柔軟性
・入社可能時期
・希望条件と職務内容の一致
総合評価
・面接官の所見
・採用可否の判断(可/否/保留)とその理由
>このテンプレートをNotePMで使ってみる(無料)
>テンプレートを無料ダウンロードする(個人情報入力なし)
人事・総務向けテンプレートは、調整力や正確な事務処理力・法令知識などが中心です。社内外とのコミュニケーション力や責任感も評価対象となります。明確な評価項目を設定することで、組織運営を支える人材を見極めやすくなるでしょう。
マーケティング職の採用基準テンプレート例
マーケティング職の採用基準テンプレート例
基本情報
・氏名・年齢・性別
・最終学歴
・職務経歴(担当分野、実施施策、成果など)
必須スキル・経験
・マーケティング施策の立案・実行経験
・数値分析・レポート作成スキル
・基本的なマーケティングツール(Google Analytics等)の使用経験
歓迎スキル・経験
・広告運用(SNS、リスティングなど)の経験
・BtoB、BtoCどちらかのマーケティング戦略の理解
・コンテンツ企画・制作の経験
人物面の評価基準
・戦略的思考力と数値感覚
・トレンド把握能力と実行力
・チームや他部署との連携力
・論理的な説明能力
志望動機・キャリアビジョン
・当社商材や市場への理解と関心
・長期的にマーケターとして成長していきたい意欲
その他の確認事項
・プロジェクト納期・繁忙期の対応可否
・入社可能時期
・業務内容との適合性
総合評価
・面接官の所見
・採用可否の判断(可/否/保留)とその理由
>このテンプレートをNotePMで使ってみる(無料)
>テンプレートを無料ダウンロードする(個人情報入力なし)
マーケティング職のテンプレートには、分析力や企画力・情報収集力が含まれます。市場動向への感度やプレゼンテーション力も評価ポイントです。評価項目を明確にすることで、戦略立案に強い人材を選びやすくなります。
販売職・接客業の採用基準テンプレート例
販売職・接客業の採用基準テンプレート例
基本情報
・氏名・年齢・性別
・最終学歴
・職務経歴(販売・接客経験年数、業種)
必須スキル・経験
・対面での接客・販売の経験
・レジ、在庫管理、店舗業務の実務経験
・基本的なビジネスマナー(敬語・挨拶など)
歓迎スキル・経験
・店舗運営や売上管理の経験
・シフト管理やスタッフ指導経験
・インバウンド対応(外国語スキルなど)
人物面の評価基準
・明るく丁寧な接客態度
・臨機応変な対応力
・チームワーク・協調性
・業務に対する責任感
志望動機・キャリアビジョン
・サービス業への情熱とやりがいの認識
・将来的に店長やリーダー職を目指す意欲
その他の確認事項
・シフト勤務・土日祝出勤への対応可否
・入社可能時期
・勤務地や通勤条件の確認
総合評価
・面接官の所見
・採用可否の判断(可/否/保留)とその理由
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>テンプレートを無料ダウンロードする(個人情報入力なし)
販売職・接客業向けのテンプレートは、接客マナーやコミュニケーション力・商品知識などが中心です。顧客満足度を高めるための対応力やチームワークも評価基準となります。具体的な評価項目が、現場で活躍できる人材選びに役立つでしょう。
製造職・工場作業員の採用基準テンプレート例
製造職・工場作業員の採用基準テンプレート例
基本情報
・氏名・年齢・性別
・最終学歴
・職務経歴(製造経験、ライン作業、工程)
必須スキル・経験
・製造・組立・検査・加工などの経験
・安全衛生に対する理解と意識
・反復作業に対応できる集中力と体力
歓迎スキル・経験
・製造設備の操作や保守経験
・フォークリフト、玉掛け等の資格所持
・5Sや改善活動への参加経験
人物面の評価基準
・真面目で正確な作業姿勢
・協調性と報連相の徹底
・継続力と忍耐力
・作業マニュアルを遵守する力
志望動機・キャリアビジョン
・製造業務への適性と長期的就業の意思
・技能の習得・熟練への意欲
その他の確認事項
・交替勤務・夜勤の対応可否
・入社可能時期
・体力的負担に対する適応性
総合評価
・面接官の所見
・採用可否の判断(可/否/保留)とその理由
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>テンプレートを無料ダウンロードする(個人情報入力なし)
製造職・工場作業員向けのテンプレートには、作業の正確さや安全意識・体力が含まれます。協調性や作業効率も評価のポイントです。明確な基準を設けることで、現場で安定して働ける人材を選びやすくなります。
企画職(商品・事業・イベントなど)の採用基準テンプレート例
企画職(商品・事業・イベントなど)の採用基準テンプレート例
基本情報
・氏名・年齢・性別
・最終学歴
・職務経歴(企画経験、担当領域)
必須スキル・経験
・商品・サービス・イベントなどの企画実務経験
・企画書・プレゼン資料の作成スキル
・プロジェクト推進・関係部署との調整力
歓迎スキル・経験
・マーケティングリサーチや顧客分析の経験
・SNS・Webメディアの活用経験
・新規事業の立ち上げ経験
人物面の評価基準
・アイデア力と実行力のバランス
・課題発見力と柔軟な発想
・リーダーシップと巻き込み力
・スピード感と業務推進力
志望動機・キャリアビジョン
・当社のビジョン・プロダクトへの共感度
・将来的に事業全体を担う意欲
その他の確認事項
・繁忙期・タイトなスケジュールへの対応可否
・入社可能時期
・業務領域と本人希望の一致度
総合評価
・面接官の所見
・採用可否の判断(可/否/保留)とその理由
>このテンプレートをNotePMで使ってみる(無料)
>テンプレートを無料ダウンロードする(個人情報入力なし)
企画職向けのテンプレートは、発想力や企画力・プレゼンテーション力などが中心です。市場調査やプロジェクト推進力も評価項目です。具体的な評価項目を設定することで、実践的な企画力を持つ人材を見極めやすくなります。
採用基準を決める際の3つの注意点
採用基準を決める際の注意点は、以下の3つです。
- 採用基準の優先順位を決めておく
- コンプライアンスを重視する
- 社風に合うかチェックする
採用基準の優先順位を決めておく
採用選考では多くの基準が並ぶため、優先順位をつけるのが重要です。必須条件と、あれば望ましい条件に分類し、優先順位をつけましょう。
条件を明確に分類・絞り込めば、基準が厳しくなりすぎるのを防げるので、評価が僅差のときにも判断しやすくなります。
コンプライアンスを重視する
採用基準を決める際は、コンプライアンスの徹底が欠かせません。違反が発覚すれば企業の信頼が大きく損なわれ、社会的な批判を受けるリスクが高まるので、注意しましょう。
また、厚生労働省は「公正な採用選考の基本」を公表し、本籍や家族構成・宗教・思想など、本人に責任のない事項や個人の自由に関する内容を採用基準に含めることを禁じています。
採用はあくまで応募者の適性や能力に基づき、公正かつ人権を尊重する必要があるため、就職差別につながる採用基準は厳禁です。
※参考:厚生労働省「公正な採用選考の基本」
社風に合うかチェックする
採用基準を決める際には、スキルや経験だけでなく「社風に合うかどうか」も確認するのが重要です。スキルが高くても自社のカルチャーや風土に馴染めないと、入社後にミスマッチや早期離職につながるリスクが高まってしまいます。
社風への適応度は、社員の定着率や企業への貢献度にも影響するため、面接では価値観や行動特性を掘り下げて質問しましょう。ただし、「社風に合うか」を重視しすぎると多様性が損なわれる恐れがあるので、他の要素とのバランスも意識する必要があります。
採用基準のテンプレートを作成するならNotePMがおすすめ
採用基準のテンプレートを作成するなら、テンプレートを豊富に搭載している「NotePM」がおすすめです。豊富なテンプレートを元に、自社だけの採用基準テンプレートを効率的に作成・蓄積できます。明確な基準を全社で共有し、選考の目線を合わせ、公平性を高めます。
コメント機能や版管理でフィードバックを活かし、市場や戦略の変化に合わせて採用基準を『生きた情報』として常にアップデート可能。採用のミスマッチを防ぎ、組織全体の採用力向上を実現します。
採用基準テンプレートを活用し、効果的な採用を実現しよう
採用基準は、企業が応募者のスキルや人柄を客観的に評価し、自社に合った人材であるかを判断するための指標です。明確な基準を設けることで、公平な評価ができるだけでなく、転職後のミスマッチによる離職も防げます。
「NotePM」ならテンプレート機能が豊富に搭載されているため、採用基準のひな形を保存しておけば誰でも活用できます。また、普段使いのパソコンと同じように利用できる「高機能エディタ」や、矢印や吹き出しを使える「画像編集機能」も搭載しています。
NotePMの機能を確認したい人は、まず無料トライアルからお試しください。
※本サイトに掲載されている情報およびテンプレートは、一般的な情報提供を目的としたものであり、法律上の助言を提供するものではありません。内容の正確性や適切性については十分配慮しておりますが、個別の事情に応じた判断が必要となる場合があります。ご利用に際しては、必ずご自身の責任において内容をご確認のうえ、必要に応じて専門家へご相談ください。
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