「研修報告書を作らないといけないけど、何を書けばいいの?」このような悩みを抱えていませんか?
研修が終わった後、学んだことを整理し研修報告書にまとめ、社内で情報を共有するのは重要な業務のひとつです。しかし、いざ書こうとしても構成や言葉選びに悩んでしまうものです。
本記事では、今すぐ使える無料の「研修報告書のテンプレート」を、10種類に厳選してご紹介します。テンプレートを利用することで、研修報告書の作成を効率化できます。
新人研修から社外セミナーまで、幅広いシーンで役立つテンプレートをまとめていますので、ぜひご活用ください。
目次
研修報告書とは?
研修報告書とは、受講した研修やセミナーの内容や学んだことを整理し、上司や関係者などに報告するための文書です。
研修報告書は、主に以下のような内容で構成されます。
- 研修の目的や概要
- 参加した日時や場所
- 研修を実施した講師
- 研修資料の有無や概要
- 印象に残った点
- 学びの内容
- 業務への活用方法
研修報告書の形式は、企業や部署によって異なりますが、所定のフォーマットが用意されているのが一般的です。
しかし、実際に書こうとすると構成や表現に悩む人も少なくありません。そのようなときに役立つのが、本記事で紹介している「研修報告書のテンプレート」です。
より自社に合う研修報告書を作成したい場合は、研修報告書のテンプレートを簡単に作れる「NotePM」がおすすめです。
研修報告書の目的
研修報告書の目的は、主に以下の3項目です。
- 研修内容の共有
- 研修内容の改善
- 引き継ぎ資料としての活用
目的を理解することで、より効果的な研修報告書の作成につながるでしょう。それぞれ詳しい内容を確認します。
研修内容の共有
研修報告書の大きな目的のひとつが、受講者が得た知識や気づきを社内のメンバーと共有することです。
たとえば、自分が参加した社外セミナーや専門的な講義の内容を社内全体に報告することで、他の社員も研修内容を間接的に学ぶことが可能です。
学んだ内容を整理して書くことで、受講者自身の理解も深まり、チーム全体のスキルアップにつながるメリットもあります。
研修内容の改善
研修報告書には、受講者の率直な感想や改善点の記載といったアンケートを求められることもあります。
たとえば「内容が難しかった」「実務との関連が少なかった」といったフィードバックは、今後の研修企画に役立つ重要な情報となります。とくに、社内研修の場合は定期的に開催する場合もあり、常にアップデートすることが重要です。
研修担当者は、複数の報告書を比較しながら研修の質を検証し、内容の見直しや講師の選定に反映させられるため、より実践的で効果的な研修の実現につながるでしょう。
引き継ぎ資料としての活用
研修報告書は、引き継ぎ資料として後任者への情報提供としても役立ちます。たとえば、業務に直結する研修内容やノウハウが含まれている場合、報告書を残しておくことで、後から同じテーマに取り組む人がスムーズに引き継ぎ可能です。
また、過去にどのような研修が行われ、誰がどのような学びを得たのか記録として残るため、組織にとって知見の蓄積にもつながります。
単なる報告ではなく、将来的な業務の土台となる資料としての価値もあるでしょう。
研修報告書を書く際の注意点
研修報告書を書く際は、以下の点に注意しましょう。
- 研修の目的を理解した上で書く
- 読み手にわかりやすいレイアウトにする
- 事実を簡潔に伝える
- 感想だけでなく具体的な改善案も書く
- A4サイズ一枚程度の量にまとめる
それぞれ具体的な内容を解説するので、研修報告書を書く際の参考にしてください。
研修の目的を理解した上で書く
研修報告書を書く前には、あらためて研修が何のために実施されたのかを正しく理解することが大切です。
たとえば、新入社員向けの研修であれば「会社の基本方針や業務の基礎理解」が目的となります。管理職向けの研修では「組織マネジメントの強化」が目的となる場合もあるでしょう。
目的を把握することで報告書の内容もブレにくく、読み手も理解しやすい情報になります。報告書は単なる感想文ではなく「研修を通じて自分がどう学び何を得たのか」を意識して書くことで、質の高い報告書になるでしょう。
読み手にわかりやすいレイアウトにする
どれだけ内容がよくても、読みにくいレイアウトでは情報が伝わりにくくなります。そのため、見出しや箇条書きを適度に使い、視覚的に整理された報告書にしましょう。
たとえば、以下のような内容を箇条書きにするだけでも、読みやすくなります。
- 研修の概要
- 印象に残った内容
- 得られた知見
- 業務への活用方法
- 改善点
フォントの大きさや、行間のバランスにも気を配ることも重要です。
無駄に長文にならないよう、1文を短く端的にまとめることも、読みやすさの向上につながります。
事実を簡潔に伝える
報告書は個人の感想だけでなく、「研修で何が行われたか」「何を学んだか」という事実を正確に伝える資料です。
そのため、講師の話した内容や演習などで行ったことを、主観を交えず簡潔に書くことが求められます。たとえば「〇〇のフレームワークを学んだ」「△△の成功事例が紹介された」など、具体的な情報を含めることで、報告書を読む人にも内容が伝わりやすくなります。
事実を伝える際は、個人の感想や冗長な表現などは避け、端的な言葉で要点をまとめることが重要です。
感想だけでなく具体的な改善案も書く
せっかく有意義な研修を受講しても「学びが多かった」「参考になった」といった感想だけでは、研修内容が十分に伝わりません。「どのような学びが多かったのか」「どういった講義が参考になったのか」具体的な内容を記載した上で感想を書きましょう。
また、今後の研修内容の改善につなげるためにも「もっと〇〇の事例が知りたかった」「実務に近いケーススタディがあると良い」など、具体的な改善案を含めるといいでしょう。
感想を具体的に書くことで、自分自身の課題に気づくきっかけとなり、読み手・書き手双方にとって有意義な内容になります。
A4サイズ一枚程度の量にまとめる
研修報告書は、長く書けば良いというものではありません。読み手が短時間で内容を把握できるよう、基本的にはA4サイズ1枚程度に収めるのが理想的です。
そのため、必要な情報を残しつつ、かつ簡潔にまとめることが求められます。構成を工夫して冒頭に研修の概要、メイン部分では学んだ内容、まとめの部分には業務への応用や改善点を記載すると、すっきりと読みやすい印象になるでしょう。
要点を押さえながら文章量を調整することで、誰にとってもわかりやすい報告書に仕上がります。
【無料】研修報告書のテンプレート・例文10選
ここでは、すぐに使える無料の研修報告書のテンプレートと例文を10個厳選してご紹介します。
研修報告書の種類 | Wordファイル |
---|---|
【基本型】シンプルな研修報告書 | ダウンロードする(個人情報なし) |
【実務報告型】要点をまとめた研修報告書 | ダウンロードする(個人情報なし) |
【時系列型】1日の流れを記録する研修報告書 | ダウンロードする(個人情報なし) |
【成果報告型】KPI/ゴールの進捗の研修報告書 | ダウンロードする(個人情報なし) |
【自己評価型】自分の成長を分析する研修報告書 | ダウンロードする(個人情報なし) |
【簡易型】項目ごとにまとめやすい研修報告書 | ダウンロードする(個人情報なし) |
【グループ受講型】チーム単位の研修報告書 | ダウンロードする(個人情報なし) |
【PDCA型】改善志向の研修報告書 | ダウンロードする(個人情報なし) |
【箇条書き型】早く書ける研修報告書 | ダウンロードする(個人情報なし) |
【提案型】上司・経営層向けに記録する研修報告書 | ダウンロードする(個人情報なし) |
テンプレートや例文を活用すれば、状況に応じた適切な内容をスムーズに作成できるため、研修報告書の作成を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
1.【基本型】シンプルな研修報告書
シンプルな研修報告書のテンプレート
■氏名:
■所属部署:
■研修名:
■研修実施日:
■主催者:
■研修場所:
■研修の概要:
(例:研修の目的・内容を簡潔に記載)
■学んだこと:
(例:印象に残った内容、知識、スキルなど)
■今後の業務への活用:
(例:どのように活かせるか、今後のアクション)
■所感:
(例:研修を受けた感想や気づき)
シンプルな研修報告書の例文
■氏名:佐藤 花子
■所属部署:総務部
■研修名:コンプライアンス基礎研修
■研修実施日:2025年5月1日
■主催者:株式会社〇〇
■研修場所:オンライン(Zoom)
■研修の概要:
社内における法令遵守の基本やハラスメント防止、内部通報制度の活用について学んだ。
■学んだこと:
法的リスクの具体例や、ハラスメントの判断基準について理解が深まった。
■今後の業務への活用:
日々の書類チェックや相談窓口対応時に、研修で学んだポイントを意識して対応したい。
■所感:
実際の事例が多く、実務に役立つ内容だった。継続的なアップデートも必要だと感じた。
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2.【実務報告型】要点をまとめた研修報告書
要点をまとめた研修報告書のテンプレート
■氏名:
■部署:
■研修名・主催:
■受講期間:
■研修形式:(対面/オンライン)
【1】研修目的:
【2】受講内容の要約:
【3】得られた知見・スキル:
【4】今後の業務改善案:
【5】コメント・気づき:
要点をまとめた研修報告書の例文
■氏名:田中 一郎
■部署:営業部
■研修名・主催:営業力強化セミナー(株式会社〇〇)
■受講期間:2025年5月2日(1日間)
■研修形式:対面
【1】研修目的:
新規開拓の成功率を上げるための営業スキル習得
【2】受講内容の要約:
顧客心理の分析手法、提案力向上のためのプレゼン技術、クロージングのコツなど
【3】得られた知見・スキル:
「相手に選ばれる営業」の視点を得られ、提案書の構成を改善するヒントを得た
【4】今後の業務改善案:
見込み客リストの整理、提案内容の差別化などを進めていきたい
【5】コメント・気づき:
成功している営業担当の共通点が明確になり、実行意欲が高まった
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3.【時系列型】1日の流れを記録する研修報告書
1日の流れを記録する研修報告書のテンプレート
■氏名:
■研修名:
■研修日:
■タイムスケジュールと内容:
時間帯 | 内容 | 講師/担当者 | 気づき・メモ |
---|---|---|---|
10:00〜10:30 | オリエンテーション | 人事課 | 〇〇の説明が印象的 |
10:30〜12:00 | グループワーク | 外部講師 | 〇〇の視点に注目 |
〇〇〜〇〇 | ▲▲ | △△ | ◆◆ |
■全体の感想:
1日の流れを記録する研修報告書の例文
■氏名:鈴木 美咲
■研修名:メンタルヘルス基礎研修
■研修日:2025年5月3日
■タイムスケジュールと内容:
時間帯 | 内容 | 講師/担当者 | 気づき・メモ |
---|---|---|---|
10:00〜10:30 | イントロダクション | 人事課:小山さん | 職場のメンタル課題の全体像が見えた |
10:30〜12:00 | ストレス対処法ワークショップ | 臨床心理士:高橋先生 | 自身のストレス傾向が可視化された |
13:00〜15:00 | 管理職の対応事例 | 外部講師:鈴木さん | 傾聴姿勢の重要性を再認識した |
■全体の感想:
業務の中で部下の様子を注意深く観察する意識が必要だと実感した
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4.【成果報告型】KPI/ゴールの進捗の研修報告書
KPI/ゴールの進捗の研修報告書のテンプレート
■氏名:
■部署:
■研修名:
■研修期間:
【目標と成果】
・研修前に設定した目標:
・研修後に得た成果(数値や定性):
【得た知識・スキル】
・
【業務への適用例】
・(例:◯◯の業務に応用予定)
【今後の改善点】
・
KPI/ゴールの進捗確認の研修報告書の例文
■氏名:中村 翼
■部署:マーケティング部
■研修名:SNSマーケティング実践講座
■研修期間:2025年5月1日〜2日
【目標と成果】
・目標:自社Instagramのフォロワー増加施策のヒントを得る
・成果:競合事例から、投稿時間帯・ハッシュタグ選定の工夫を得た
【得た知識・スキル】
・リール動画の最適化、キャンペーン設計のポイント
【業務への適用例】
・6月の新商品プロモーションに向け、投稿計画を研修内容に基づき修正予定
【今後の改善点】
・社内でSNS運用チームを構築し、実行力を強化したい
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5.【自己評価型】自分の成長を分析する研修報告書
自分の成長を分析する研修報告書のテンプレート
■名前:
■研修名:
■実施日:
【1】学習した内容(3点):
・
・
・
【2】理解度(自己評価 5段階):
・5=完全に理解した〜1=ほとんど理解していない
【3】研修前後での変化:
(例:スキルや考え方の変化)
【4】業務での実践計画:
(例:次の◯◯業務で試す)
自分の成長を分析する研修報告書の例文
■名前:山田 桃子
■研修名:ビジネスマナー初級
■実施日:2025年5月1日
【1】学習した内容(3点):
・言葉遣いと敬語の基本
・名刺交換の流れ
・電話対応のマナー
【2】理解度(自己評価 5段階):4
まだ不安な部分もあるが、実践練習を通じて理解が進んだ
【3】研修前後での変化:
これまで曖昧だった敬語の使い方に自信が持てるようになった
【4】業務での実践計画:
来客対応や電話対応を任された際に、教わった言い回しを使用したい
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6.【簡易型】項目ごとにまとめやすい研修報告書
項目ごとにまとめやすい研修報告書のテンプレート
項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | |
部署 | 〇〇課 |
研修名 | |
研修日 | 〇年〇月〇日 |
研修形式 | |
研修内容の概要 | |
印象に残った点 | |
今後の活用方法 |
項目ごとにまとめやすい研修報告書の例文
項目 | 内容 |
---|---|
氏名 | 山田 太郎 |
部署 | 情報システム部 |
研修名 | サイバーセキュリティ入門 |
研修日 | 2025年5月4日 |
研修形式 | オンライン(Google Meet) |
研修内容の概要 | ・標的型攻撃の事例 ・対策の基本 |
印象に残った点 | ・パスワード管理のリスク |
今後の活用方法 | ・社内ガイドラインの見直し提案を予定 |
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7.【グループ受講型】チーム単位の研修報告書
チーム単位の研修報告書のテンプレート
■チーム名:
■参加メンバー:
■研修名:
■実施日:
【研修内容の要約】
【グループ内の気づき・意見交換】
【チームでの今後の行動計画】
【全体所感】
チーム単位の研修報告書の例文
■チーム名:商品開発チームA
■参加メンバー:佐藤・田村・川口
■研修名:DX導入ワークショップ
■実施日:2025年5月2日
【研修内容の要約】
中小企業におけるDX化の事例とステップについて学んだ
【グループ内の気づき・意見交換】
ツール導入だけでなく、組織文化の変革も重要との意見で一致
【チームでの今後の行動計画】
自社の業務プロセスの現状分析を行い、改善提案を6月までに提出
【全体所感】
チームで議論することで、より現実的なアイデアが生まれた
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8.【PDCA型】改善志向の研修報告書
改善志向の研修報告書のテンプレート
■氏名:
■研修名:
【Plan】目的・期待:
【Do】研修内容の要約:
【Check】得られた成果・評価:
【Action】次回への改善・実行案:
改善志向の研修報告書の例文
■氏名:村上 大輔
■研修名:リーダーシップ研修
【Plan】目的・期待:
部下の育成や指導力を高めるためのスキルを学ぶ
【Do】研修内容の要約:
リーダータイプ診断、1on1の進め方、フィードバック技術など
【Check】得られた成果・評価:
「聴く力」がリーダーの基本であることを再認識し、ロールプレイで実践できた
【Action】次回への改善・実行案:
毎週1on1面談を導入し、部下の話を引き出す練習を継続
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9.【箇条書き型】早く書ける研修報告書
早く書ける研修報告書のテンプレート
■氏名:
■研修名:
■日付:
・研修目的:
・印象に残った点:
・学んだこと:
・業務への活用方法:
・今後に向けた課題:
早く書ける研修報告書の例文
■氏名:斉藤 真理
■研修名:接遇マナー研修
■日付:2025年5月5日
・研修目的:お客様対応品質の向上
・印象に残った点:表情・声のトーンの重要性
・学んだこと:言葉よりも態度が第一印象を左右する
・業務への活用方法:受付業務に活かし、笑顔を意識する
・今後に向けた課題:緊張時にも自然に対応できるよう練習が必要
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10.【提案型】上司・経営層向けに記録する研修報告書
上司・経営層向けに記録する研修報告書のテンプレート
■報告者名:
■部署:
■研修名:
■主催者/場所:
【1】研修の概要と背景:
【2】業務への効果・期待される成果:
【3】部署全体への展開案:
【4】追加提案(今後取り入れたい施策など):
上司・経営層向けに記録する研修報告書の例文
■報告者名:木村 遼
■部署:人材開発部
■研修名:若手育成施策セミナー
■主催者/場所:株式会社〇〇/東京会場
【1】研修の概要と背景:
若手社員の離職防止と成長支援のための研修制度設計について学んだ
【2】業務への効果・期待される成果:
成長実感を与えるフィードバック制度導入の必要性を確認
【3】部署全体への展開案:
OJT担当者向けの育成ガイドラインを作成・配布予定
【4】追加提案:
評価面談制度の見直しと若手の声を集めるアンケート施策を検討したい
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研修報告書に関するよくある質問
研修報告書に関するよくある質問は、以下の3つです。
- 研修報告書はいつまでに提出するべきですか?
- 研修報告書を書く際のルールはありますか?
- 研修報告書をうまく書くコツは何ですか?
それぞれの具体的な回答を見ていきましょう。
研修報告書はいつまでに提出するべきですか?
研修報告書の提出は「いつまでに」といった明確な決まりはありませんが、研修終了後できるだけ早く提出するのが望ましいです。
ただし、提出期限が社内で決められている場合は、ルールに従うことが前提となります。作成が遅れると内容が曖昧になり、上司や人事担当に対しての印象も悪くなる可能性があるため、早めの提出を心がけましょう。
理想的には、研修当日〜数日以内がベストです。記憶が新鮮なうちに内容を整理することで、より正確で具体的な報告書が書けます。
研修報告書を書く際のルールはありますか?
研修報告書には企業ごとにフォーマットや記載ルールがある場合が多いため、まずは指定の様式や提出方法を確認しましょう。
一般的には、以下の内容を盛り込みます。
- 研修名
- 日時
- 場所
- 講師名
- 学んだ内容
- 感想
- 業務への活用案
研修報告書は情報共有が目的でもあるため、主観的な感想だけでなく、客観的な事実を明確に記載することも重要です。
また「誤字脱字を避ける」「丁寧な表現を使う」といった、ビジネス文書としての基本マナーを守ることも求められます。
研修報告書をうまく書くコツは何ですか?
研修報告書をうまく書くコツは、以下のとおりです。
- 「何を伝えるべきか」を整理する
- 読み手(上司や人事など)の立場に立って書く
- 「結論→内容→感想や今後の活用」という順で構成する
- 難しい表現は避け簡潔かつ具体的に書く
- 学びをどう業務に活かすかを記述する
さらに、事実と感想を分けて書くことも大切です。研修で得た知識やスキルを客観的に示し、自分の感じたことや気づきを補足すると、説得力が増します。
また、可能であれば数値や具体例を盛り込むことで、読み手に伝わりやすくなります。提出前には、誤字脱字のチェックも忘れずに行いましょう。
テンプレートを活用し読みやすい研修報告書を作成しよう
研修報告書は、研修で得た学びを共有し、組織全体のスキル向上につなげる重要なビジネス文書ですが、何を書けばいいのか迷うこともあります。
本記事で紹介しているテンプレートを活用すれば、基本的な構成が整っているため、記入するだけで読みやすく、伝わりやすい報告書に仕上がります。
研修報告書の目的や書く際の注意点なども参考にして、ポイントを押さえた報告書を効率よく作成しましょう。
※本サイトに掲載されている情報およびテンプレートは、一般的な情報提供を目的としたものであり、法律上の助言を提供するものではありません。内容の正確性や適切性については十分配慮しておりますが、個別の事情に応じた判断が必要となる場合があります。ご利用に際しては、必ずご自身の責任において内容をご確認のうえ、必要に応じて専門家へご相談ください。
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