ミッション・ビジョン・バリュー(作り方と具体例)

2023年01月09日(月)

ミッション・ビジョン・バリュー テンプレート

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
企業の行動指針や存在意義を明確にするフレームワーク「ミッション・ビジョン・バリュー」のテンプレートと具体例をご紹介します。

ミッション・ビジョン・バリュー テンプレート

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ミッション・ビジョン・バリューとは

2003年、経営学者のピーター・ドラッカーが著書である「Managing in the Next Society」で提唱したことにより、ミッション・ビジョン・バリューは流行のきっかけをつかみました。ミッション・ビジョン・バリューとは企業の行動指針や存在意義をはっきりさせ、メンバーで共有するためのフレームワークです。企業が進むべき道を見失わないために、必要な概念といえます。

ミッション・ビジョン・バリューの目的

ミッション・ビジョン・バリューを設定することで、組織の存在意義を第三者に明確に示すことができます。何のための組織なのか、仕事は何をするのかを明確化した結果、求心力を生み出すことにも繋がるでしょう。会社としての目的がわかりやすければわかりやすいほど、社員は自主的な行動を起こしやすくなります。社内での価値観を統一したいのであれば、ミッション・ビジョン・バリューの存在が欠かせません。

社員を採用するときにもミッション・ビジョン・バリューは力を発揮します。企業の求人情報や広告に作成したミッション・ビジョン・バリューを掲げることによって、企業の考え方が外部に伝わりやすくなるでしょう。その思いに共感した人材が自然と集まるようになるため、さらなる発展が期待できます。また、なにか問題が発生したときや経営判断に迷った場合もミッション・ビジョン・バリューが支えになります。企業が進むべき道を再確認できるのは大きなメリットです。

ミッション・ビジョン・バリューの作り方

この段落ではミッション、ビジョン、バリュー、それぞれの作成方法について解説していきます。

ミッション(MISSION)

ミッションとは企業がなすべき使命や役割を指します。経営学者のピーター・ドラッカーは組織に適したミッションを考え抜くことをリーダーが最初にやるべき作業として重要視しています。組織全体の活動の方向性はミッションによって決まるといっても過言ではありません。ミッションは企業で働く社員のモチベーションに直結します。社員のやる気を引き出すには給与だけでなく、社会的貢献も大きな要素です。社員がやりがいを感じられ、かつ利益にも繋がるようなミッションが理想といえるでしょう。

ビジョン(VISION)

ビジョンは会社が将来的にどのような状態になっているかを外部に示すことです。あくまで外部に向けてのメッセージですので、内部的な目標を掲げるのは正しくありません。例えば、会社の売り上げを100億円にアップさせる、社員全員が満足できる労働環境を作り上げるといった目標はビジョンとしては間違いです。世界や日本に対し、暮らしをどのように変化させていくのか、具体的なアピールをしていく必要があります。

ビジョンとミッション、どちらも企業の目標のようなものですが、両者には違いがあります。ビジョンは「将来」、ミッションは「現在」にフォーカスを合わせていることを意識しましょう。ミッションの成功を積み上げていくことで、ビジョンは実現されるという考え方です。

バリュー(VALUE)

バリューはミッションを遂行するために、社員それぞれが持つべき考え方や姿勢のことです。社員がばらばらの行動をしていてはミッションを達成することはできません。目標がわかっていても、アプローチに差があり過ぎると足並みがそろわないでしょう。チームで団結するための具体的な指針がバリューになります。社員の模範となるようなバリューを設定できれば、ミッションが成功する可能性が高まるはずです。ビジョンの主語は会社ですが、バリューは各々の社員が主語となります。

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ミッション・ビジョン・バリューの具体例

企業が掲げているミッション・ビジョン・バリューを2点紹介します。

大手飲料メーカーの例

ミッションは『自然と人を見つめるものづくり、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します』となっています。単に利益を追い求めるのではなく、お客様に対する気遣いや自然に対する愛情が感じられる好感度の高いミッションといえるでしょう。ビジョンは『食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる』です。ハイレベルな技術を活かし、日本だけでなく世界レベルで活躍する意思が伝わる内容となっています。バリューは『熱意・誠意・多様性』です。「自社に対する熱い思いと誇り」、「お客様に対する感謝」、「個性を認め合いさらなるステップアップ」の三本柱で構成されています。

大手電機メーカーグループの例

ミッションは『優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する』です。シンプルな内容ですが、それだけに自社の技術力に自信があることが伝わります。ビジョンは『社会が直面する課題にイノベーションで応えます。優れたチームワークとグローバル市場での豊富な経験によって、活気あふれる世界をめざします』となっており、グループ会社として培った経験とチームワークを重視していることが伺えるでしょう。バリューは『和・誠・開拓者精神』。グループ内外を問わず調和を図り、誠実な態度で未知への領域にチャレンジする精神が短い言葉で見事に表現されています。

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