事業コンセプト テンプレート(作り方と具体例)

2020年06月19日(金)

事業コンセプト テンプレート

事業コンセプトシートのテンプレートと例文です。

事業コンセプト テンプレート

事業コンセプトとは

事業コンセプトとはビジネスのアイデアや構想を一言にまとめたもので、事業計画を立てる際に必須となる項目です。これから計画する事業活動はどのような市場や人を対象にしていて、何のために、どのようなもの・ことを提供するのかといったポイントを具体的に示します。コンセプトがはじめから明確になっていると、事業の概念や考え方に沿った商品やサービスを生み出すことができ、お客様にも選ばれる事業になっていくと考えられています。

事業コンセプトの目的

事業コンセプトを設定しておくと、事業を立ち上げる際の計画や準備を円滑に進めることができます。事業の存在意義や概念がしっかりしていれば、その事業内容を実現するために具体的に必要な準備や期間、リサーチしておく事項などが明確になります。また、活動するにあたって、事業コンセプトがあると周囲の協力を得やすくなるのも利点です。新規事業には、金融機関からの融資や創業仲間の協力、取引先の支援を必要とする場合があります。事業コンセプトが文字で具体的に示されていることで、内容の誤解を防ぎ協力者の賛同や信頼を得やすくなるでしょう。

さらに、最初に事業の骨組みをしっかりと決めておくことで、決断にぶれが生じにくくなります。新規事業には予期していなかった課題やトラブルがつきものです。問題に直面した際に事業コンセプトを見直すことで、優先順位を見失わずに判断したり問題解決に取り組んだりすることができるでしょう。また、事業の進捗に合わせて見直しを行い、必要であれば軌道修正を行うなどの対策を取ることができます。

事業コンセプトシートの基本項目



事業を立ち上げるにあたって重要な事業コンセプトシートは、具体的にどのように作成すればよいのでしょうか。ここでは、事業コンセプトの基本項目を紹介します。

事業コンセプト

この事業を「ひと言でいえば」どのようなものかを表します。キャッチフレーズのような、わかりやすくて読んだ人の心に残りやすい言葉で示すとよいでしょう。どのようなオリジナリティがあるかを具体的に取り入れると、読み手が想像しやすくなります。

市場

どのような市場で戦うかを明確にします。たとえば、高級品の市場を狙うのか、低価格品の市場で戦うのかではコンセプトが全く変わってきます。もしくは、既存の市場にとらわれない新しい概念を導入したり中間を狙ったりしてニッチなマーケットを開発していく場合もあるでしょう。いずれにしても、どのような市場に参入するのかを決めておきます。

ターゲット

主要顧客としてどのような人をターゲットにしているかを具体的に決定します。顧客のニーズにはさまざまなものがあり、すべてのタイプの顧客を追いかけて商品やサービスの創出を実現することは困難です。ターゲットとする顧客を明確にしておくと、その顧客層特有の悩みや傾向を掴みやすくなります。その結果、商品やサービスの売りになるポイントを定められたり、宣伝やマーケティングの方針が見えてきたりします。特定のターゲットに焦点を絞っていると顧客にとっても事業活動が理解されやすく、印象に残りやすくなるでしょう。

提供価値

事業活動によって顧客が受けられるメリットは何かを具体的に示します。自社の強みや他社との差別化を提示できるとわかりやすくなります。

価値根拠

なぜ自社の活動によって顧客がベネフィットを受けられるかの根拠を説明しましょう。

提供方法

どのようにして商品やサービスを提供するかを定めます。SNSやWebサイトを通した情報提供や、専門家によるお客様へのアドバイスなど、工夫できる点があります。レッスンなどの場合は、オンラインや教室受講などの異なった提供形態があるでしょう。商品であれば、配達への対応なども決めておきます。ターゲットとしている顧客に必要とされるのはどういった提供方法なのかを考えて決めましょう。

事業コンセプトシートの具体例1(海辺レストラン)

事業コンセプト
海辺でビーチの景色を静かに眺めながら新鮮な食材を楽しめるレストラン

市場
平均よりは少し高級なマーケット

ターゲット
主要顧客は30代以上のカップル。ランチやディナーには少しお金をかけられる世代。食にもこだわっており、新鮮な海鮮物や地元で採れる食材を食べたいと思っている。

提供価値
ほかにはない美しいビーチの景色を静かに楽しみながら、質の高い食事を楽しめる。「海の家」などとは違って2階建て内装・外装ともにおしゃれな雰囲気を味わえる。

価値根拠
景色を楽しめるように建物を設計しているため、ほかにはない海辺の空間を演出できる。経営者独自のルートにより、その日に採れた魚介類をベースにメニューを提供する。

提供方法
サービスの質を安定させるために、基本的に予約制とする。料理人が本日のおすすめや料理に合うワインを紹介する。

事業コンセプトシートの具体例2(セレクトショップ)



事業コンセプト
日本の伝統文化の継承をテーマとした雑貨や服飾のセレクトショップ

市場
平均価格より高めの高級品

ターゲット
日本の伝統文化に愛着や興味のある日本人や外国人観光客。値段が高くても、デザイン性がよいものや長く使えるものを身につけたり使ったりしたいと思っている。環境問題にも関心がある。20代以上の社会人で、生活の質にこだわりを持っている人。

提供価値
日本各地に伝わる伝統工芸技術を活かして作られた商品を、実際に手に取って選ぶことができる。染物から陶器まで、さまざまな商品を購入することができる。

価値根拠
経営者自身が各地で買い付けを行っているため、通常では手に入りにくい商品が数多く並ぶ。購入することが伝統技術の存続につながる。素材にもこだわっており、店舗ではプラスチックを使わずに麻や綿、紙などのリサイクル可能な資源を積極的に取り入れている。

提供方法
店舗やWebサイトでは、各地の伝統工芸職人が写真付きで紹介されている。月に一度、職人を呼んで染物や焼き物の体験会と販売会を行う。必要なお客様には国内・海外へ商品配送のサービスも提供する。

 

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