オズボーンのチェックリスト テンプレート(やり方と具体例)

2024年06月12日(水)

オズボーンのチェックリスト テンプレート

こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
アイデア捻出のフレームワーク「オズボーンのチェックリスト」のテンプレートと例文をご紹介します。

■ テンプレートの項目
拡大、縮小、転用、応用、変更、代用、置換、逆転、結合

オズボーンのチェックリスト テンプレート

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オズボーンのチェックリストとは

オズボーンのチェックリストとは、アメリカのアレックス・F・オズボーン氏によって考案されたアイデア捻出技法のひとつです。アレックス・F・オズボーン氏はブレインストリーミングの考案者であり、瞬時にたくさんのアイデアを出すためのノウハウを教えている人物です。オズボーン チェックリストを用いると、アイデアが出ないときでも思いもよらない発想がひねり出せるといわれています。

オズボーンのチェックリストの目的

オズボーンのチェックリストには、9つの質問が設けられています。これら9つの質問に、これから取り組みたい問題や対象を当てはめ、新たな視点を見つけ出すことを目的としています。ただし、なにもないところからアイデアを生み出すわけではありません。あるものを応用し、改善、改良などを加えて問題を解決し、新しい発想を生み出していくのです。

質問に身の回りのものを当てはめるだけで、何百ものアイデアが生まれることがあるかもしれません。設けられている質問は定番のものばかりですが、そこから答えが得られないかを試し、気づきを得ることが大切だと考えられています。オズボーン チェックリストから誕生した製品は非常に多く、効率よくアイデアが生み出せる方法としても有名です。

オズボーンのチェックリストの書き方

オズボーンのチェックリストに設けられている質問は、拡大・縮小・転用・応用・変更・代用・置換・逆転・結合の9つです。これらの質問にはどのように答えればよいのでしょうか。ここからは、9つの質問ごとにチェックリストの書き方を紹介します。

拡大

大きさを変えてみると物事の見え方が変わることがあります。単純に大きくするとどうなるかといった極めてシンプルな質問ですが、書きだすことでアイデアが思いつきやすくなるでしょう。

縮小

拡大に対して小さくするとどうなるかを考えるのが縮小です。サイズを変えるだけでなく、細分化や機能を少なくすることでも新しい切り口が見えてくるでしょう。ミニマリズムを好む人も多く、ヒット商品につながる可能性があります。

転用

転用では、商品そのものを変えず、別の分野や領域で使えないかを考えます。別の使い方はないかと模索し、活躍できる場を探すのです。

応用

オズボーン チェックリストでの応用は、ほかの業種や分野でヒットしているものを借用することです。他分野での人気商品を自社で応用することで、効率よくアイデアを生み出すことができるでしょう。

変更

すでに存在するものの形や機能などを変え、可能性を探るのが変更です。形や機能だけでなく、色や音、仕組みなどを変更することでも新しい発想が誕生します。

代用

効率よくアイデアを生み出すには、なにかで代用できないかを考えることも重要です。素材や方法、動力などを代用することで、思いもよらない製品が生まれることがあります。工業製品で行われることが多い手法で、代用すると技術革新も可能です。

置換

これまでの機能はそのまま残し、配置やレイアウトを置換えて考えます。要素や順番、位置などを置換えると新しいアイデアを引き出すでしょう。

逆転

前後や左右、順番などを逆にしてみましょう。反対にしてみたらどうなるかを考えることでもアイデアが生まれやすくなります。

結合

異なったものを結合させ、新しい商品が生み出せないかを試します。異なる分野同士であっても、結びつけるとうまく動き出すことはめずらしくありません。混ぜる、組み合わせるといった手法で意外性を持った商品ができあがるでしょう。

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オズボーンのチェックリストの具体例

オズボーンのチェックリストによって誕生した製品はいくつもあります。まず、オズボーン氏が自らアイデアを出すセッションを行ったのが釣り竿です。オズボーン氏はガラス繊維がなにかに使えないかといった質問をセッションで繰り返し、参加者から何百ものアイデアを引き出しました。そこで出されたたくさんのアイデアの中から選ばれたのが釣り竿です。オズボーン氏の導きにより、ガラス繊維から思いもよらぬ商品を生み出したといえるでしょう。

また、オズボーンのチェックリストの考え方によって誕生したのが車の衝突防止機能です。これは、コウモリが超音波を発して暗闇でも衝突を防止していることを車に応用した技術です。同じ車でも、変更によって生まれたのが電気自動車です。電気自動車は、内燃機関エンジンを大型で高性能なバッテリーへと変更することで生み出されました。車だけでなく、これまで白が当たり前であった綿棒の色を黒に変更したことでもヒットにつながったといえるでしょう。さらに、サイクロン掃除機の吸引部には猫の舌の形状が応用されています。そのほか、携帯電話の機能を縮小して誕生したのがシニアやキッズ向けの携帯電話です。火を使わず熱で代用したのが加熱型たばこです。このように、一見すると斬新なアイデアであっても、オズボーン チェックリストによる小さな気づきの積み重ねで誕生しているのです。

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