TAPS テンプレート
こんにちは。マニュアル作成・ナレッジ共有ツール「NotePM」ブログ編集局です。
理想と現実のギャップからプレゼンテーションの構成を考える「TAPS」のテンプレートと例文をご紹介します。
■ テンプレートの項目
あるべき姿(To be)、現状(As is)、問題(Problem)、解決策(Solution)
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TAPSとは
プレゼンテーションを行うときは、演出やコンテンツを充実させるだけでなく、話の展開をしっかり考えなければなりません。そのためにいろいろなフレームワークが存在し、TAPSはなかでも広く用いられている重要なものです。正しく活用することで、ストーリーをうまく構築できるようになります。TAPSの特徴は、理想と現状のギャップに着目してプレゼンテーションを設計することです。
TAPSの目的
自分本位に話すだけでは相手の共感や承諾を得るのは困難です。受け取り方をイメージして、話に説得力を持たせることが、プレゼンテーションには欠かせません。TAPSの目的はそれを実現することであり、提案を受け入れる必然性を相手に認識させるために使われています。
単純に要点を羅列するのではなく、何が問題なのか明確に悟らせることが大きなポイントです。それを念頭に置いたうえで、どのようなゴールを目指すべきか理解させるためにストーリーの構成を練っていきます。
ほかに、プレゼンテーションが単調になることを防ぎ、相手の関心を継続させることも目的の一つです。納得できる論理展開によって妥当性のある結論に導き、相手の満足感を引き出します。
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TAPSの書き方(プレゼン構成の考え方)
TAPSは以下の4つの要素で構成されています。フレームワークとして使用するときは、それらを意識しながら書いていきましょう。
あるべき姿(To be)
最初のステップは、相手の理想像を明らかにすることです。なしくずし的に始めると、なかなかプレゼンテーションに集中してもらえない場合があります。そのような事態を避けるには、こちらが想定しているゴールのイメージを共有してもらうことが大切です。そこに達する方法を知りたいと思わせることで、ストーリーに意識を引き込む効果を見込めます。相手に同意を得るという意味でも重要なステップです。
現状(As is)
目指すゴールを示したからといって、そこに向かう方法をいきなり説明してはいけません。大切な準備として、自分がどれだけ離れた地点にいるのか理解してもらう必要があります。あるべき姿とのギャップが大きいほどインパクトを与えることになり、以降のステップで話す内容に関心を持たせやすいです。また、現状に対する共通認識を深めることで、ゴールの方向性に個人差が出ることを防げるようになります。
問題(Problem)
上記のギャップを引き起こしている問題を浮き彫りにすることが第3のステップです。どうして理想像と異なる状態になっているか詳しく説明します。ただし、主観的な話に終始すると、相手は漠然としたリスクしか感じられません。客観性を持たせるためにデータを提示するなどの工夫が大切です。そうすれば、相手はリアルな問題として危機意識を抱きやすく、できるだけ早く改善したいという意欲が大きくなります。
解決策(Solution)
プレゼンテーションの締めは、問題の解決策を提案することです。ここまでのステップを適切にこなしていれば、提案をスムーズに受け入れてもらうための土台は整っています。しかし、ストーリーの展開を無視した結論を示すと台無しになるので要注意です。あくまでもストーリーの延長として、自然に結びつく結論を用意しなければなりません。言い換えると、提案したい解決策があるなら、ここまでのステップをそれに合わせて調整することが大事です。
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