フローチャート テンプレート(書き方とサンプル例)

2025年09月17日(水)

フローチャートのテンプレートと例文をご紹介します。

フローチャート テンプレート

 

フローチャートとは?

フローチャートはシステムのロジックや業務フローを表すのに利用します。利用するのは資格、菱形、楕円形などの図形と矢印で、処理の分岐に菱形を用います。

それぞれのステップで確認すべき内容と、菱形で処理分岐することで最終的に異なる結果にたどり着けます。一般的に上から下に流れていきます。

フローチャートの目的

フローチャートはシステム開発だけでなく、業務フローなどでも利用されます。業務要件やシステム化すべき部分を明確にする目的で作成されます。

処理分岐やループ処理を使うことで、フローすべてを網羅されているかどうかも分かります。すべてのパターンについて最終ゴールが明確になれば、システム要件の漏れも防げるでしょう。

フローチャートの書き方

ここではPlantUMLでの描画について解説します。PlantUMLはNotePMの中で利用できる記法になります。

アクティビティ

分岐しない処理(アクティビティ)を記述する際には : と ; を使います。

:検索する;

複数並べると自動的に線で結ばれます。

:検索する;
:検索結果が表示される;

開始・終了

開始・終了を表す表記は start と stop 、そして end になります。

表記 表示
start 一番上に記述。黒丸
stop 一番下に記述。丸の中に黒丸
end 一番下に記述。丸の中にバツ

他に分岐(後述)の中では kill や detach を使って印を表示せずに終了できます。両者は特に表示上は変わらないようです。

ループを中断する際には break を使います。

条件分岐

PlantUMLでは3つの条件分岐記法が用意されています。

  1. if … else … endif
  2. if … is … then … else
  3. if … equals … then … else

例えば if/elseの場合は次のようになります。

if (検索結果が表示された) then (はい)
:目的のデータを探す;
else (いいえ)
:検索条件を変更する;
end
endif
:目的の行をクリックする;

複数条件による条件分岐

条件が複数ある場合には elseif を使います。デフォルトでは水平に並んでいきます。例えば以下のように記述します。

start
if (3万円以下) then (はい)
:リーダー決済;
elseif (5万円以下) then (はい)
:係長決裁;
stop
(それ以上) elseif (10万円以下) then (はい)
:課長決裁;
(それ以上) elseif (20万円以下) then (はい)
:部長決裁;
else (20万円を超える場合)
:社長決裁;
endif
stop

switch/case/endswitchを使う方法もあります。

start
switch (決済額)
case ( 3万円以下 )
:リーダー決済;
case ( 5万円以下 )
:係長決裁;
case ( 10万円以下 )
:課長決裁;
case ( 20万円以下 )
:部長決裁;
case ( 20万円を超える )
:社長決裁;
endswitch
stop

繰り返し処理

上に戻って処理を繰り返すような場合には repeat と repeat while を使います。

start
repeat
:データの読み込み;
:データの表示;
repeat while (まだデータがある?)
stop

repeat の後にテキストを表示することで、ループの戻り先をアクティビティにできます。さらに backward は戻っている際にアクティビティを追加します。

start
repeat :表示処理実行;
:データ読み込み;
:データ表示;
backward:バックグラウンドで処理;
repeat while (まだデータが存在する?)
stop

ループ判定が前処理の場合には while と endwhile を使います。

start
while (データがある?)
:データを読み込む;
:データを表示する;
endwhile
stop

並列処理

複数の処理を並列で実行し、後で合流する際には fork と fork again 、end fork を使います。

start
fork
:係長決裁;
fork again
:部長決裁;
end fork
stop

アクティビティで合流する場合には end merge を使います。

start
fork
:課長承認;
fork again
:部長承認;
end merge
:経理に提出;
stop

ノート

note を使ってメモを表示できます。 note left や note right で表示位置を指定したり、 floating note left: のようにしてノートをフローティング表示にできます。

floating note left: これはフローティングメモです。
note left: これは単なるメモです。

フローチャートのサンプル例

以下はフローチャート図の例です。

start
:レジに向かう;
if (並んでいる?)
:列の最後尾に並ぶ;
:順番が来るのを待つ;
else (いいえ)
endif
:レジにカゴを置く;
repeat :カゴの商品を出す;
fork
:レジ打ちを待つ;
fork again
:バッグに入れる;
end fork
repeat while (まだカゴに商品がある?)
if (1000円以下) then (はい)
:現金決済;
note left: 現金がなければQRコード決済
elseif (3万円以下) then (はい)
:QRコード決済;
else (それ以上)
:クレジットカード決済;
endif
:自宅に帰る;
stop

実際に描画される内容は次の通りです。