調査報告書 テンプレート(書き方と例文)

2020年06月11日(木)

調査報告書 テンプレート

調査報告書のテンプレートと例文です。

調査報告書 テンプレート

調査報告書とは

調査報告書は、文字通り依頼された内容について調査した結果をまとめた報告書です。マーケティング調査の結果や、研究結果の報告、環境問題の調査、事故や事件の調査報告など、実にたくさんの分野で日々作成されています。調査報告書は、「単に物事を報告して終わり」というわけではなく、さらに分析を重ねて調査結果を事業などに活かそうとするものです。

作成するにあたっては、いくつか気をつけなければならない点があります。そこで、本記事では調査報告書を作成する際のポイントや詳しい項目について解説します。

調査報告書のポイント

客観的に記述

調査報告書は、客観的なことが原則です。それ以後、展開する事業などを考えるうえで基本となるもののため、調査した結果は正確かつ客観的に記載することが求められます。調査結果を導き出したデータや資料があれば簡潔に盛り込み、私見を排除して客観的な視点で記述することが大切です。

所感は分けて記述

調査報告書では、調べた結果を記載するとともに、調査担当者の所感も記述します。ただし、調査結果と所感をすべて混ぜてしまうのではなく、項目を分けて書くこともポイントです。まず、調査結果を客観的に記述し、所感を最後にまとめるとわかりやすいでしょう。

冒頭に要約を記述

報告結果は、調査によって項目や調査した内容が多くなる場合もあります。報告量が多い場合、かなり読み進めなければ調査結果の内容がよくわからないことも少なくありません。読み手にとっては、調査結果をいち早く知りたいため、冒頭に要約を入れると全体像をつかんだり内容を把握しやすくなったりします。

調査報告書の項目

調査の趣旨・目的

最初に記載するのが、調査の趣旨や目的です。「なにを目的として書かれた調査報告書なのか」を最初に明らかにします。

調査方法

調査報告書は、結果を報告するだけではなく、「どのようにしてその結果を得たのか」について調査方法を開示することで信頼度が増します。また、「調査結果に誤差や偏りの有無」「同じようなテーマを別の調査方法で得た結果との違い」など比較することも可能です。

調査結果概要(要約)

調査報告書の文章量が多くなる場合、概要(要約)を入れます。詳細を読む前に、この部分を読むだけでおおよその調査結果の内容がわかるものであることが大切です。この部分が多くなってしまっては本末転倒になるため、報告する相手が知りたいポイントを押さえて、3行程度で作成しましょう。

調査詳細(具体的な内容)

概要を受けて、調査詳細では調べた内容をより具体的に記述します。その際、簡潔に要点をまとめ、相手にわかりやすい言葉を使うなど読みやすいものにすることがポイントです。前置きを長々と書いたり、まわりくどい表現を用いたりせず、シンプルな文章が適しています。調査内容が複数含まれる場合は、小見出しを設定してそれぞれに説明文をつけるようにすると効果的です。必要に応じて表やグラフを用いて見やすくするのもいいでしょう。

所感

所感の部分は、調査者の意見を入れていい場所ですが、あくまでも客観的な視点であることが大事です。また、単に感じたことを書くのにとどまらず、調査内容の活用方法など、調べた事実に基づいて意見を添えるようにしましょう。

調査報告書の例文1(飲食店のテイクアウトについて)

2020年6月1日
提出先部署および役職名○○様
提出者部署名△△

飲食店のテイクアウトに関する調査報告書

標記の件につき下記の通りご報告いたします。

調査の趣旨
新型コロナウイルスの感染拡大により特別措置法に基づく緊急事態宣言が出されたことで、飲食店の営業に影響が及んでいます。そのような状況下で消費者の側の行動に影響が出たのか、特に飲食店のテイクアウトに関して調査を行いました。

調査方法
期間:2020年5月10日~5月15日
対象:20~60代の当社の会員1,000人
方法:インターネットによるアンケート

調査結果概要
60%を超える人が直近1カ月間でテイクアウトを利用したと解答し、需要が拡大傾向にあります。また、外食が減った分、テイクアウトにかける予算がアップしたこともわかりました。行きつけのお店以外に、訪れたことがなかった飲食店のテイクアウトにも期待を寄せる声もでています。

調査詳細

  1. 直近1カ月間のテイクアウト利用回数
    (テイクアウトの利用回数、回数の増減、今後の利用についてなど質問を設定し、子どもがいる家庭やもともと外食が多い家庭など、背景を分けた集計をしてもOK)

  2. テイクアウトを利用する際重視するポイント
    (価格や飲食店の立地、ネット注文対応かどうか、行きつけのお店か、自分では作れない料理かなど)

  3. テイクアウトにかける予算
    (テイクアウトにかける予算の変化や1回あたりの予算の金額など)

所感
今回のアンケートの結果では、外出自粛を受けてテイクアウトの利用が増え、今後も増加する可能性がうかがえます。テイクアウトのよさを再発見したり、これまで食べたことがなかった料理を味わったりなど、飲食店のテイクアウト事業拡大が見込める結果だと感じます。

調査報告書の例文2(新商品の売上状況について)

2020年5月15日
提出先部署および役職名〇〇様
提出者部署名△△

新商品「□□」の売上状況に関する調査報告書

標記の件について下記の通り調査を実施しましたので、結果を報告します。

調査目的:新商品□□の市場での浸透度の確認
調査期間:2020年2月1日(土)~29日(土)
調査方法:実際の購買データによるPOS分析
調査対象者:新商品を購入した顧客

調査結果の要約
新たに販売した「□□」がどのくらいユーザーに受け入れられているか、競合他社の製品や自社の他商品との比較も含めて現状を把握するために調査しました。売上が上がっている店舗がある一方、伸び悩んでいる店舗もあり、対策を検討することが必要です。

調査結果

  1. 新商品の販売状況
    (どの時間帯によく売れているか、リピーターが増えているかどうかなどの調査結果)

  2. シェアの比較
    (新商品を販売して一定期間経った時点で、他社の競合商品や自社の他商品と比較してどのくらい認知され、売上を上げているかの調査結果)

  3. 店舗別の売上
    (店舗別の売上を数字で表すとともに、店舗での新商品販売に対する取り組みなどを調査した結果)

所感
売上を順調に伸ばす店舗がある一方で、競合他社の商品の売上に追い付いていないケースや、自社の他商品との間でカニバリゼーションを起こしているケースもありました。売上を伸ばしている店舗の取り組みなどをさらに分析し、今後の対策を立てることが必要だと考えられます。

 

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