事故報告書 テンプレート(書き方と例文)

2024年11月14日(木)

 

WEB上で事故報告書の作成・管理を行えるツール「NotePM」
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事故報告書 テンプレート

事故報告書のテンプレートと例文をご紹介します。

事故報告書 テンプレート

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事故報告書とは

社会人になると、業務上で起こったさまざまな報告書の提出を求められることがあります。事故報告書とは、いつ、どのような事故が起こってどう解決したかといった経緯と結果などについてまとめた報告書のことで、社内または業務中に起こったすべての事故が対象です。

例えば、工場であれば製造ラインで起こった事故、介護施設であれば要介護者などに対して起こった事故が該当します。もちろん、営業中に起こった交通事故も報告書の対象です。社内で何らかの事故が起こったときには、できるだけ速やかにその事実と内容について報告書を提出しましょう。

事故報告書のポイント

事実を正確に記述する

まず大切なのは、事実をありのままに書くことです。その際、私見は一切排除し、言い訳や責任転嫁をするような表現は避けましょう。事故報告書は「どのような事故が起こったか」を伝えることが目的です。内容によっては懲罰の対象になることがあったとしても、個人的な見解を加えてはいけません。また、正確に記述することで、再発防止につなげることも事故報告書の役割です。

時系列に沿って箇条書きにする

事故報告書は、箇条書きで時系列に沿ってまとめましょう。どのような経緯で事故が発生したのか時系列に沿って書けていないと、原因がわからない場合に推測することができません。流れが前後してしまうと、事故がなぜ起こったのかわかりにくくなります。

原因が不明の場合は「調査中」とする

事故が起こっても、報告をする時点ではその原因がわかっていない場合もあります。その際は勝手な憶測で書かずに「調査中」と書きましょう。前述したように、事故報告書は事実をそのまま記述するのがポイントです。わからないことを記述する必要はありません。

事故が発生したら迅速に伝える

事故が起こった場合、再発防止策まで報告できるのは理想的といえます。しかしだからといって、報告が遅くなることは避けましょう。重要なのは、まず事故が起こった事実を伝えることです。再発防止策は後回しでもかまいません。それよりも事故が発生した事実をできるだけ迅速に報告しましょう。

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事故報告書の項目

事故の内容について

どのような事故が起こったかをありのままに記述します。いつ、どこでどのような事故が発生したかを伝えましょう。例えば介護施設の場合なら「○月○日の午後、利用者がレクリエーション中に熱中症になった」「○月○日の夜間、利用者が移動中に車椅子から落下してケガを負った」といったものです。

事故が発生した原因

事故が発生した原因について記述します。ただし書くのは、原因が明確になった場合だけでかまいません。報告書を書く段階でわかっていない場合は、さきほど説明したように「調査中」と記述しておきましょう。

事故の発生状況(時系列)

事故の発生状況について時系列で書いていきます。全体の流れを、発生した順番を追って正確に記述できていればかまいません。事故の発生状況は、間が抜けることのないよう正しく伝えることが重要です。

実際の被害状況

事故によってどのような被害を受けたかを記述します。ケガ人が出た場合にはその内容を、損害が出た場合には損害状況を書きます。この際、治療にかかる期間や損害の正確な額がわかるようであれば併せて記述しておきましょう。

事故についての対応策

ここでは、実際にどのような方法で事故を解決させたかという内容です。まだ完全に解決できていない場合は、どのような状況になっているかを書けばかまいません。例えば交通事故の場合なら「現在治療中」、または「相手と示談について交渉中」などと記述します。

今後の再発防止策

事故の内容を振り返り、今後も発生させないためにどのような対策が必要かを添えます。心がまえだけでなく、設備の見直しなどが必要であればその旨を記述しましょう。

事故についての反省

なぜこのような事故が発生したかを振り返り、それについて反省点を添えます。交通事故であれば「注意を怠った」「出発時間が遅かったことで慌ててしまった」といった内容でいいでしょう。

事故報告書の例文

ここでは、事故報告書の例文として、業務中に起こった交通事故について書いていきます。

令和●年●月●日(提出日)

事故報告書

○○部長殿

この度は業務中に交通事故を起こしたことで、多大なご迷惑をおかけしました。以下、今回の事故について報告致します。

事故の内容
発生日時:○月○日午後2時頃
発生場所:○市1丁目交差点付近
事故状況:左車線から進路変更してきた車と接触

発生原因
左車線から進路変更する車に気づくのが遅くなり、ブレーキのタイミングを誤ったことによる衝突

発生状況
・○月○日午後1時40時頃、取引先〇〇社との打ち合わせのため社を出発
・同日午後2時時頃、○市1丁目交差点付近に差し掛かる、進行方向の信号は青
・左車線の軽トラックが加速して車線変更、接触

被害状況
軽トラックの荷台後部が左バンパーとライト部分に接触し、破損
衝突の際の衝撃で頸椎捻挫、全治約2カ月(相手方には健康上の被害はなし)

対応策
・ケガについては現在治療中
・社用車は破損箇所を修理済み
・治療費と修理費については相手方と交渉中

再発防止策
・打ち合わせの際はもう少し時間に余裕を持って社を出るようにする
・ドライブレコーダーに頼りすぎることなく、自分でも周囲の車に注意をはらう

反省
今回は、そもそも社を出る時間が遅くなり、移動時間に余裕を持てなかったことも原因になっていると感じています。
結果として〇〇社様との打ち合わせは他の担当に変わってもらうなど、関係者各位に多大なご迷惑をお掛けしました。
今後は無理のないスケジュールを組むとともに、安全に十分配慮して運転していきたいと考えています。

以上

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