この記事ではCSVファイルを使ってNotePMのページをまとめて作成する方法と、プログラムの使い方を紹介します。
CSVファイルの内容について
CSVファイルは次のような内容とします。1行目がヘッダー行で、下記の項目が利用できます。
CSVのヘッダー項目名 | 列として必須 | NotePMでの項目 |
---|---|---|
title | ○ | ページのタイトルとして利用します |
body | ○ | ページの本文として利用します |
created_at | ページの作成日時として利用します (YYY/mm/dd HH:MM) |
|
memo | メモとして利用します | |
user | ページの作成者として利用します (NotePMのユーザ名、またはユーザコード) |
これ以外の項目は無視されます。
注意点
- 文字エンコーディングは Shift JIS としてください
- userはNotePMのユーザ名、またはユーザコードを指定してください
- created_atは日付形式になっていれば問題ありません。例えば
YYY/mm/dd HH:MM
などです。
サンプルCSVファイルをダウンロード ( sample.csv )
目次
データのインポート
ではここからCSVファイルをNotePMへ取り込む手順を紹介します。まず、プログラムをインストールします。必要なものは次の通りです。
関連:NotePMインポートツールのインストールと使い方(Windowsユーザ向け)
- Node.js
- プログラムのインストール
- アクセストークンの取得
Node.jsのインストール
Node.jsはここからダウンロードできます。ダウンロード後、インストールを実行してください。
プログラムのインストール
プログラムはNode.jsをインストールした環境であれば、次のコマンドでインストールできます。
Windowsの場合
npm install notepm_importer -g
MacOSの場合
sudo npm install notepm_importer -g
プログラムはMIT Licenseで公開しています。コードはNotePMMania/notepm_importer: 各種ドキュメント共有サービスからNotePMへ移行するスクリプトにて公開しています。
アクセストークンの取得
NotePMのアクセストークンは個人設定のAPIアクセストークンから取得できます。
そしてアクセストークンを新規作成してください。スコープとして、読み込みと書き込みの両方にチェックを付けてください。
生成されたアクセストークンは、再確認する方法がありません。必ずコピーしたり控えておいてください。
これで準備完了です。
インポートを実行する
ではインポートを実行します。コマンドは次のようになります。
macOSの場合
notepm-csv \-p PATH_TO_CSV \-a ACCESS_TOKEN \-t TEAM_DOMAIN
Windowsの場合
notepm-csv ^-p PATH_TO_CSV ^-a ACCESS_TOKEN ^-t TEAM_DOMAIN
サンプル(macOS)
notepm-csv \-p /Users/yamada/Downloads/sample2.csv \-a pEv2gTACOstz1kmHFj7ELaSeRPXUb8ya2X983728334ZJlEsOejhVa3IAORiXeaH \-t demo
内容は次の通りです。
- PATH_TO_CSV
CSVファイルのパスを指定してください - ACCESS_TOKEN
先ほど作成したNotePMのアクセストークンです - TEAM_DOMAIN
NotePMのチームドメインです(例:notepm)
ノートについて
インポートというノートが作成され、その中にCSVファイルの内容が反映されます。
項目 | 値 |
---|---|
ノートの説明 | 固定「CSVからインポートしたノート」 |
スコープ | 固定「プライベート」 |
グループ | 設定しません |
アイコン | 設定しません |
ノートはプライベートで作成されます。調整後、公開してください。
ページについて
CSVファイルの各行がNotePMのページとして取り込まれます。
コード
URL:CSVファイルからNotePMのページを作成するスクリプト
おすすめの情報共有ツール
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