ロングリードDNA抽出用 動物組織のご準備方法
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ロングリードDNA抽出用の動物組織受け入れ要件について、以下にご案内いたします。
必ず事前にご熟読の上、サンプルのご準備をお願いいたします。
1. 組織サンプルの調製方法
組織量
10~30 mg
※ 重量測定が難しい場合は、3 mm角以上を推奨いたします。
チューブ内のサンプルを全量用いて抽出いたします。弊社で一部を分取する等の対応はお受けできませんので、必ず上記記載の分量にてご提出をお願いいたします。
受け入れ形態
1.5 mLチューブに入れた状態
バックアップを含め、1サンプルにつき3本ずつご準備ください。
(例) 解析したいサンプル数が4サンプル
4サンプル x 3本 = 12 本をご準備ください。
組織サンプル準備方法
液体窒素での瞬間凍結を強く推奨いたします。
液体窒素の使用が不可の場合には、核酸安定化試薬をご使用ください。
ただし、推奨方法と比較すると抽出ずみ核酸の収量、純度、フラグメントの断片長に差が出る場合がございます。
〜①液体窒素をご使用の場合〜
- 1.5 mLチューブを必要サンプル分準備し、チューブの重さを測定しておく。
- 組織を1.で準備したチューブに入れ、チューブごと重さを測定する。
※ 濡れた組織の場合、余分な水分を拭き取ってから重さを測定ください。 - チューブの蓋が隙間なく閉まっていることを確認し、速やかに液体窒素で瞬間凍結する。
蓋が開いたまま液体窒素にチューブを入れた場合、破裂の危険性がございます。蓋が確実に閉まっていることを必ず確認した上で、瞬間凍結をお願いいたします。
- 送付まで-80℃で保管する。
〜②核酸安定化試薬をご使用の場合〜
- 核酸安定化試薬を1.5 mLチューブに必要量入れておく。
組織1 mgあたり10 µL、詳細はお使いの核酸安定化試薬の説明書に従ってください。 - 組織塊をおよそ10 ~ 20 mg程度になるよう(3〜5 mm四方程度の大きさ)に切り分け、迅速に1. で準備した1.5 mLチューブに入れる。このとき、組織全体が核酸安定化試薬に浸るように留意する。
- 1.5 mLチューブを立てた状態で低温(4℃または-20℃)で一晩インキュベートした後、-80℃で凍結する。
インキュベートの温度については、お使いの核酸安定化試薬の説明書に従ってください。
※核酸安定化試薬の例
核酸安定化試薬は分解しやすいRNA用のものとされていますが、DNA抽出用としてもご使用頂けます。
下記試薬についてのご不明点は各種メーカーまでお問い合わせください。
新鮮なサンプルと凍結サンプルでは使用可能な安定化試薬が異なります。
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新鮮なサンプル用 ※すでに凍結されている組織には適しません。
- RNAlater RNA stabilization Reagent (サーモフィッシャー)
- RNAprotect Tissue Reagent (QIAGEN)
- Gene Keeper RNA & DNA stabilization solution(ニッポン・ジーン)
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凍結保存サンプル用
- RNAlater™-ICE Frozen Tissue Transition Solution (サーモフィッシャー)
凍結保存した組織中のRNAの分解を防ぎ安全に融解させる試薬です。
融解後も組織中のRNAを保護可能です。
- RNAlater™-ICE Frozen Tissue Transition Solution (サーモフィッシャー)
<事前にお問い合わせが必要なサンプル>
* 感染の危険性のあるサンプル(人獣共通感染症を含む)
* 感染実験に使用したサンプル
* 一部の組織(硬い組織等)
上記のサンプルはDNA抽出ができない可能性がございます。
必ず事前にお問い合わせください。
2. サンプルに関する注意事項
- 特殊なサンプルにおいては料金・納期・要件が異なる場合がございます。
- 弊社ではTrizolまたはISOGEN等で溶解済みのサンプルはお受けできません。
- 固定は行わないでください。
3. サンプル送付に関する注意事項と送付先
こちらのリンクにある注意をよくお読みの上、サンプル送付のご準備をお願いいたします。
4. その他注意事項 (必ずお読みください)
弊社にご委託頂く際は、こちらのリンクにある注意をよくお読みください。
5. お問合せ先
株式会社Rhelixa 研究支援事業本部
service-support@rhelixa.com
TEL: 03-6272-3115