『ザ・ゴール2 思考プロセス』研修 FAQ
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研修実施方法
本研修は、映画試写会のように上映日を決めて実施するものでしょうか?
いいえ。動画形式ですので、御社の都合に応じて好きなように研修をアレンジしていただく事ができます。視聴回数に制限もなく、同一社内であればIDの貸し出しもOKです。
例えば、映画は事前宿題で各自ご覧いただき、後半のワークショップを集合形式(オンラインでも可能)を実施するなどのカスタマイズが可能です。
一定人数以上の研修実施される場合、YWTMの無料サポートも行っております。ぜひお気軽にご相談ください。
研修運用についてサポートがありますか?
本研修の運用は極めてシンプルですので、すべて御社スタッフで運営いただける設計にようになっております。基本的なアクションは下記の通りです
1)研修動画を画面に映す
2)「学びのノート」を配る
(対面で実施の場合は印刷配布がおすすめ・オンライン研修はPDF配布)
3)研修最後にYWTM(振り返りディスカッション)を実施する
*YWTMのファシリテーションがご不安であれば、弊社のエキスパートがオンラインでサポートいたします(基本無料)。ご依頼の際は、候補日時を予め2,3お知らせください。
受講人数に制限はありますか?
受講人数の制限はございません。集合研修での上映、オンライン研修での配信など視聴人数に制限なくご利用いただけます。
また1年間のご利用期間内の再生回数にも制限はありません。
ただし同一の研修IDで、同時に複数人がログイン/視聴することはできませんので、ご注意ください。
研修は何時間(何日?)を想定されているものですか?
【アニメ映画(1時間45分)】
【解説動画(2時間)】
ですので、動画視聴だけで約4時間となります。ワークを入れておおよそ半日とお考えください。
実施形式は、企業によって、お好きなようにカスタマイズして実施いただけます。
例えば、前半・後半で別日を設定したり、手を動かすワークの部分に時間をかけて、1日研修として実施することもできます。
(Goldrattで日時を決めて一斉に集合研修を実施する形式ではございませんのでご注意ください。)
詳しくは『ザ・ゴール2思考プロセス』研修HPをご案内ください。
https://www.goldrattchannel.net/g2
テクニカル
同じIDで同時アクセスできないとのことですが、同時アクセスするとどうなりますか?
先にログインされていた方が自動ログアウトされる仕様となっています。たとえば動画を再生中の場合は、途中で止まってしまいます。
これを防止するために、例えばGoogleカレンダーなどのツールで、ID貸出表を作り、同時アクセスを防止するなどの運用をされている企業もございます。
内容
対象者
どれぐらいの年齢層に向いている内容ですか?
新入社員から、ベテランまで年齢や階層/役職を気にせずに受講いただけます。問題を整理する思考ツールですので、適用する課題によってそれぞれ学びが得られます。
実際に「思考プロセス」はCEOの経営戦略上の問題解決から、非営利団体のマネジメント、学校など、様々なシーンで広く使われています。
テーマ・習得時間
全部の思考プロセスのツールを理解するのが難しそうだがどうすれば良いですか?
1回ですべての思考ツールを理解しようとせず、研修後に興味のあるツールをピックアップして1つずつ使いこなせるように練習いただくのがおすすめです。
また取り組みたい課題に応じて
・ブランチを使う
・クラウドを使う
など興味のあるものから取り組んでみるのもおすすめです。
自分が解きたい問題に合わせて、「ザ・ゴール1」「ザ・ゴール2」の両方を活用することで様々な問題解決に役立てることができます。
「クラウド」や「ネガティブブランチ」などをどう使い分けてよいか分からない。
研修内で丁寧に解説しておりますので、それをベースにトレーニングを積み重ねることをお勧めます。最も大事なことは「問題を正しく定義する」ことで、その定義した問題に従って適切なツールを選択します。
どれぐらい練習(トレーニング)すれば「思考プロセス」を使いこなせるようになりますか?この教材で本当に習得できますか?
「思考プロセス」は、ちょうど楽器やスポーツ、武道のように、段階的に上達していくものと考えるとご理解いただきやすいかと思います。
初学者の方が、本プログラムの半日研修を受講いただくだけでは、「思考プロセス」を自由に使いこなせるようになりませんが、
「思考プロセスとは何か?」
「因果関係で考えることとはどのようなことか?」
について具体的なイメージを持つことができ、習得に向けた重要な第一歩を踏み出すことができます。もちろん初心者でも、学んだその日から手ごたえを感じられる内容ですが、やはり自在に使えるようになるにはトレーニングが必要です。
下記に具体的な習得へのステップご紹介します。
1)ツールを1つピックアップする
2)ツールを使って自分なりに問題を分析する
3)動画を見直す
4)モヤモヤを「お悩み解消コンシェルジュ」にメールする
5)アドバイスを参考について、ブラッシュアップする
6)次のツールに進む
1)ツールを1つピックアップする
解説編「15の問い」の講義動画を繰り返しご覧いただき、まずは「自分に使えそうだ」「現在かかえている問題に適用したい」と思う1つのツールを選びます。
2)ツールを使って自分なりに問題を分析する
実際に付箋(ポストイット)などを使いながら、手と頭を動かして「思考プロセス」で問題を整理してみてください。
可能であれば、同じ問題を複数の人で分析して、お互いに作った図を見せながらディスカッションすることで、楽しみながら、挫折することなく、教え合いながら理解を深めることができます。
またツールの訓練を行う際に、ゴールを明確にするのがおすすめです。
例えば「クラウド」を練習する際に「クラウド」自体を作ることを目的とせず、そのツールで解消したいことや、目標を明確にして取り組んで「クラウド」を書いたことでそれが解決できたかどうかを振り返ります。(その際に、研修でも解説されている「YWTM」を活用することで、トレーニング課題が明確になります)
3)動画を見直す
モヤモヤしている箇所があれば、再度解説動画を見直してヒントがないか探してみてください。手を動かしたあとに講義を見直すと、新たな発見がある場合がよくあります。「ザ・ゴール2研修」の長所は、納得できるまで何度でもリピートして復習いただける点です。(※1IDでの同時視聴は出来ませんので、ご注意ください)
4)モヤモヤを「お悩み解消コンシェルジュ」にメールする
ある程度やって練習してみて、モヤモヤするようであれば、質問といっしょに思考プロセスで制作した図を「お悩み解消コンシェルジュ」にお気軽にお送りください。通常エキスパートが2営業日以内に回答します。
5)アドバイスを参考について、ブラッシュアップする
エキスパートからのアドバイスを参考に、問題を再考してみてください。
6)次のツールに進む
ある程度、1つのツールを使えるようになったら、ほかの14のツールにも挑戦してみてください。すべてのツールはつながっているので、相互補完的に理解が進みます。
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練習に終わりはありませんが、トレーニングを重ねるほど、各ツールを正確に、スピーディーに使えるようになります。ぜひそのプロセスを楽しんでご受講ください。
15のテーマの内容について教えて下さい
15のテーマは「思考プロセス」のツール自体を学ぶものと、それらを使いこなすための考え方を学んでいただくものに分類できます。
下記が具体的なテーマです。「思考プロセス」のツールとして学ぶのは8項目(ネガティブ・ブランチが被るので正確には7つ)になります。(☆のついているテーマ)
- ☆たった3つの道具しか使わないシンプルな問題解決手法「思考プロセス」
- ☆あちらを立てればこちらが立たずのジレンマを解消する「クラウド」
- 在庫を全体最適でマネジメントする「サプライチェーン」
- ☆懸念事項を解消する「ネガティブ・ブランチ」
- 相手のジレンマを解消する「ビジネスモデルイノベーション」
- もの言う株主は何のために働いているのか?
- ☆すごい人の暗黙知を形式知にする「移行ツリー」
- ☆複雑に見える現実をシンプルに解き明かす「現状ツリー」
- ☆「望ましくない現象」を「望ましい現象」にする「UDE/DE」
- ☆明るい未来を創る「未来現実ツリー」
- ☆解決策の副作用を解消する「ネガティブ・ブランチ」
- ☆障害を活用し、目標達成の道筋を創る「前提条件ツリー」
- 企業が繁栄し続けるために欠かせない3つの必要条件
- 充実した人生を過ごす、たった一つの必要十分条件
- 誰でも天才になれる理由とは?
「思考プロセス」を使って書いた図を添削してもらえますか?
「お悩み解消コンシェルジュ」にお送りいただいたものをベースに直接、個別アドバイスいたします。単純な内容についてご質問いただいた場合は、参考資料(動画やスライド)をご案内する場合もございます。
ゴール2研修の後で、さらに本格的に「思考プロセス」を社内に展開したい場合はどうすればよいですか?
『ザ・ゴール2』研修をきっかけとして、ゴールドラットスクールの[思考プロセスコース]を企業ごとにカスタマイズしてTPE(Thinking Process Expert Course)を開催する方法がございます。
内容は6か月かけて
・毎月1テーマずつ進める
・チームごとに勉強してもらう
・毎月、報告並びに学びを共有する会を開き、学びを深める
・ここで、アドバイスできるように事務局がしっかり勉強しておく
さらに6か月ぐらいたった後に、実践発表会として
・どのようなテーマに適用して
・どのような結果を得たのか
・学びは何か
をプレゼンしていただく機会をつくるという進め方です。
TPEのご紹介ビデオ(1分)がございますのでぜひご覧ください。
https://youtu.be/4pTSS18k2Vg?si=m0cPykEmfUplWEZR
ゴール1とゴール2
「ザ・ゴール1」と「ザ・ゴール2 思考プロセス」で学ぶ順番がありますか? 「ザ・ゴール2」の研修からスタートしても問題ないでしょうか?
『ザ・ゴール2』研修からでも問題ありません。
ただし「ザ・ゴール2 思考プロセス」の効果を十分に発揮させるには「ザ・ゴール(1)」で説明される制約(ボトルネック)に集中して滞留を改善する考え方や「5つの集中ステップ( The Five Focusing Steps)」の考え方を理解していただいたほうが、より効果を発揮しやすくなります。
必要に応じて「ザ・ゴール」の全体ストーリーを理解するために『ザ・ゴール1』のコミック版などを読むのがおすすめです。
「ザ・ゴール1」と「ザ・ゴール2 思考プロセス」の関係は?
『ザ・ゴール1』は組織の成果をあげるための考え方を学びます、繋がりとバラツキから制約を見つけて、制約を助ける。
『ザ・ゴール2』はそれをどう変えるか、を学びます。組織や会社は、現在のやり方で一旦出来がっているので、なかなか新しい方法を受け付けません。その変革のための方法を学ぶのが『ザ・ゴール2』となっており、車の両輪のような関係です。
その他
クリティカルチェーン(CCPM)の研修もリリースされますか?
クリティカルチェーンは当面の間、映画化の予定はございませんので、書籍をぜひご活用ください。
映画にあったように、プライベート(家庭内など)でまず試してみるという事で興味が湧きました。
「思考プロセス」は因果関係をベースにした、極めてシンプルかつ汎用的な問題解決手法ですので、テーマを問いません。プライベートで使い方に慣れることにより、ビジネスでもそのまま応用可能ですし、逆もしかりです。使いこなせば使いこなすほど、応用範囲が広がりますので、ぜひご活用ください。
ロジックツリーをベースとした問題解決との使い分けはありますか?
「思考プロセス」の特徴は、原因と結果の関係をベースに問題の構造を考察していく点にあります。特に、様々なステークホルダーが関わる組織の問題を解決する際には、大きな
アドバンテージがあります。ロジックツリー型の問題解決手法とは一部補完関係にあります。
「思考プロセス」の因果関係による問題解決が特に有意な領域は何ですか?ロジックツリー型問題解決との違いは?
思考プロセスは、組織や問題構造を「システム」として捉え、それぞれの事象の因果関係を明らかにしていきます。組織内の問題解決は、ついつい「誰それが悪い」という”人のせい”になりがちですが、組織を悪くしようと思って行動している人は通常はいません。多くの人の思惑が複雑に影響し合う中で、結果として「問題」が発生している構造そのものを捉え、それぞれの人がそういう意思決定をさせるを得なかった構造的を解消することで問題を解決します。
一見すると難しそうですが、練習を重ねることで使いこなせるようになります。
個人的に「思考プロセス」に興味を持っており、社内に拡げようとしているが、あまり興味を持ってもらえず苦労しています。そのような状況に役に立ちますか?
映画を見てワークしてもらうことで、最終的に目の前のワークが、どんなアウトプットにつながるかイメージしやすくなるため、モチベーションが上がりやすくなります。
また共通言語が出来るため、思考プロセスのワークを実施する際も、参加者から「つながってないよね」「足りてないよね」という声が自然に出てくるようになります。
研修を受講して、実際にCRTでUDEを整理するときにカオスな状況にならないようにするためにはどうすればよいでしょうか?
UDEを出すときは時間をかけないで、5分くらい考えて20個くらいを出すのがコツです。重要なUDEは比較的すぐに出てくるからです。逆に時間をかけすぎることで、数は出てきても、本当に肝心なUDEが埋もれてしまうことも起きます。本研修ご購入者は「お悩み解消コンシェルジュ」を通じて、適宜ご相談いただくことができます。
このような思考方法の社内研修を実施すると「特に新しくない」という受けとめ方をして、学ぼうとしない方が一定数います。このような方に、どうアプローチすれば効果的でしょうか?
思考法という「手段」を押し売りするのではなく、実際の相手の困りごとを聞いて、思考プロセスをつかって「こういうことですか?」と整理してあげると相手も興味を持っていただきやすくなります。
下記番組もご参照ください。
「TOC 5つの集中ステップ〜「常識」を使わないと変革は危ういものになるのはなぜ?(マネジメントの公式)」
https://youtu.be/5i7x83y4Ibo?si=v4igLGW5jGGyrgDA
支払い方法
・お支払い方法は「ザ・ゴール」研修と共通ですので、こちらをご覧ください。