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菌叢解析のご案内

Published on 07/09/2023 16:39
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サンプル品質が十分でない場合、解析の中断・納期の遅延などの可能性があります。
各項目をよくお読みいただき、十分に注意してサンプル調製を実施いただくようお願いいたします。

要件の概要

16S / ITSアンプリコンシーケンス用の精製ゲノムDNAの要件は以下の通りです。

  • DNA濃度   5 ng/µL 以上
  • 液量     12 µL 以上
  • DNA総量   200 ng 以上
  • 推奨純度   OD260/280 ≧ 1.8 - 2.0

ショットガンメタゲノミクスシーケンス用の精製ゲノムDNAの要件は以下の通りです。

  • DNA濃度   10 ng/µL 以上
  • 液量     20 µL 以上
  • DNA総量   200 ng 以上
  • 推奨純度   OD260/280 ≧ 1.8 - 2.0

サンプル品質に関する注意事項

  • 定量はQubitなどのDNA特異的蛍光色素を用いた方法を推奨いたします。
    Nanodrop等吸光度で測定された値の場合、RNAや遊離核酸の値が測定値に含まれることでDNA濃度が高く見積もられ、品質確認(QC)やライブラリー調製に影響を与える可能性があります。

  • DNA濃度が要件より低い場合はエタノール沈殿などで濃縮し、要件を満たす濃度に調整してお送りください。

  • PCR阻害物質を含むと想定される土壌や血液由来等のサンプルは、阻害物質除去キットをご使用の上、あらかじめ阻害物質を除去してください。
    PCR阻害物質の例:フミン酸(腐植酸)、ヘム、ポリフェノール類、エタノール、SDS

  • 比較するサンプルは必ず同じ方法で調製してください。

  • タンパク質や有機溶媒等が混入しないようお願いいたします。

  • サンプルはNuclease free waterへの溶解を推奨いたします。
    EDTAが低濃度(0.1M以下)のTEバッファーはご使用可能です。DEPC水は推奨しておりません 。
    キットバッファーの組成が不明の場合は製造元へご確認ください。

  • 電気泳動またはBioAnalyzer/Tapestationなどでの測定により、あらかじめ断片長をご確認ください。

  • シーケンス前にQCを行い、結果をご報告いたします。クオリティが要件を満たさない場合には、再度サンプルのご送付をお願いする場合があります。

  • QC後受入基準値に満たない場合は、サンプルの再送付をご提案する場合があります。

  • QCが3回以上になる場合は追加料金が発生することがあります。

サンプル送付に関する注意事項と送付先

  • こちらのリンクにある注意をよくお読みの上、サンプル送付のご準備をお願いいたします。

  • 臨床検体の送付につきましては、こちらのリンクに記載の手順に従ってご準備をお願いいたします。

その他注意事項 (必ずお読みください)

お問合せ先

株式会社Rhelixa 研究支援事業本部
service-support@rhelixa.com
TEL: 03-6272-3115