死活監視(機器個別)設定の変更方法
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概要
死活監視の設定変更とアクション設定、テンプレート監視設定方法について説明します。
1.死活監視設定の変更
死活監視を行う際の設定(使用プロトコルや監視間隔、タイムアウトやリトライ回数など)を
変更する手順について記載します
2.死活監視アクションの停止
死活監視によるアクション(Teams通知、メール通知)をOFFとする方法を記載します
3.死活監視アクションの機器個別設定
死活監視によるアクション(Teams通知、メール通知)を機器ごとに設定する方法を記載します
1.死活監視設定の変更
①AN-ManagerStationへアクセスし、「管理対象機器」より設定変更を行いたい機器を選択する
②「編集」を押下する
③死活監視欄で任意の設定に変更する
なお、本設定値はお客様より頂いたヒアリングシート記載内容がデフォルト設定となっている
※変更時は「変更」にチェックを入れると変更可能となる
設定値 | 説明 |
---|---|
死活監視 | 死活監視の要否を選択する。(ON:Enable、OFF:Disable) |
死活監視方法 | 死活監視に利用するプロトコルを選択する(Ping or SNMP) |
死活監視間隔 | 死活監視を行う間隔を指定する |
死活監視アクション | 死活監視アクションの実行について要不要を設定する |
④死活監視を行うプロトコルの動作を設定する(Ping or SNMP)
※基本的にタイムアウト秒とリトライ数のみ変更する
⑤設定を確認し、「OK」を押下する
設定値 | 説明 |
---|---|
Ping/SNMPタイムアウト秒 | 通信時にタイムアウトするまでの秒数を指定する |
Ping/SNMPリトライ数 | 通信失敗時にリトライする回数を指定する |
2.死活監視アクションの停止
①「監視設定」-「死活監視設定」を押下する
②死活監視アクション(Teams通知、メール通知)の停止を行う機器を選択する
③「編集」を押下する
④テンプレートの適用を「OFF」とし、「OK」を押下することでメール通知および
Teamsへの通知がされなくなる。
※管理対象機器のデフォルト設定は「ON」
なお、機器全体に対して、デフォルトの設定以外に設定変更をしたい場合は、
「テンプレート監視設定の変更方法 」を参照し、テンプレートの編集を行う
(テンプレート適用ONとしている機器すべてに適用される)
3.死活監視アクションの機器個別設定
①個別の死活監視アクションを設定する管理対象機器を選択し、「編集」を押下する
②テンプレートを適用を「OFF」にする
③下記表を参考に機器の死活監視設定を行う
※設定変更時は「変更」にチェックを入れる事で変更可能となる
④設定完了後、「OK」を押下する
<参考>
1.トリガーとなる状態変移の説明
トリガーとなる状態変移 | 説明 |
---|---|
Up→Down | 死活状態がアップからダウンに状態変移した際に実行するアクションを設定する |
Down→Up | 死活状態がダウンからアップに状態変移した際に実行するアクションを設定する |
Down→Down | 死活状態が連続でダウンを検知した際に実行するアクションを設定する |
Up→Up | 死活状態が連続でアップを検知した際に実行するアクションを設定する |
2.アラームの説明
アラーム発生の有無 | 説明 |
---|---|
ON | 指定の状態変移時にAN-MSへアラームを通知する |
OFF | 指定の状態変移時にAN-MSへアラームを通知する |
3.デフォルトで利用可能なアクションの説明
アクション名称 | 説明 |
---|---|
[SYSTEM]MAIL_MonitorNG | 本アクション実行で機器がダウンした事をメール通知する |
[SYSTEM]TEAMS_MonitorNG | 本アクション実行で機器がダウンした事をTeamsチャネルへ通知する |
[SYSTEM]MAIL_MonitorOK | 本アクション実行で機器がアップ状態になった事をメール通知する |
[SYSTEM]TEAMS_MonitorOK | 本アクション実行で機器がアップ状態になった事をTeamsチャネルへ通知する |
4.死活監視テンプレート設定
4.1死活監視テンプレート編集の選択
AN-MSトップ画面から「監視設定」→「死活監視」から、テンプレート「編集」をクリック
4.2死活監視テンプレート設定の編集
①トリガーとした状態変移の際にAN-ManagerStationへのアラームを実行するかどうかを設定する
※トリガーの説明は下記表を参考
トリガー名称 | 説明 |
---|---|
Up→Down | 死活状態がアップからダウンに状態変移した際に設定したアクションを実施する |
Down→Up | 死活状態がダウンからアップに状態変移した際に設定したアクションを実施する |
Down→Down | 死活状態が連続でダウンを検知した際に設定したアクションを実施する |
Up→Up | 死活状態が連続でアップを検知した際に設定したアクションを実施する |
②トリガーとした状態変移の際に行うアクションを選択する
※アクションの設定は下記表を参考
アクション名称 | 説明 |
---|---|
[SYSTEM]MAIL_MonitorNG | 本アクション実行で機器がダウンした事をメール通知する |
[SYSTEM]TEAMS_MonitorNG | 本アクション実行で機器がダウンした事をTeamsチャネルへ通知する |
[SYSTEM]MAIL_MonitorOK | 本アクション実行で機器がアップ状態になった事をメール通知する |
[SYSTEM]TEAMS_MonitorOK | 本アクション実行で機器がアップ状態になった事をTeamsチャネルへ通知する |
③設定完了後、OKをクリック
なお、アクションのデフォルト設定は以下となっている。
トリガー | デフォルト設定 |
---|---|
Up→Down | [SYSTEM]MAIL_MonitorNG [SYSTEM]TEAMS_MonitorNG |
Down→Up | [SYSTEM]MAIL_MonitorOK [SYSTEM]TEAMS_MonitorOK |
Down→Down | 設定なし |
Up→Up | 設定なし |
設定完了後、テンプレート適用を「ON」としている管理対象機器すべてに
テンプレート設定が適用される
設定手順は以上となります。