Powered by NotePM

『ザ・ゴール』エッセンシャル講座 FAQ

Published on 23/06/2024 11:48
  • 16

FAQ

『ザ・ゴール』はメーカー(製造業)向けの理論であると思っていましたが、実際はどうなのでしょうか?

シリーズ第一作が工場が舞台になっているため、メーカー向けの印象をお持ちの方も多いのですが、小売、サプライチェーン、財務、プロジェクトマネジメント、システム開発等など多くの分野で活用されています。事例紹介がゴールドラットジャーナルや、メモリアルHP等に多数ございますので、ぜひご参照ください。

*ゴールドラットジャーナル
https://www.goldrattjournal.com/

*エリヤフ・ゴールドラット博士「メモリアルサイト」
https://www.goldrattchannel.net/memorial

『ザ・ゴール』は発売から年数が経過していますが、現代でも有効性があるのでしょうか?

​はい。『ザ・ゴール』のベースである全体最適のマネジメント理論TOC(制約理論)は、世界中で活用され、多くの知見の積み重ねによって発展し続けています。(国際学会なども毎年開催されています)。ビジネススクール(MBA)や企業のトレーニングでも広く活用されており、米Amazonでは、いくつかのカテゴリーで長年1、2位にランクされています。( 本日の米Amazonランキング)

TOCはデスクワークにも応用できますか?

はい。複数人で仕事が行われている場合には、必ず業務に「流れ」があり、ボトルネックが存在しますので、TOCを適用可能です。また少人数で小売業を行っている場合を考えると、お客様が商品サービスを認知して、購入し、手元に届くまでにも「流れ」が存在します。

その意味では、ほとんどの仕事に適用できる理論ということができます。

人手不足がボトルネックと思われる場合、解決策は別問題となるのでしょうか? まず検討すべきは、ボトルネックに当たる人が、本当にその人しかできない仕事をしているかを検討することです。『ザ・ゴール』の中では、5つの集中ステップとしてこの部分が解説されますので、TOCを活用することで、社員間で共通理解を作っていただくことができます。
サービス業、医療業界でTOCは使えますか?

はい。医療機関も業務は流れで出てきておりますので、どこがボトルネックかを見つけて、滞留を解消することで成果につなげることができます。『ザ・ゴール』の中では、5つの集中ステップとしてこの部分が解説されています。

CCPM(プロジェクトマネジメント)にも本研修は役立ちますか?

はい。『ザ・ゴール』は”仕事の流れをいかに良くするか”という制約理論の基礎について解説しており、CCPM(Critical Chain Project Management)の基礎ににもなっています。

TOCの基本的な考え方を知ることで、CCPM導入がスムーズになります。

開発にもTOCは使えますか?

「開発」の仕事は新しいものを生み出すことであり、コンセプトを決め、場合によっては外注を雇ってお金を使いながら業務を行います。もちろん開発した商品やサービスが売れない限りお金は入ってきません(投資は回収できません)

「スループット」で「開発」の仕事を評価する場合「自分たちが費やしたお金を、いかに早く回収するか」という観点で評価軸として活用できます。

また「スループット会計」の考え方は、意思決定にも活用できます。例えば外注が増えることで希少リソース(制約・ボトルネック)の時間がどう使われているのかを確認することで、生産性を客観的に評価することができます。

『ザ・ゴール』研修は、「ザ・ゴール2」や「ザ・チョイス」の内容も盛り込まれていますか?

「ザ・ゴール1」をベースにした内容です。ただし「ザ・ゴール2」の主要なテーマの一つである因果関係分析など、「ザ・ゴール2」研修をご覧ください。