B06-ExJIPAD 操作マニュアル
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JIPAD
JIPAD
Japanese Intensive care PAtient Database
日本ICU患者データベース
ExJIPAD 操作マニュアル
Version 2.0
変更日:2023 年 6 月 12 日
日本集中治療医学会 ICU 機能評価委員会
Japanese Intensive care PAtient Database
更新履歴
日付 | Ver. | 更新者 | 変更内容 |
---|---|---|---|
2021/6/30 | 1.0.3 | ||
2023/6/12 | 2.0 | ICON | 画像更新等 |
ExJIPAD について
ExJIPAD は、JIPAD でのデータの収集には関係ありませんが、各施設で症例を記録したりリアルタイムで入室中の患者をリスト化するのに利用していただければ幸いと考え、追加した項目です。
ExJIPAD は以下 2 つで構成されています。
1. ExJIPAD データ
JIPAD の項目とは別に、ユーザが自由に項目名の設定や一部項目の選択肢の編集を行いデータの入力ができます。
2. 入室患者リスト
リアルタイムで ICU に入室している患者をリスト化して表示できます。
また一部の項目は、ユーザが自由に項目名の設定やデータ入力することができます。
ExJIPAD データについてはExJIPADデータの概要に、入室患者リストについては「入室患者リストの概要」に記載しています。
ExJIPAD データの概要
ExJIPAD データはJIPAD でのデータの収集には関係ありませんが、各施設で症例を記録できるように追加した項目です。
ユーザが自由にデータの入力、項目名の設定や一部項目の選択肢の編集を行えます。
データ入力後に項目の位置を変更してもデータは移動しませんので、データ入力を始める前に位置を決定してください。
入力したデータは今後のアップデートでも引き継ぎ、全項目に関して JIPAD と同様、検索およびエクセルへの書出しが可能です。
初期設定では、従来の JIPAD の右側に表示されていますが、 ExJIPAD表示位置の変更に記載されている方法で任意に表示位置を変えることができます。
OnePoint
1)項目名を[shift]キーを押しながらクリックします。
2)出現するダイアログで入力/編集しOKをクリックします。
※血液型などの一部項目は、項目名を編集できません。
詳細はOne Point <項目名の設定変更>に記載しています。
OnePoint
1)項目名を[ctrl]キーを押しながらクリックします。
2)選択肢編集画面で文字の訂正、追加、改行により項目の追加ができます。
3)OKをクリックして編集完了です。
詳細はOne Point <項目の選択肢の編集>に記載しています。
ExJIPAD 表示位置の変更
ExJIPAD は、初期設定では従来の JIPAD の右側に表示されていますが、表示位置を「横・縦・なし」に変更することができます。
各表示位置のイメージ横
ExJIPAD画面
ExJIPAD 表示位置の変更は、以下の流れとなります。
(1) ExJIPAD 上部の「画面」ボタンをクリックします。
(2)「画面形状切り替え」ダイアログが表示されます。
「画面形状切り替え」ダイアログのラジオボタンで表示位置を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
(4) 設定した表示位置にExJIPAD画面が表示されます。
Home>設定から、表示位置を設定することもできます。
好みに合わせて「横」、「縦」を選択し、必要なければ、「なし」を選択してください。
ExJIPAD の画面項目
ExJIPAD の画面項目は大きく次の 5 つのタブにわかれています。(下図の(A)参照)
・基本記録
・追加記録
・追加記録 2
・追加記録 3
・時系列記録
また、レイアウトタブを切り替えることで(上図の(B)参照)、
基本記録・追加記録・追加記録 2・追加記録 3・時系列記録タブ内のレイアウトを切り替えることができます。(施設代表者のみ操作可能です)
レイアウトの切り替えによるレイアウト 1 と 2 の違いは 「レイアウト1と2の違い」で説明します。各項目の詳細説明は「タブ[基本記録]の詳細説明」をご覧ください。
OnePoint
ユーザが自由にレイアウトを変更することはできません。
用意されているレイアウト1、2のいずれかを選んでください。
レイアウト 1と2の違い
・項目が配置されているタブが異なる
項目名 | レイアウト 1 | レイアウト 2 |
---|---|---|
使用薬剤 | 追加記録に配置 | 基本記録に配置 |
特記事項 | 基本記録に配置 | 追加記録に配置 |
・項目数が異なる
項目名 | レイアウト 1 | レイアウト 2 |
---|---|---|
ラジオ項目 | 基本記録:8 項目 | 基本記録:4 項目 追加記録:6 項目 |
検査項目 | 基本記録:15 項目 | 基本記録:4 項目 追加記録:11 項目 |
1 行テキスト項目 | なし | 追加記録:6 項目 |
・入力欄数が異なる
項目名 | レイアウト 1 | レイアウト 2 |
---|---|---|
特記事項 2 | 追加記録:入力欄 6 つ | 追加記録:入力欄 3 つ |
タブ[基本記録]の詳細説明
タブ[基本記録]の項目詳細定義や入力操作について説明します。
レイアウト1の全体イメージ
レイアウト2の全体イメージ
以下、レイアウト 1 を基に各項目詳細を説明します。
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
血液型 | 不可 | ドロップダウン | A、B、O、AB のみ |
血液型 RH | 不可(ラベルなし) | ドロップダウン | Rh+、Rh-のみ |
入室時診療科 | 不可 | ドロップダウン | 初期の選択肢は循環器内科、 小児科、消化器科、心臓外科 |
退室時診療科 | 不可 | ドロップダウン | 初期の選択肢は循環器内科、 小児科、消化器科、心臓外科 |
主病名 | 可 | テキスト | 制限なし |
合併症 | 可 | テキスト | 制限なし |
主治医 | 可 | ドロップダウン | 制限なし |
担当医 | 可 | ドロップダウン | 制限なし |
担当看護師 | 可 | ドロップダウン | 制限なし |
[血液型]、[血液型 RH]の選択肢は、編集することができません。
[入室時診療科]、[退室時診療科]、[主治医]、[担当医]、[担当看護師]の選択肢は、任意に追加・変更・削除することができます。選択肢の追加に記載しています)
[主病名]、[合併症]の選択肢には、過去に入力した値が表示されます。
[入室時診療科]、[退室時診療科]、[主治医]、[担当医]、[担当看護師]の選択肢の追加・変更・削除の方法を説明します。
例として、[入室時診療科]の選択肢の追加・変更・削除の流れを記載します。
選択肢の追加
(1)選択肢を追加したい項目の項目名を、[ctrl]キーを押しながらクリックします。
(2) 「選択肢編集」ダイアログが表示されるので、入力欄で改行してから追加したい選択肢を入力します。
(3)「選択肢編集」ダイアログの「OK」ボタンをクリックします。
選択肢が追加されます。
選択肢の変更
(1) 選択肢を変更したい項目の項目名を、[ctrl]キーを押しながらクリックします。
(2)「選択肢編集」ダイアログが表示されるので、変更したい選択肢を書き換えます。
(3)「選択肢編集」ダイアログの「OK」ボタンをクリックします。
これで選択肢が変更されます。
選択肢の削除
(1)選択肢を変更したい項目の項目名を、[ctrl]キーを押しながらクリックします。
(2)「選択肢編集」ダイアログが表示されるので、削除したい選択肢を入力欄から削除します。
(3) 「選択肢編集」ダイアログの「OK」ボタンをクリックします。
選択肢が削除されます。
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
既往歴 | 可 | テキスト | 制限なし |
現病歴 | 可 | テキスト | 制限なし |
ICU 治療経過 | 可 | テキスト | 制限なし |
特記事項 | 可 | テキスト | 制限なし |
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
ラジオ項目 1-8 | 可 | ラジオボタン | Yes、No、不明 |
入室前日 SOFA | 不可 | テキスト | 制限なし |
入室当日 SOFA | 不可 | テキスト | 制限なし |
入室翌日 SOFA | 不可 | テキスト | 制限なし |
退室時 SOFA | 不可 | テキスト | 制限なし |
各 SOFA の入力方法は、以下の流れとなります。
(1) 入力したい SOFAの横にある虫眼鏡ボタンをクリックします。
(2)「SOFAスコアシート」画面が表示されます。
(3) 各項目の該当する選択肢をクリックします。
(4) スコアが入力されます。
(5) 全ての項目について同様に入力します。
(6) 入力が完了しましたら、左上の「×」ボタンをクリックします。
(7)画面が戻り、SOFA の合計スコアが自動入力されます。
タブ[追加記録]の詳細説明
タブ[追加記録]の項目詳細定義や入力操作について説明します。
以下、レイアウト 1 を基に各項目詳細を説明します。
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
特記事項 2 | 可 | テキスト | 制限なし |
[特記事項 2]の選択肢には、過去に入力した値が表示されます。
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
使用薬剤 | 可 | 表 | 下記項目に準じる |
薬剤種類 | 可 | テキスト | 制限なし |
薬剤名 | 可 | テキスト | 制限なし |
開始日 | 不可 | 日付 | 日付のみ 0001/01/01~4000/12/31 の範囲 |
用量 | 不可 | テキスト | 制限なし |
用法 | 不可 | テキスト | 制限なし |
終了日 | 不可 | 日付 | 日付のみ 0001/01/01~4000/12/31 の範囲 |
記事 | 不可 | テキスト | 制限なし |
[薬剤種類]、[薬剤名]、[用法]の選択肢には、過去に入力した値が表示されます。
[記録リスト」ボタンから投薬記録を一覧画面で見ることができます。
(1)「記録リスト」ボタンをクリックすると、投薬記録の一覧画面が表示されます。
(2)操作が完了し、画面を閉じる時は、左上の「×」ボタンをクリックします。
(3)ExJIPAD 画面に戻ります。
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
検査項目 | 可 | テキスト | 制限なし |
数値 | 不可 | テキスト | 制限なし |
単位 | 可 | テキスト | 制限なし |
追加画像項目名 1 | 可 | 画像 | 画像ファイル |
追加画像項目名 2 | 可 | 画像 | 画像ファイル |
画像の読み込み、削除の方法は、それぞれ以下の流れとなります。
画像の読み込み
(1)画像を置いているフォルダを開きます。
(2) 画像ファイルを ExJIPAD の画像項目欄にドラッグ&ドロップで入れます。
(3) 画像が読み込まれるとプレビューが表示されます。
読み込んだ画像は、虫眼鏡ボタンを押すことで拡大表示することができます。
スクロールすることで画像の表示範囲を移動できます。
拡大表示のポップアップ外をクリックすると閉じます。
画像の削除
(1) 画像の上で右クリックをし、「消去」をクリックします。
画像が削除されます。
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
ラジオ項目 31-90 | 可 | ラジオボタン | Yes、No、不明 |
タブ[追加記録 3]の詳細説明
タブ[追加記録 3]の項目詳細定義について説明します。
レイアウト 1, レイアウト 2 のタブ[追加記録 3]の全体イメージ
以下、各項目詳細を説明します。
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
項目名 | 可 | テキスト | 制限なし |
数値 | 不可 | テキスト | 制限なし |
単位 | 可 | テキスト | 制限なし |
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
項目名 | 可 | テキスト | 制限なし |
内容 | 不可 | テキスト | 制限なし |
タブ[時系列記録]の詳細説明
タブ[時系列記録]の項目詳細定義や入力操作について説明します。
レイアウト 1, レイアウト 2 のタブ[時系列記録]の全体イメージ
以下、各項目詳細を説明します。
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
日付 | 不可 | 日付 | 日付のみ 0001/01/01~4000/12/31 の範囲 |
記事項目名 1 | 可 | テキスト | 制限なし |
記事項目名 2 | 可 | テキスト | 制限なし |
項目名 1 | 可 | テキスト | 制限なし |
項目名 2 | 可 | テキスト | 制限なし |
項目名 3 | 可 | テキスト | 制限なし |
項目名 4 | 可 | テキスト | 制限なし |
時系列記録の入力方法は、以下の流れとなります。
(1) 最上行から入力を行います。日付、記事項目名 1、記事項目名2 をクリックし、データを入力します。
(2) 日付を入力すると項目名1-4 が入力できるようになるので、データを入力します。
(3) 最上行の入力をすると、次の行が入力できるようになります。
これ以降も同様にデータを入力すると、次の行が入力できるようになります。
(4) 詳細に記事項目を入力する場合は虫眼鏡ボタンをクリックします。
(5) 記事詳細入力画面が表示されます。
項目 | 項目名変更 | 形式 | 制限 |
---|---|---|---|
患者氏名 | 不可 | テキスト | 制限なし |
日付 | 不可 | 日付 | 日付のみ 0001/01/01~4000/12/31 の範囲 |
性別 | 不可 | テキスト | 制限なし |
年齢 | 不可 | テキスト | 制限なし |
記事項目名 1-2 | 可 | テキスト | 制限なし |
項目名 1-10 | 可 | テキスト | 制限なし |
項目名 | 可 | テキスト | 制限なし |
数値 | 不可 | テキスト | 制限なし |
単位 | 可 | テキスト | 制限なし |
この入室内での時系列記録 | 不可 | 日付 | 入力不可 |
件数 | 不可 | 数値 | 入力不可 |
(6) 各項目のデータを入力し、完了したら、左上の「×」ボタンをクリックします。
(7) ExJIPAD 画面に戻ります。
時系列記録の削除方法は、以下の流れとなります。
(1)削除したい記事の列の「×」ボタンをクリックします。
(2) 「×」ボタンが「削除」ボタンに変わるので、「削除」ボタンをクリックします。
(3) 「データ削除」ダイアログが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。
(4) 該当の記事が削除されます。
項目名の設定変更
項目名は、初期設定で基本記録の一部は名称が入っていますが、任意に変更できます。また、空欄のままの項目名に名称を入れることができます。
数値項目の場合は、単位を設定することができます。
データ入力後に項目の位置を変更してもデータは移動しませんので、データ入力を始める前に位置を決定してください。
OnePoint
・項目名の設定は、施設代表者のみ可能です。
・血液型のように、あらかじめ選択肢が固定されている項目などは項目名の設定ができません。
・設定した項目名を別の名称に変更すると、過去に入力したデータの 項目名も上書きされます。
項目名の設定変更は、以下の流れとなります。
(1)設定したい項目名部分を、[shift]キーを押しながらクリックします。
(2) 「ラベル名の変更」ダイアログが表示されるので、入力欄に設定したい項目名を入力します。
(3)「OK」ボタンをクリックします。
例として、[主治医]という項目名を[執刀医]に変更する操作を記載します。
(1)[shift]キーを押しながら、[主治医]をクリックします。
(2)「ラベル名の変更」ダイアログが表示されます。
(3) 入力欄に[執刀医]と入力し、「OK」ボタンをクリックします。
(4) 項目名が[執刀医]に変更されます。
また下画像のように、初期状態では項目名が入力されていない項目もありますが、同様に、項目名に該当する部分にマウスカーソルを当て、[shift]キーを押しながらクリックすることで、
項目名を設定できます。
ExJIPAD データのエクスポート
自施設での繰り出し簿などの用途でデータを取り出したいときは、入力した ExJIPAD データをエクスポート(エクセルに書き出し)できます。方法はExJIPAD データをエクスポートする方法に記載しています。
項目名を編集しているときは、トップ画面の設定で確認することができます。
下図の例では、テキスト入力項目 RP01 -> 主病名 と設定されています。
ExJIPAD データをエクスポートする方法は 2 つあります。
方法 1:ICUData List 画面の「ExJIPAD データエクスポート」ボタンからエクスポート
ExJIPAD のデータのみをエクスポートできます。
方法 2:FileMaker Pro の機能を使ってエクスポート
方法 1 よりも手順は複雑ですが、ExJIPAD のデータだけでなく、その他のデータも合わせてエクスポートできます。
詳しい手順は、それぞれ以下の流れとなります。
方法 1:ICUDataList の「ExJIPAD データエクスポート」ボタンからエクスポート
(1) ホーム画面で症例登録を押しICUData List 画面を開きます。
(2) エクスポートしたい症例を検索し、絞り込みます。
表示されている症例のみがエクスポート対象になります。
(3) 画面上部にあります「ExJIPADデータエクスポート」ボタンをクリックします。
(4) 「ExJIPAD Export」ダイアログが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。
(5) ExJIPAD データがエクスポートされます。
エクスポートが完了したら、「OK」ボタンをクリックします。
(6) 出力先の「データ出力」フォルダが開かれます。
出力場所)C:¥JIPAD Local¥データ出力
ファイル例)ExJIPAD_20230515143344.csv
方法2:FileMaker Proの機能を使ってエクスポート
(1) ICUData List 画面を開きます。
(2) ツールバーのファイルにある「レコードのエクスポート」をクリックします。
(3) 出力ファイル名を決めます。(ここではエクセルの shuturyoku というファイル名)
(4) 「現在のテーブル(「ICUData」)」を選択します。
下の方に入室時診療科という項目がありますが、それ以下が ExJIPAD の項目です。
(下図参照)
例えば、ExJIPADデータのエクスポートで説明した「基礎疾患」は、「テキスト入力項目 RP01」を選ぶことで出力されます。
なお、JIPAD の項目は別の方法で出力することができますので、マニュアルを参照してください。
この上記の方法でも出力することも可能ですが、血液ガスや人工呼吸器の開始終了、副病名コードは
一番先頭の値しか出力できません。
入室患者リストの概要
入室患者リストは、リアルタイムで入室している患者を表示し、患者基本情報の確認や、印刷して患者申し送りなどに利用するための画面になります。
一部の項目は、ユーザが自由に項目名を設定し、データ入力が可能となっています。
入力した入室患者リストデータは、csv 形式ファイルでのエクスポートすることや、PDF 形式ファイルで保存して印刷をすることができます。
ベッド番号に半角英字が入らない場合は01、02の様に初めに0を入力してください。
OnePoint
項目名をクリックしテキストを編集すると、 項目名が変更されます。
詳細は項目名の設定変更に記載しています。
入室患者リスト画面の開き方
入室患者リスト画面の開き方は、以下の流れとなります。
(1) ICUData List 画面もしくは、ICUData 画面を開きます。
(2) 上部にある「入室患者リスト」ボタンをクリックします。
ICUData List 画面
ICUData 画面
(3) 入室患者リスト画面が開きます。
画面説明
入室患者リスト画面
入室患者リスト画面は、次の3つで構成されています。
(A) メニューボタン部
(B) リストヘッダー部
(C)リストデータ部
メニュー部の詳細説明
メニュー部の操作について説明します。
各種ボタン機能
… ホーム画面に戻ります。
… ICUData リスト画面を開きます。
… リストに表示する症例を絞り込みます。
… 症例を検索します。
… 入室患者リストデータをcsv 形式でエクスポートします。
… 入室患者リストデータをPDF 形式で保存します。
… リストの表示拡大率を下げます。
… リストの表示拡大率を上げます。
… リストの文字サイズを変更します。
フィルタ
入室患者リストにフィルタを掛けて、表示する症例を絞り込むことができます。例として、当日入室中の患者を表示する方法を記載します。
(1)上部にある「フィルタ」ボタンをクリックします。
(2)フィルタのポップアップが表示されます。
(3)入室中で「入室中のみ」を選択し、入室日の「~xxxx 年 xx 月 xx 日」に当日の日付を入れます。
(4) 「OK」をクリックします。
(5)入力した条件に一致する症例がリストに表示されます。
ソート
入室患者リストの症例を、ベッド番号や項目のアルファベット順でソートすることができます。例として、ベッド番号順にソートする方法を記載します。
OnePoint
ベッド番号について
10以上になる場合は01、02の様に頭文字に0を入力してください。
(1)リストヘッダー部の項目名「ベッド番号」をクリックします。
(2)ベッド番号順にソートされます。
検索
入室患者リストを検索して、表示する症例を絞り込むことができます。検索方法は、以下の流れになります。
(1) 上部にある「検索」ボタンをクリックします。
(2) 画面が検索モードに切り替わります。
(3) 表示したい症例の条件を入力し、「検索実行」をクリックします。
(4) 入力した条件に一致する症例がリストに表示されます。
チェック操作と検索
表示されている症例にチェックを付けて、チェックあり・なし検索ができます。
左の星ボタンをクリックすることで、チェックの付け外しができます。
検索は、以下の流れになります。
(1)「★」ボタンをクリックします。
(2) 「Check操作」のポップアップが表示されます。
「チェックあり検索」 … ★のチェックが付いた患者リストのみが表示されます。
「チェックなし検索」 … ★のチェックが付いていない患者リストのみが表示されます。
また、「Check 操作」のポップアップからチェックの一括操作ができます。
「現在の対象全てにチェックを付ける」 … 現在表示されている患者リストに全てチェックを付けます。
「現在の対象全てにチェックを外す」 … 現在表示されている患者リストのチェックを全て外します。
「すべてのチェックを外す」 … 現在表示に関わらず全ての患者リストのチェックを外します。
項目名の変更
リストヘッダー部は、リストデータ部に表示している項目の名称を表示しています。背景色が白色の項目は、項目名を変更することができます。
項目名をクリックしテキストを編集すると、項目名が変更されます。
OnePoint
設定した項目名を別の名称に変更すると
過去に入力したデータの名称も上書きされます。
データ入力
リストデータ部は、患者基本情報やヘッダーで設定した項目のデータを入力・表示します。
背景色が黄色の項目が、この画面にて入力可能な項目です。
背景色が黄色以外の項目は、ICUData 画面で入力されたデータを表示しています。
背景色が黄色以外の項目をクリックすると、クリックした患者の ICUData 画面が開きます。
データ入力可能な項目は、入力したい欄をクリックし
テキスト編集することで、入力ができます。
エクスポート
入室患者リストデータを csv 形式ファイルにエクスポートすることができます。
エクスポート方法は、以下の流れとなります。
(1)上部にある「エクスポート」ボタンをクリックします。
(2) 入室患者リストデータがエクスポートされます。
(3)エクスポートが完了すると、「エクスポート」ダイアログが表示されるので
「OK」ボタンをクリックします。
(4) 出力先の「データ出力」フォルダが開かれます。
出力場所)JIPAD Local(または JIPAD Internal)¥データ出力
ファイル例)JIPAD入室患者リスト_20230515155312.csv
印刷
入室患者リストデータを PDF 形式で出力することができます。
出力方法は、以下の流れとなります。
(1) 上部にある「印刷」ボタンをクリックします。
(2) 「レコードを PDFとして保存」ダイアログが表示されるので、保存先とファイル名を選択して、「保存」ボタンをクリックします。
(3) 入室患者リストデータがPDF 形式で保存されます。
(4) 保存が完了すると、ダイアログが表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。
(5) 保存先にPDF ファイルが保存されます。
画面拡大、縮小
入室患者リストの画面拡大率を変更することができます。
(1) 縮小はマイナスの虫眼鏡ボタンをクリックします。
画面が縮小されました
(2) 拡大はプラスの虫眼鏡ボタンをクリックします。
画面が拡大されました
文字サイズ変更
入室患者リストの文字サイズを変更することができます。文字サイズ変更の流れは、以下の流れになります。
(1) 文字サイズのプルダウンメニューをクリックします。
(2) 変更可能な文字サイズが表示されるので、変更したいサイズをクリックします。
(3) 選択した文字サイズが、入室患者リストに適用されます。
Japanese Intensive care PAtient Database