E03-2.JIPAD Local(Internal)を複数台で運用する方法 Mac版
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JIPAD
JIPAD
Japanese Intensive care PAtient Database
日本ICU患者データベース
E03-2.JIPAD Local(Internal)を複数台で運用する方法
Mac版
Version 2.2
変更日:2024年9月17日
ICU 日本集中治療医学会機能評価委員会
JIPAD ワーキンググループ
Japanese Intensive care PAtient Database
更新履歴
日付 | Ver. | 更新者 | 変更内容 |
---|---|---|---|
2022/8/1 | 2.0 | 改訂 FMS 19 へのアップデート | |
2023/6/8 | 2.1 | ICON | 改訂 Mac版追記等 |
2024/9/17 | 2.2 | ICON | 内容の見直し |
はじめに
複数台のPCで運用する方法は以下の二通り存在します。JIPAD LocalでもJIPAD Internalでも設定等は基本同じです。
1、FileMaker Serverで共有する こちらはJIPAD Internalでのみ適応可能です。
2、FileMaker Proで共有する
このマニュアルは後者のFileMaker Pro(Mac版)で共有する方法について解説します。
前者のFileMaker ServerをJIPAD Internalに対して使われる場合は別途御相談ください。
Windows版はこちらからご覧ください。
FileMaker ProでJIPADLocal(Internal)を常時立ちあげているPC(Mac)を用意してください。
ここではJIPADLocalに同じネットワーク内にある他のPCから共有接続をする方法を解説します。
この二台のPCのIPアドレスを事前に知っておく必要があります。
固定IPアドレスでの接続が必須です。
注意:正しくIPアドレスを設定すれば常時立ち上げるPCがWindowsで共有接続するPCがMacでも、またその逆でも運用可能です。
システム(環境)設定を立ち上げてネットワークからそれぞれのMacのIPアドレスを書き留めてください。
通常は2台とも同じネットワーク内にあるので
IPアドレスのはじめの3つの部分が一致することが必須です。
それぞれのPCのIPアドレスを書き留めてください。
例 192.168.1.XX 172.16.1.XX など
この方法で最大5台までのPCから共有が可能です。同じレコード(症例)は同時には触れませんが、それ以外の操作は5名同時でおこなうことができます。
注意事項
・JIPAD Local(Internal)が⼊っているPCのJIPAD Localを24時間⽴ち上げたままにしてください。
(できれば1日1回JIPAD Local(Internal)を閉じて内部および外部に⾃動バックアップすることが理想です。これにより不測の事態が起きても復帰できます。サーバー側からの復帰は不可能です)
・共有設定でネットワーク共有がオンになっていることを確認してください(次項)
・なおJIPAD Localが実際に⼊っている端末でしかLocalからGlobalへ症例をアップロードすることができない仕様となっております。すなわちこの方法で増設する入力用共有PCからはアップロードできません。症例をサーバーにアップロードする際は常時起動している端末からお願いいたします。
・JIPAD Localが実際に⼊っている端末のFileMaker Proと共有PCに入っているFileMaker Pro のバージョンは同じものをお使いください。例 versionが1世代違う場合は接続出来ますが2世代違うと接続できない可能性があります。
ネットワーク共有を確認
*Macの場合はウィンドウ内ではなく画面の上部にあるファイルをクリックしてください
JIPADを立ち上げ(プルダウンメニューから ファイル->共有設定->Filemakerクライアントと共有.. を選択してください。
下図のようにネットワーク共有を「オン」にします。
注意:基本的にJIPAD Local Internalをインストールした PC、および共有で使うPCのFileMaker Proの設定ではすべてネットワーク共有をオンにして使用してください
複数台で共有する作業に入ります
ここではJIPAD Localでの説明を行います。Internalでも同様の作業をお願いします。
JIPAD Local複数台で使用する方法(初回)
ここではJIPAD Localが入っているPCのIPアドレスが192.168.1.3 共有するPCのアドレスが192.168.1.Xという同じネットワーク内に2台もしくはそれ以上のPCが存在することとします。またJIPAD Localは必ず立ち上げておいてください。
①JIPAD Localが⼊っていないPC(Mac)でFileMaker Proを起動してください。
②画⾯上部にある「ファイル」をクリックしてください。
③「ホスト」にマウスカーソルを合わせ、「ホストを表⽰」をクリックしてください。
④「ホストを検索」の検索欄の隣にある「+」ボタンをクリックしてください。
⑤下記の内容を⼊⼒して「保存」ボタンをクリックしてください。
ホストのインターネットアドレス:JIPAD LocalがインストールされているPCのIPアドレス(ここでは192.168.1.3)を⼊⼒してください。
お気に⼊りのホストの名前:任意の名前を⼊⼒してください。(空白でもOKです。)
⑥「保存」ボタンをクリックすると、画⾯右側に「JIPAD Local」が追加されます。
⑦画⾯右側に表⽰されている「JIPAD Local」をダブルクリックしてください。
⑧「JIPAD Local」をダブルクリックして、アカウント名、パスワードを⼊⼒してください。
⑨下記のダイアログが表⽰され、JIPAD Localの画⾯が起動しましたら、JIPAD Localが⼊っていない端末から起動完了となります。
初回に接続をクリックした際に下記のウインドウが現れたら「常にこのホストへの接続を許可」にチェックを入れてください。
JIPAD Local 複数台で使用する方法(2回目以降)
①JIPAD Localが⼊っていないPCでFileMaker Proを起動してください。
②ホストを表示します。
③最近使った項目にJIPAD Localがあれば、コントロールを押しながらクリックしてお気に入りに追加を選びます。
④お気に入りに入った JIPAD LocalをダブルクリックすればJIPAD Localが立ち上がります。(JIPAD Localが入っているPCでJIPAD Localが立ち上がっていないとこれらの操作はできません。)
アカウント名、パスワードを⼊⼒すればJIPAD Localが立ち上がります。
こちらで複数台でのファイル共有が可能になります。
お疲れさまでした。